表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

初めての告白…という勘違い

はぁ…今日もクッソつまんねぇ一日だった。

バイトの帰り、駅で一日を反芻する。

朝から母親に怒鳴られるし、体育の授業で柔道部の馬鹿に吹き飛ばされるし、バイト先の店長にネチネチ文句言われるし。


ため息を吐く俺の隣でブスとデブのカップルが楽しそうにいちゃついていた。

こいつら何が幸せなんだか…お互い妥協しあって付き合ったところで何のメリットも無いんじゃないかと思う。

あれか?傷の舐め合いってやつなのか?俺は絶対にこんなブスとは付き合わない。


よくよく考えると俺の周りはブスばかりな気がする。

クラスの女は根暗ばかりだし、バイト先の奴らはブスばかりだ。

なんで日本にはこんなにブスが多いのか…反吐がでる。

あーぁ、せめてロシアに産まれればなぁ。

ネットで見るロシアの女の子達はみんな可愛いし、まるでゲームのエルフみたいだ。


俺は、絶対妥協なんかしたくない…したくないけど日本に俺の好みの子はあんまり居ない。

芸能人だって半分くらいしかまともなのは居ないと思っている。

だけど、そのまともな半分はみんなビッチだ。

誰かに食われた後の女なんかには興味がない。

かと、言って幼女趣味は無い。

ぼんきゅっぼんなグラマラスなお姉さんみたいなのがいい。


なんで俺は日本人なんかに産まれたんだろう?日々そう思う。

まぁ、日本人男性は日本人女性に比べて男はまともな奴が多いのが不思議だ。

大半はそこそこ見れるし、性格だってまともだ。

俺だって、そこそこのルックスだし、スポーツも勉強も普通にこなせる。


俺には妹がいるが、性格も顔も破綻している。

今朝なんて俺の事をゴミを見る目で見ていたが、どう考えてもあいつの方がゴミだ。

不良だから、塾とか言いながら夜中まで出歩くし中学の癖に彼氏がいやがる。

お洒落だかなんだか知らないが去年買った服とか着ないで親に金をせびる…俺なんか自分の小遣いは自分で稼いでるのに。

どうせならもっと可愛い妹が良かった。

同じ両親から産まれてなぜこんなにも違いが出るのだろうと思う。


俺は再度ため息を吐いた。

あぁ、世の中本当クッソつまんねぇな。


「タケルくん?」

不意に後ろから声をかけられる。

振り向くとバイト先の女が立っていた。


「あ…はい」

自分ながら間の抜けた返事だ。


「あ!やっぱりタケルくんだ!今日もお疲れ様でした!今日も店長やな奴だったね!

タケルくんばっかり叱って…接客業なんて向き不向きがあるしコンビニバイトにコミュニケーション求めんなって感じだよね!」

彼女は、ニコニコしながら近づいてくる。

なんだ?俺に惚れてんのか?


「ああ…そうですね」

気の無い返事をする。

心の中では話しかけんなブスと罵る。

ったく、怠い。

中身の無い話なんかしたくないし、女の話しなんてほぼ100%無駄話だ。


「あ!怒られた時にはコレ!甘い物が一番だよ!」

そう言ってチョコレートを差し出してきた。


ぬ!こいつマジで俺に惚れてんのか!?

チョコレートってアレだろ、好きな相手にしか渡さないやつだよな!?時期が違うのは照れ隠しなのか!?

ヤベ、急にこのブスが可愛く見えてきた。

ぐへへ、割といい身体つきしてんじゃねぇか。

少しぐらい遊んでやってもいい気がする。


震える手でチョコレートを受け取った。


くそっ!何チョコレートぐらいで俺の手は震えるんだ!

でも、よくよく考えたら他人の女から物をもらうなて初めてかもしれん。


女を見ると若干変な顔をして後ずさっている。

「あ…あたし、バイト先に荷物忘れてきちゃった!取りに帰るね!じゃ!バイバイ!」

そう言って駆け出していく。


コレはアレか?俺にチョコレートを渡せてはしゃぎたいのを抑えるためと、恥ずかしさを堪え切れないからにげだすよく、アニメであるやつか!?

なんだ、やっぱり可愛いじゃないか。

名前なんだっけ?田中だっけ?

まぁ、告白してきたら付き合ってもいいかもしれん。

いや?チョコレートを渡すくらいだからもうコレ告白なんじゃないか?

そうだよな…コレで付き合ってやらなかったら可哀想じゃないか。

俺って奴は慈悲深いからな、よし仕方ないから彼女にしてやろう。


俺はそそくさとスマホを取り出すとSNSで彼女出来たと報告する。

うん、きっとみんな驚くぞ!


その時電車がホームに入ってきた。

俺は、黄色い線の内側で待ち扉が開いたので中に乗り込んだ…が…

アレ?ここどこだ?

俺の知っている車内では無くまるで宇宙空間にいきなり飛び出してしまったかのような場所だった。

えっ!?車内にしては暗くない?

っか、星?

後ろを振り返ると、コスプレした割と可愛い女が口を押さえて立っていた。


「…誰?」

よろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ