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第一話 「はじめまして」

 生まれて18年間、童帝(どうてい)の称号を持っている絶賛引きこもり中の俺は、今日もパソコンと睨み合っている。



 中学時代にいじめられたのが原因で、それ以来ほぼ外出はしていない。

 ずっと家にいても暇なので親の金でパソコンを買った。親の金で。



 そのパソコンでRPGをプレイしている。

 言っておくが、ドラゴン〇エストやファイナル〇ァンタジーではない。

 現実とは全く違う、胸がキュンキュンするファンタジー系のRPG。



「んっ……ふぅー……今日もやるかぁー……」

 背伸びをして独り言、いつもと変わらない。



 パソコンの電源をONにしたが、動く気配がない。

 壊れたかと思い、画面に触ろうとした瞬間、立ちくらみに似た症状が起きた。

 意識が薄れていく中、微かに可愛らしい声が聞こえる。

「こちらの世界n……a王を……ね…………」



 目が覚めた。ついでに言えば、俺の聖剣エクスカリバーも目覚めてしまった。

 目を開くと、そこには二つのpaiotuがあったのだ。

 二つのボールの持ち主が口を開く。


「起きましたか?」


 先程の声と同じような声をしていた。

 内容はあまり聞こえなかったが、多分この人だろう。

 とりあえず返事をしなければな……。


「毎朝俺の味噌汁作ってくれ。」


 可愛い子に話しかけられたら、こう言えってヒキタニ君が言ってた。俺は悪くない。


 ……案の定、沈黙が続く。


「ここは……?」


 沈黙がすごく恥ずかしかったので、無理矢理話を変えた。


「初めまして。あなたを此処に呼び出した神のヘルシィと申します。」


「呼び出した……?」


 そう言われて初めて景色が違うことに気が付く。

 見覚えがある。

 毎日欠かさずプレイしていたRPGの世界。


「そうです。ランキング上位を維持していたあなたなら、このゲームをクリアする事ができると、そう思いました。」


 なるほど。

 魔王や悪魔を倒してくれ、理由はそんな所だろう。

 だがゲームの知識はあるが、人との関わりがあまり無いのでどう接していいか分からない。

 だって神のヘルシィさんと会話しようとすると声が震えるんだもん。なにこれすっげえいい匂いする。


「ゲームの進め方は理解していると思いますので、説明は省きます。今日から頑張ってくださいねっ。」


 と、言って消えてしまった……。

 はぁ……働きたくないでござる……。


 重い足取りで街へ向かった。



 街は思った通り、すごく賑やかだった。

 現実世界で言う商店街みたいな感じ。


 今日の目標はギルドに入り、宿屋でセーブ、こんな所か。

 所持金は1500ロンド、足りないことは無さそうだ。

 早速ギルドへ行こうと第一歩を踏み出した瞬間。


「ドンッ」


 筋肉ゴリゴリマッチョマンにぶつかった。

 異世界生活は始まってもないのに、終わろうとしていた。



初めて小説を書いてみたのですが、難しいですね。

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