第57話「 お見合いパーティ 」準備編
アクセス数のお話。
だいぶ前から思っていたのですが、この「小説家になろう」のアクセス数って本当に合っているのでしょうか?
何故、そのような疑問があるかと申しますと、私の作品のアクセス数は大体1万くらいなのですが、たまにバグって1000強とか200弱の時があるんです。
実はそっちが本当なのかもって思ったりして。
だから実際は200くらいないのでは…と思う時があるのですよ。
だって1万といったら凄い数ですよ。
お友達100人どころか現在3人くらいしかいない私から見るとあまりに現実味のない数字なのですよ。
もし仮に100倍に水増ししていると言われても信じられます。
それどころか、200倍でしたといわれても納得してしまいそうです。
例えば、これを読んでいる人の8割が「小説家になろう」のスタッフさんだったり…
と、そんな事を考えながらアクセス数を見ている藤崎です。
最近、島を歩いていると女性の姿が多く見受けられる。
そういえば、女性だけの種族がここ最近多く移住して来ているのだ。
ラミアさんとかヴァルキリーさんとかサキュバスさんとかである。
その理由は、この島のデザートという魔物に心を奪われて … だ。
現在の島の男女の比率は、女8:男2の比率である。
ちなみにこの異世界の全体における男女の比率は、男6:女4である。
このままだと、この島の女性は嫁き遅れてしまうんじゃないかと思った。
それに、海岸の街から移住した若い未亡人の方達も結構多いのだ。
是非とも幸せな生活をもう1度味わって欲しい。
でもこのままでは、そういった日がなかなか訪れないだろう … 。
むむっ … 拙いというか、このままだといかーん!
という訳で、急遽『第1回お見合いパーティ』の開催をする事に決定した。
ちなみに独身の女性だけでなく独身の男性も参加OKにする。
勿論、妻帯者は不可である。
この計画は、この島だけでは当然無理なので、お知り合いの方達にも協力を仰ぐことにした。
親交の深い(信仰とも言う)ビスキャットの領主さん、海岸の街の幹部さん、西の大陸の国王様に協力をお願いする。
この人達は、俺に物事を頼まれたりすると何故か嬉しがるちょっとご奇特な人達なので、島の島民にいい人(男女問わず)を探す為に協力をお願いする事にした。
ちなみに今回の企画である『お見合いパーティ』の趣旨は説明してある。
その事を聞いた、西の前国王が参加すると息巻いていたので却下した。 かなり撃沈していたが気にしない。 だって、あなたには奥さんがいるでしょ。
何々、今いる奥さんが怖いから新しい奥さんが欲しいですって?後で奥さんに伝えておきますから覚悟しておいた方がいいですよ♪
その後は、まあ予想通りの結果なので、ここで書く必要すらない。
話は戻って、今回の募集条件には
①島に移住出来る人。
②人種や地位などに偏見のない人。
③モフモフを心から愛せる人。
④あまり地位の高くない人。
⑤とても優しい人。
⑥人外でもOKな人。
とかなり特殊な事まで盛り込んだ条件でお願いした。
最悪、ビスキャットの領主さんや西の大陸の国王さまみたいな人が30人程集まればいいなぁ … と思っていた。
本当のところは、これに見合った人なんてあまり来ないと思っていたが … 。
かなりいたー!!
それも予想以上にいっぱい。
今回募集したら、海岸の街で50人、ビスキャットの都市で100人程、西の大陸の王都で1000人強。
(ビスキャットでは、領主さんが立会いの下厳しく審査した為かなり絞られたがこの人数である)
特に西の大陸では、国王さま主催だから規模が半端なく大きくなった。
しかも、あの条件を絞っての人数だ。 人外好きにも程があるだろー!
とりあえず人員の最終選別は、領主さん達の【部下の奥さん】にお願いする事にした。
今回の婚活のターゲットは、島の女性なので、女性視線がいいかと思った為だ。
選別は部下の奥さんに依頼したが、タダじゃ悪いのでお金でもと思ったが、奥さん達が俺達の島の特産品が欲しいと言ったので、手元にある『アラクネさんの特製ハンドタオルで大丈夫ですか?』と聞いた所、目の色を変えて『私達に全てお任せ下さい。 しっかり身元を確認して恥ずかしくない人材を派遣します』と頼もしい言葉を頂いた。
そして、この企画が成功した際には、島の名産の1つである蜂蜜を1人2個とあまり多くありませんがプレゼントしますよと伝えたら、歓声が沸き、さらにやる気が出たようだ。
思いもよらず大人数が集まったので、島民にお見合いパーティーの件を大々的に告知した所、独身の18歳以上の方の7割近くが参加を申し込むという結果になった。 なんでも、今回是が非でも見つけたい訳じゃないけど、もし縁があればいいかな~という若い男女が多かった。 ただ、あちらの参加者は本当に結婚したい人だから、その点は真面目に考えるように伝えた。
それに、このパーティは島主催だけど、島の人だけでなく、違う地域の人同士でも婚活をしてもらっても構わないようにした。
今回見つからなくても、第2回を今度は違う地域でやってもいいと思うしね♪
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今回の『お見合いパーティー』の幹事は俺、由布小太郎である。
幹事する本人が結婚してないのによくそんな余裕があるなぁと言われそうだが、俺には奥さんこそいないが、愛すべき家族(眷属たち)がいるので問題がない?!と思う。
そういえばセイレーン達が、俺がその様な事を言ったら、私達もパートナーが欲しいと言い出した。 セイレーンさん達は個体で卵を産むから男性が必要と思わないので、きっと飼い主を募集しているのかなぁ?と悩むところだ。 今度その件で1度ゆっくりお話ししてみようと思う。
とりあえず、日程や開催する場所なども決めないとね。
まあ、開催する場所は、俺の住んでいる所になると思うけど、そうしたら場所作りや料理のメニュー、プログラムなど決めないといけないね。
ただ今回は、俺がプログラムを作ってみたいな♪
まあ大まかに作って、あとは他の人に意見でも聞いて修正すればいいかな。
なかなか楽しくなってきたな。
▼ そんな訳で【第1回お見合いパーティ】のプログラムを作ってみました ▼
①はじめの挨拶(5分) 小太郎
②来賓の挨拶(5分) 西の国王さま・ビスキャットの領主さん
③椅子取りゲーム(30分)
休憩(10分)
④フォークダンス 教える時間(10分)
⑤フォークダンス(50分)
お昼(60分)
⑥相性占いをしよう(30分)←自分の性格をみよう
⑦相性の良い人同士グループ分けてみよう(30分)
休憩(5分)
⑧相性の良い人と歓談しよう(120分)
休憩(5分)
⑨気になった人とお散歩しよう(30分)
⑩気になった人と連絡先を交換しよう(30分)
⑪おわりの挨拶(5分)
以上
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色々な人に意見を聞いたところ、こういった事は初めてなので勝手がわからないので、これでいいんじゃないと言われ、このプログラムで決まってしまった。
駄目なところは、次回工夫すればいいのである。
予想以上というか、原案が通ってしまったので準備にとりかかるとしよう。
まず開催日だが、まだ現時点で奥さん達の最終選考が終わっていないというか、これから決めるのだ。
そのような理由もあり、開催日は1ヵ月後を目安に設定した。
ちなみに島で今回参加するのは、女性陣174人と男性陣21人である。
そういう訳なので、今回他の地域で募集するのは200人くらいだ。
それ以上は、こちらの手が回らないというか目が届かない。
何故かというと、パーティ後の連絡する手段やデートする場所までこちらで面倒をみる予定だ。
ちなみに今回の連絡期間は3ヶ月までだ。
それまでに手紙のやり取りを週に1回とデートを月に1回。
1度目は、ピクニック。(秋限定。皆で行く)
2度目は、海。(季節は選べる)
3度目は、桜の世界樹。(時間は選べるようにした)
1度のデートに20組ずつ予定している。
この世界では、交通の便が発達していないので、デートは同じ所になりがちだ。
なので、ちょっとこちらでサポートする訳だ。
ちなみに3度目のデートにはプロポーズして貰えるように、時間を選べるようにした。 ただイメージ的にちょっと卒業式っぽいけどね。
で、この3ヶ月までの期間に結婚までいかないと残念ながら終了である。
これに関しては少し厳しいようだけど、無料というか慈善事業なのでそこは勘弁して貰いたい。
この事は、告知をする時、一緒に説明してある。
皆には一期一会を大事にして貰って是非とも自分に合った結婚相手を見つけてもらいたいものだ。
まあ、1回じゃなく最高3回まではデートで会えるんだけどね。
ただ1回で片方が会いたくないと言えば勿論そこで終了する。
今回の開催場所は俺の住んでいるところに決まった。
なので、パーティ会場を作らなければならない。
今回も妖精さん達に手伝ってくれるようにお願いする。
妖精さん達だが、婚活パーティには参加しないが、当日に裏方の料理を一緒に作るという方で参加する。 空間収納に入れとけば簡単と思われるが、妖精さんがお店を出した時の練習も兼ねる為、その日に作る事にしたのだ。
今日手伝ってもらうのは、テーブルやイスなどの家具作り。
外に置く用に作っている。
ただ、妖精さん達は、お菓子より作るのが慣れている為か、簡単に作っていってしまう。
結局3時間足らずで作ってしまった。
あと、シートみたいのもあればいいけど、それは当日に貸し出せばいいね。
といった具合で準備が滞りなく完了した。
で、1ヵ月後パーティ当日がやってきた。
お読み頂きありがとうございます。
今年も花粉症がだんだんひどくなってきました。
ちなみに鼻風邪と花粉症の見分け方ですが、花粉症の方の場合、目が痒くなるのが特徴と言われています。
まあ、あくまで簡単な目安です。
とりあえず、この季節に目が痒くなったら花粉症かもと思い、杉やヒノキと闘う覚悟を決めた方がいいかもしれません。




