EX第6話「星空とトカゲとサボテンと」
残念なお話。
少し前の話になりますが、サッカーの日本代表が予選で負けてしまいましたね。
その翌日、秋葉原駅構内でサッカーのユニフォームを売っていました。
そして翌週に、日本代表の限定カミソリが入ってきました。
さらに汗拭きシートも。
全て残念な結果になっていました。
ちなみに全く売れなくなった汗拭きシートを捨て値の50円ほどで少し買いました。
あぁ50円でも売れないんだなと思い、流行は大事だなと痛感しました。
あのユニフォームは、数年お蔵入りでしょう。
日本のユニフォームのデザインが……。
だめだ……後ろに名前が入っている。
スポーツ用品店の人、頑張って下さい。
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異世界生活5日目。
本日から、この世界を見て周る予定だ。
本格的な活動は、明日から追々やっていくとして今日は、ここいら一帯の調査だ。
お銀達の探索で、あらかた終わっているので、その報告で気になった点を幾つか解決する予定だ。
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まずは、サボテンとトカゲ。
これだ。
……というか、このあたりには、それしかないとの事だ。
とりあえず、この二つの生態を調べてみよう。
そして出来る事ならトカゲは、飼いたい。
そして癒されたい。
癒し担当は、うちにはいっぱい居るが、それぞれに個性があるから増えても全然問題がないのだ。
ただ『みどら』と少し被りそうだが、あの子は活動的だから癒されたい時にいない事の方が多い。
それに、今いるメンバーはテキパキとしている子達だから、ノンビリしていそうなトカゲ君は新たな俺の癒しになるのだ。
ちなみに俺もノンビリ派だ。
トカゲ君と怠惰な一日。
休みの日なんか最高だ。
よし!何とかして手に入れよう。
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家から一歩出て荒野に出る。
砂埃がひどく、暑そうだ。
ちなみにその暑そうは、奇門遁甲スキルで解決だ。
快適な生活に、この奇門遁甲スキルは欠かせない。
酷暑の中での活動は、昔居た地球でコリゴリなのだ。
アスファルトと排気ガスで、気温以上に暑く感じる夏。
俺は、そこから卒業したのだ!
少し熱くなり過ぎた……。
お銀に案内され、ノンビリと荒野を歩いて行く。
途中にサボテンがある。
うむ。まさしくサボテンである。
ただトゲが少なくちょっとノッペリとしているがサボテンだ。
ふむ。
そういえば、サボテンステーキは、サッパリとして美味しいとの事だったので、何本かのサボテンの枝を切って少しずつ拝借するとしよう。
とりあえず、切り口には回復魔法と生え際には、土魔法で少しだけ改善。
あんまり供給を過剰にすると、反対に枯れてしまっては困るからね。
とりあえず、頂いたサボテンは夕飯の食卓に並ぶ予定だ。
それから三十分ほど調査をしていたら、待望のトカゲ君がいた。
お銀達から聞いた通り、体長が大きい。
そしてノロノロとゆったり歩いている。
お銀から『捕まえてきますか?』と言われたが、自分で行くと言って、トコトコとトカゲ君の近くまで行く。
どうやらこのトカゲ君、天敵がいない為か俺から一向に逃げようともせずにノンビリと歩いている。
とりあえず、トカゲ君の前に立ち塞がって、空間魔法から新鮮な菜っ葉を口元に出してみた。
トカゲ君は、立ち止まって何のためらいもなく食べ始めた。
『むしゃむしゃ』とゆったりとした咀嚼で食べているのが可愛い。
トカゲ君の目の前に新鮮なキャベツを一玉置き、トカゲ君の背中をペチペチと叩いたり、食べている頭を撫でたりするが、トカゲ君はそれに何の反応もせずキャベツを『むしゃむしゃ』と、マイペースに食べている。
そして食べ終わると、何事もないかのようにまた歩き始めた。
あぁ……何か癒される。
きっとクラゲが好きな人もこんな感じで癒されるんだろうなぁと思い、トカゲ君を見送った。
……で、飼おうと始めに思ったけど、あんな感じなら、このままの方がいいかなと思い、飼わないで休みの日に探してエサをあげる方向にシフト変換する事にした。
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トカゲ君とお別れして、更に半日ほど歩いてもサボテンと偶に見かけるトカゲ君くらい。
お銀達が言うには、お銀の足で半日の距離はだいたいこんなモノだそうだ。
ふむ。
なら、明日はこの荒野から抜けるのを行動指針として動く事にするとお銀に告げて、自宅に帰る事にする。
テレポートでひょいっと帰って、夕飯の準備を始める。
今日は、牛肉のステーキとサボテンのステーキだ。
俺とアラクネさん達は各一枚ずつ。
お銀達には、牛肉のみを三枚だ。
お銀達、獣っ子シスターズにこのサボテンのステーキを一口あげたのだが『これは、ステーキではないです!』と俺に訴えてきた。
俺とアラクネさん達は、サッパリとした味で好評だったのだが……。
ちなみに俺は、あんまり味のない物が好きだ。
豆腐でも濃厚じゃなく、値段が安くて味のホトンドしない水っぽいのをよく好んで食べる。
だからこのサボテンステーキは、自分的にかなりレベルが高い料理だ。
アラクネさん達もこの味が好きそうなので、俺の薄味レパートリー料理を食べさせてあげるのもいいかもしれない。
獣っ子シスターズには、不評だと思いながら、少し外に出て星空を見上げる。
昼間は、砂埃であまり空気が良いと思えないが、夜だ砂埃がおさまって、満天の星空が見える。
その満天な星空をしばらく楽しんでいると、みんなが俺を探しに外までやって来た。
どうやら、お風呂の時間みたいだ。
呼びにやって来たみんなと満天の星空をしばらく楽しんで、家に戻った。
うん!この満天の星空のある世界の崩壊なんてナンセンスだね。
俺は、この世界を救う決意を新たに、みんなの待っているお風呂に向かった。
夏かぜ引きました。
そんな訳で少し間が空いちゃいました。
まだ本調子じゃないので、少しのんびりとした更新になりそうです。
読者の皆様も夏かぜにはご用心を。




