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ぶちのめしますわよ、旦那様【領主を継いだので好き勝手やてみたい別冊?】   作者: 堀江ヒロ
領主夫婦と愉快な仲間たち

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ある先輩を想う後輩の話


 最近、先輩が元気ない。

 先輩というのは、おばさまたちを除いて屋敷で働く一番年上の女の子だ。つい先日、領主様が結婚してその奥様のお付きの侍女になっている。

 やっぱり、お付って大変なんだろうな。朝食作りの当番でもないのに、朝早く呼び出されて仕事しているし。


 ーーうん。でも、やっぱり、元気のない原因て・・・、失恋だろうなぁ。

 先輩って、領主様のこと大好きだったものなぁ。

 正直、あの人を恋愛対象には見れないと思うんだけれど、好みは人それぞれだ。

 領主様はいい人だけど、恋人にはちょっと・・・って感じ。見た目もぽっちゃりしているし、カッコ良くはない。


 一方の奥様はクール美人で、ビシッとしたデキる大人の女性だ。

 でも、あんな冷たそうな女性より先輩の方が領主様に似合っていると思うんだけれど。

 先輩は奥様とは正反対で容姿は平凡だけれど、控えめで細かな気配りができる。わたしより年上だけれど、雰囲気は可愛らしい女の子だ。

 男性の意見も聞いてみようかな。


「いや~、奥様は美人っスよね。うん。あんな美人と結婚できた領主様は人生勝ち組決定っス」

 わたしに話を振られた兵士のお兄さんはそう答えた。

 彼はわたしが屋敷に来た時からお世話になっているお兄さんだ。いつも道化を演じていて、下らない冗談で皆を楽しませている優しい人なのだ。

 そういえば、暇そうに街をプラプラしてたり、小さい子の遊び相手をしてるんだけど、兵士の仕事って一体何やってるんだろう?


 わたしが別のことを考えていると、兵士のお兄さんの視線はある所へ・・・

 やっぱり、男は胸の大きさだけが重要ってこと!?

 奥様はグラマーで、先輩はスレンダーだ。なお、わたしは先輩以上、奥様未満だ。どうでも良いけど。


「いやいや、そんなこと無いっスよ。形・・・じゃなかった。性格も重要っス。きっとあの奥様なら領主様を引っ張って行ってくれると思うっス」

 今明らかに、形って言ったよね!? なおかつ性格『も』って言った!

「いや、きっと空耳っスよ」

 はぁ~。それは聞かなことにしておくからね。--で、どうしたら良いと思う?

「う~ん。じゃあ、それを知るために自分で恋をしてみるってのはどうっスか?」

 えっ? いきなり、そんなこと言われても相手がいないじゃない。

「すごい身近にそれぽい男性がいるじゃないっスか。試しにその男性をダーリンと呼んでみるのはどうっスか?」

 え~~っ。領主様をダーリンって呼ぶの?

 それって、確実に先輩がさらに落ち込むよね。優しい人だと思ってたのに、冗談でもヒドくない!?

「いやいや、違うっスよ。俺は常に可愛い子の味方っスよ」

 どうせ、わたしは可愛くないですよっ!

「いやいや、可愛いっスよ。何なら即刻結婚を申し込んでも良いくらいに」

 真剣に相談しているのに。いつものノリで茶化すなんて。--もう知らないんだから!



 側室って手もあるし、まだ諦めるのは早い。

 もう、こうなったら、わたしがサポートしてあげるからね。先輩!



 ラブコメに続きそうな流れですが、残念ながら『ラブ』なお話は基本スキップします。

 乙女回路全開な彼女の空回りイベントを文章化しようとすると、作者は恥ずかしさで身悶えて・・・更新停止してしまうことになってしまうので。





話としては詳しく書きませんが、簡単な流れとしては以下になります。


・領主様にそれとなく先輩をアピール→さりげなさすぎて理解されず

・領主様に女性の好みを聞き出そうとする→ウザがった領主にクッキーを貰って気をそらされ、失敗

・領主様の動向を調べるためをストーキング→おばちゃんに捕まり強制連行

・有る事無い事吹き込み領主様夫婦の仲を悪くしようと画策→領主が勘違いしたレイさまに折檻されるだけ

・先輩と領主様を厨房に閉じ込め二人っきりにする→普通に料理しただけで、まったく進展なし

・目線を変えるために気の弱い少年に相談→気の強い女の子に怒鳴り込まれる

・ならば女の子を集めて対策会議を開き知恵を絞る→脱線して単なるお茶会へ。さらし者になっただけの先輩、涙目

・駄目だと思うがお茶会で出た案を試す→やっぱり失敗

・領主様は兵士のお兄さんとBLな関係ではなか疑う→そんな訳ない

・実力行使で領主様に先輩を送り込み夜這いを敢行させる→当然失敗

・先輩に別の男性とデートさせて領主様を忘れさせようとする→忘れるわけがない。むしろ好意を再確認するだけ


 各項目の失敗後、兵士のお兄さんに相談するとツッコまれて、へそを曲げてしまうオチ。本人は真剣だが、ふたりで相談している様は傍で見ていると、只イチャついているだけ。


・最終手段でレイさまに先輩を側室にするよう直訴→紆余曲折あり、何故か成功?

・やりきった彼女に質問が投げかけられる。「自分はどうなの?」→兵士のお兄さんとのやり取りの様子を客観的に指摘されて、床を転がるほど恥ずかしがる


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