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追憶

少女の幼少期です。

『昔むかし、おおむかし、まだ電気はおろか、機械仕掛けの道具もなかったころのこと。山をいくつも越えて、谷をいくつもまたがって、川をいくつも渡ったところに、小さな村がありました。そこには、魔法使いがいて、彼らの繰り出す魔法で、村人たちは幸せに暮らしていました。

 魔法使いになれるのは、その血筋の子供だけ。村長になれるのは、魔法使いだけ。やがて、その村では、後継ぎ争いがおこるようになっていきました。村人たちは、二つに分かれ、四つに分かれ、いつしか散り散りになってしまったのです。そのとき、魔法使いの血筋も、途絶えたかに見えました。

 しかし、魔法使いは、村を出てから広い世界に広がっていきました。魔法の教科書、つまり「魔導書」は、魔法使いに運ばれたり、自身の魔法で空を飛んだりして、これも広がっていきました。そういうわけで、いまも、魔法は世界中に存在しているのだといいます。――』


 ――ななちゃん、あなたも、その魔法使いの末裔なんですよ。

 ――そうなの? じゃあ、ななみも、まほうつかえるかな?

 ――ええ、もちろん。でもまずは、お勉強を頑張らないとね。

 ――ななみ、おべんきょう、がんばるよ! みてみて! しちいちがしち、しちにじゅうし……

初投稿です。

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