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異世界の天気予報士「明日、天気になーれ」  作者: 藤崎日向
はじめての異世界。
9/95

第6話「拠点を作ろう&お買い物に行こう」【改稿】

今回は、トイレットペーパーの話です。

トイレットペーパーは、シングルとダブルがありますよね。

大体の基準ですが、シングルが60mでダブルが30mなのです。

1重巻きだから60mで2重巻きだから30mで計算は合っているのですが、持ってみるとシングルの方が重いのです。

つまり厚さが違うのですよ。

だから思うのです。

ダブルをもっと長くしてと……

……えっと、では本文をど~ぞ……

5/3修正

◆◇◆◇◆◇◆◇



 まず、手始めにこの寒い土地を何とかしたい。 この地は生き物が生活するには、あまりにも過酷すぎる。 とりあえず、生き物や植物のいなかった半径10kmを自分達が生活出来るようにさせてもらう事にしよう。


 いつも通り、奇門遁甲スキルを使い半径10kmだけ温度を変更する。 まずは、気温を40度にして少し雨をふらせよう。 その方が氷、早く溶けるよね?

 多分……。

 雨と氷が溶けて水浸しにならないように、奇門遁甲スキルの天変地異で外堀をみたいなのを作って水がそこに流れ込むようにした。

 落雷で作ったので、だいぶ作りが雑で適当だ。 そのうち何とかして上手に活用したい。



 島の氷を溶かしている間は、特にやる事もないので、街にお買い物に行こうと思う。 幸いお銀が仲間になってくれたお陰で行動範囲が飛躍的に上がった。

 ……という訳で早速、異世界の街にお出かけだ。 

 この世界の人と始めて会うので、かなりドキドキだ。 女神様から頂いた知識はあるが、ことわざでもあるように『百聞は一見に如かず』というように一度は『見て・聞いて・触って』みないと安心出来ないのだ!



◆◇◆◇◆◇◆◇



 では、街に買い物に行くために早速、準備をしよう!

 よし、欲しい物リストを作成しよう。


 ①木材

 これがないと家が建てられない。

 目指せ日本家屋だからね!

 いずれ桜を植えて花見をしたいな……。

 縁側を作って、畳も作って浴衣でゴロゴロしたいな。 イグサの匂いって好きなんだよねー いずれ似たような物でもいいから作りたいな



 ②建築に必要な道具

 木を切ったり、加工したりする道具だね。

 俺が持ってきたのは、家庭用品しかも台所用品が半分以上を占める。

 ちなみに手元にある刃物は、包丁とハサミしかない。 包丁は色々な種類をだいたい30本くらい買った。 普通の包丁を15丁くらいと食パン切り包丁などあまり使わなさそうなものまで買った。

 幸い家の作り方は、頭に入っているから問題ない。 問題は、頭でっかちで技術が全くないところだ。 ただ頑張って作っていけば『不老不死』の中の1つで、能力が更新されていく力でいずれ満足のいく家が作れると思いたい。


 ③植物の種や苗木

 これから拠点になる場所には、現在何もない。 ただの平地だ。 ぽつんと家があるというのは、あまりにもさみしい。 やっぱり植物があると癒されるし、マイナスイオンを浴びたい訳だ。

 お銀に提案すると、すごく喜んでいた。

 芝生みたいなのを植えるのもいいな。 畑や水田も作って野菜や果物なども育てたいな。

 幸い奇門遁甲のスキルで育てるのも苦労しなさそうだし、あの環境では、害虫もいないしね。



 ④肥料など

 次は、植物を育てる肥料だ。 あの地は、ずーっと氷に覆われていたから、そのまま植物を植えても土に栄養分がないので、なかなか育たないのではないかと考える。 本当は、芋やクローバーなどを植えたりしながら開墾していけばいいのだが、それは今後土地を開拓する時にでもやっていきたい。

 拠点である家の周りは、すぐにでも充実させたいのだ。

 この肥料だが、お銀に乗って幾つかの山から少しづつ良い土もらって、それを空間収納すればいいのではないかと考える。

 そういえば、牛や馬・鶏などの家畜も欲しいな。 糞は、肥料になるし、卵や牛乳も欲しいからな。

 そうだ! 家畜にも眷属化出来ないかな。

 あれを出来たら、牛乳を飲み放題だし、卵も産み放題。 無精卵だから不老不死にひっかからないし……。 牛乳や卵もきっと毎日レベルアップして美味しくなるに違いない!

 俺の全てを超越した運勢なら多少の無理も通るはずだ。

 よし、家畜を眷属化するぞ~



 ⑤食材

 最後は、やはりコレである。

 前日の夕食の残念シリーズは、さすがにこのまま続けていきたくない。 食生活を豊かにすると、人間ゆとりが生まれるのだ。 あの残念シリーズでは、心のゆとりは決して生まれない。 生まれるのは、心細さだ。

 『あぁ、異世界に来てまで何しているんだ俺は』となりかねない。

 とりあえず、食材を片っ端から買いたい。

 調味料も必要だね!



 あれ……そういえば、俺こっちのお金持ってないな……。

 でも多分、大丈夫だ。 大丈夫だと思いたい。

 俺の運勢ならいわゆるテンプレ的な事が起こるに違いない。

 お金が地面に落ちていたり埋まっていても不思議ではない。

 前向きに考えないと異世界では生きていけない……。


◆◇◆◇◆◇◆◇



 よし、欲しい物リストもリストも出来た事だし、早速お銀にお願いして街までお買い物に出かけよう。

 お銀に街までどれくらいかかるかと聞いた所、だいたい半日くらいで着きますとの回答が返ってきた。 それに一度いけば、帰りはテレポートであっという間に戻って来られる。

 生活魔法もチートレベルになると何でも有りなような気がしてならない。

 まあ便利だから文句はないのだが……。

 昔、よくテレポート出来たら学校に行くとき、遅刻スレスレまで寝ていられたのに……とかいう懐かしい事を思い出した。 やっぱり今考えても、あの頃に欲しいスキルだったな……。



 さてと、準備も出来た事だし、この島を出てお買い物に出掛けよう!

 とりあえず海岸まで、お銀の背中に乗って行く。

 (抱きついてモフモフしているのだが)

 そういえば、ここまで来るまでにお銀にどうやってこの島まで来たのって聞いたら海面を走ってきたのだそうだ。

 よくあの体調の悪い中、大丈夫だったものだと感心した。



 今回は、俺の天変地異の能力で海を割って行く事にした。

 海を割ることで魚貝類も拾えるし……。

 拾ったお魚や食べれそうな貝は、空間収納にしまっておいた。


 食べる事や売る事も出来るし、これっていいんじゃないのって思っていたら、人魚さんがちょうど割れ目で泳いでたらしく怪我をさせてしまっていた。 平謝りをして、怪我を治しておいた。

 そしたら鱗が剥がれる病気になっていたとの事だったので謝罪の意味も込めて、そっちの病気も治療してあげたら、とても感謝された。

 まあ、途中のハプニングは幸いその程度だった。

 そういえば、人魚からは病気を治してくれたお礼と言って高級なお魚を沢山プレゼントされた。

 まあ、予想していたのと違う感じでお金の都合がついたので、結果オーライだ。

 なんか、拾った魚貝類と貰った高級魚とかで市場を開けるくらいの量になった。

 明日は、魚を売りにいくぞ。

 普通は、冒険者ギルドに登録して、この人の魔力すげーってな感じになるだけど、だいぶ予想の斜め上? にいってるな。

 多分、明日はこの人すげーってなるんだろうな。 漁師さん的に……。

 まあ、安全にお金を手に入れる事も出来そうだし文句を言ったら罰があたるな。

 よし! 女神様に感謝しよう!



「南無~」



◆◇◆◇◆◇◆◇


 向こう岸の海岸に着いたのは夕方になった。

 この辺りも、今住んでいる島から近いのでかなり寒さが厳しい地域だ。

 しかも昨日から雨を降らせている為、温度も低くなって、海岸には誰もいない。

 とりあえず、自分の周囲の天候を曇りにして雨を止ませた。



 そういえば、今日はご飯を食べていないな。

 シーフードカレーを作ってもいいんだが、せっかく新鮮な魚貝類を獲ったのだ。

 この日は、魚貝類に軽く醤油で味付けして食べる事にする。

 人魚から貰った高級魚を焼く。

 そのままでもいいのだが、やっぱり醤油で軽く味付けをする。

 醤油だけだが、シンプルなだけに素材の味が活きてとても美味しく感じられる。

 あぁ、俺に魚を捌く器用さがあれば、お刺身でも食べられたのに……。 自分の不器用さが憎い……。 でも魚を捌き続ければ、きっと達人になれるはずだ。


 お銀には、焼いて醤油をつけずに、そのままあげた。 お銀も満足そうだ。

 今日は、ここの海岸に泊まろう。

 テレポートで島に戻ってもいいが、なんかこっちの方が、景色が良いしね。

 よし!明日は念願の街に行くぞーー!

お読み頂きありがとうございます。

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