第52話「 ドワーフさん達の今後 」
微妙なお薬あれこれ
よく二の腕の赤いブツブツを取るって新しいお薬出ましたよね?
あれって、実はケラ〇ナミンやフェ〇ゼアなど尿素10%~20%配合の薬とほぼ一緒なんですよ。 ただ量が少なくて値段が高いだけです。
ほかにも、キズ跡を治すアット〇ンもム〇の会社(痒み止め有名な会社)のリペア〇クト(ケラチナ〇ンとかと一緒のコーナーにありますよ)にほぼ似ているけど、〇ヒの会社の商品が断然お買い得。量があって、安いです。
他にもドリ〇ルの成分が蕁麻疹の薬(レスタ〇ン)と同じ成分だったで値段は1/3くらい?だったり。このお薬は、鼻炎薬などの副作用で眠くなるを利用したものなんです。
なので結構、鼻炎薬って活用方法あるんですよ。
結構、お薬を調べると面白いです。
ただ、ずーっと居ると声かけられますけどね~
前話のあらすじ
ドワーフの郷の現状を翌日、皆で見に行く事になった。
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既に、夕方になっていたので、俺達の泊まる小屋を作成する事にした。
ちなみにドワーフさん達はテントを張って生活をしている。
ドワーフさん達の作ったなかなか快適そうである。 さすが物作りの達人達である。
ドワーフさん達が良ければ1つ貸そうかと言われたが遠慮した。
ここで俺達の実力(主にアラクネさんのだが … )を見せておこうと思ったのだ。
なんといっても、小屋作りに関してはアラクネさん達は1流なのだ。
いったいこの数ヶ月で彼女達はいくつの小屋を建てたのだろうか? 振り向けば小屋である。
そんなアラクネさん達は、ものの10分もしないうちに小屋を完成させてしまう。
ドワーフさん達もさすがにびっくりしている。 まさかたったの10分で建てると思っていなかったからな。
アラクネさん達はさらに、井戸を5つ15分もしないうちに作ってしまう。
ドワーフさん達は300人くらい居るのに1つだと足りないと思ったからだ。
ドワーフさん達は、ミケを見たとき以上の衝撃を受けている。
あちこちで『ばかな』とか『信じられん』とか驚愕の声が聞こえる。
俺もアラクネさん達に任せて遊んでばかりはいられない。
アラクネさん達に頼んで、たこ焼きの型を作ってもらう。
1回に240個作れる物をだ。 たこ焼き粉を作り、お銀にイカタコもどきをカットしてもらって、ドンドン焼いていく。 俺のピックさばきは、誰にも止められない。 クルンクルンと舞わして(すでに舞う領域に達したのだ)イカタコもどきを入れたこ焼きを量産していく。 俺のピック捌きにこども達のハートを鷲掴みだ。 表面に油を誑して(人誑しでなくたこ焼き誑しの領域だ)クルンクルン。 出来上がったら空間収納にポイ♪っと入れる。
アラクネさんと俺の夢の競演にドワーフさん達は目を瞠っている。 俺はこのたこ焼きの舞を1時間程続けて周りが引くくらいのたこ焼きを作ったのだった。 ちなみに島民に配る分まで作った。 そのせいでイカタコもどきは、足だけでなく全て使ったが … 。
俺のたこ焼きの舞が終わると、ドワーフさんやアラクネさん達が立ち上がって拍手喝采していた。
出来る男は違うのだよ(キラリン)
早速出来上がったたこ焼きを皆で食べる事にする。 今日は、たこ焼きが夕食だ。
ドムズさんのお土産に買ったお酒を出す事にした。 まあ状況が状況だし、ドムズさん達には玩具だけで我慢してもらおう。
俺が空間収納からお酒を出すとドワーフさん達から歓声が上がった。 お子さん達と女性の方達には、デザートでも食後に出してあげよう。
ドワーフさん達も久しぶりのお酒らしく、テンションがMAXの状態である。
その雰囲気は凄まじいもので、お酒を出したら出した分だけ飲んでしまいそうな恐れが出てきた為、半分くらいにしておく事にした。
せっかくなので、おつまみも出す事にした。
近いうちに買出しに行かないといけないな。
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夕食が始まった。
たこ焼きはなかなか好評である。
ただ、結構な感じで口の中をヤケドしている(笑)
はじめにパクッと1口で食べて熱い思いをするのだ。
それを見て、どうしたのだ?と違う人がパクッと。 してヤケド。
その間に始めの人が『うまい!』というのを聞いて新たな人がパクッと。 よく分からない連鎖で次々とヤケドをする人が続出。
ちなみに俺はヤケドしない。
で、俺達の夕食だが、ミケには、お魚をあげる。
大きなお魚を3匹あげる。
ミケは、頭3つあるからな。
頭1つにつき1匹である。
どうやって食べるのかな~?
… 分離して3匹になった … 目の錯覚じゃないよな?
うん3匹いる。
足が短いダックスだ。 胴体も1/3くらいになってかなりスマートだ。
全て1/3になるからそうなちゃったのか?
う~ん … 合体ロボ? スライム? ケルベロス? 頭が混乱してきた。
★ 結論 ★
異世界のケルベロスは分離出来るらしい。
ミケ1号+ミケ2号+ミケ3号=3獣合体:魔獣ケルベロスだ。
異世界の犬は合体出来る?
… いい勉強になった。
ネコも少し気になるが次にいってみよう!
お銀やお糸・アラクネさんとみどらは勿論たこ焼きである。
ちなみにみどらは、熱々のたこ焼きを食べてもヤケドをしない。
火を吐けるので大丈夫らしい。 俺もあの件でファイアブレスを使えるようになったので口の中をヤケドしない。 どうやら俺も耐性がついたらしい。 熱々のラーメンでも一気に食べれそうだ。 履歴書の特技欄に書けるかな?【熱々のラーメンをふ~ふ~せずに食べれます】みたいな事を。 多分、採用担当の人からふざけていると落とされる可能性大だけど、奇特な人なら気に入ってくれるかもしれん。 まあ俺が採用担当なら間違いなく落とす(笑) 俺は常識人なのだ。
しばらくすると、ドワーフさん達が酔っ払って歌を歌い始めた。
なんか楽しそうに歌って騒いでいるので、俺は1度島に戻ってセイレーンさん達を連れてきた。
セイレーンさんは、俺に会うと始めキョトンとしていたが、皆が陽気に歌っているから来ないか? と言ったらすぐに皆が集合した。 で、すぐさま島にテレポート。 所要時間5分の早業である。
ドワーフさん達は、セイレーンさん達を見て、1度は止まったが、さすがは酔っ払い。 セイレーンさん達が歌い出すとすぐに先程の喧騒さを取り戻す。 いつの間にかセイレーンさんと肩?を組んで歌って
いる者も現れるくらいだ。
そんなドワーフの男共とセイレーンさん達を横目に俺はデザートを作り始めていた。 今回はアイスである。 バニラビーンズはないが、そんなの関係ない! お銀に手伝って貰いながら、ミルクアイスを作っていく。 何故、アイスかって? まだ噴火の余熱で熱いからだ。 そうだ!かき氷も作っていこう。 あの着色料いっぱいの魅惑のシロップはないが、蜂蜜や果物はいっぱいある。 はちみつにクラッシュしたフルーツを入れてシロップらしきものを作る。 うん!微妙だ。 ただし凄く冷たい。 冷たきゃある程度美味しく感じられるので問題ない。 このカキ氷に関してはお銀の独壇場だ。 氷魔法と風魔法を駆使してドンドンかき氷を作っていく。 アラクネさん達にでっかい皿を作って貰って、取り分けるようにした。 皆がそこに集まり涼を楽しむ。
そんなこんなで、宴は夜が更けるまで続いた。
ちなみに宴が終わった際、疲れて寝てしまったセイレーンさん達をきちんと巣まで運びました。
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翌朝というか昼前に皆がダラダラと起きる。
久々に騒いだせいか皆の顔色が昨日より明るい。
… ただ、これから住んでいた郷を見に行くのだ。
皆の顔に緊張の色も少し窺える。
朝食兼昼食をして郷に向かう。
ここから郷まで徒歩で約2時間くらいかかる。
来た時は、馬車で疾走した為15分で着いたが、歩いて行くとそれくらいかかる。
テレポートでピョーンでも構わないが、それはさすがにタブーだろう。 周りの様子をみながら徐々に覚悟というか受け入れる気持ちを固めていくのだから。
皆で歩いて郷に向かっていく。
歩いて30分を過ぎた辺りから、徐々に景色が変わっていった。
木などが、徐々になくなっているのだ。
さらに15分を過ぎると、それが顕著にあらわれる。
そこは、すでに跡地というか何もないからだ。
土砂が流れ込み、これ以上先に行っても何もない事が窺える。
それでもドワーフさん達が先に進む。
で、歩き始めて2時間後、郷にというか郷のあった場所に着いた。
辺りには何もない。
ドワーフさん達は、黙って周りをみていた。
15分くらいして、黙って引き返し始めたので、まとめてテレポートした。
ドワーフさん達ビックリである。
だって帰り道に、重い雰囲気で帰るのなんて真っ平御免である。
そんな訳で『えいやっ』っとテレポート。
とりあえず、皆あっという間に『ただいま~』である。
まだ呆然としている長老さんの所に行ってこれからどうするか聞いてみた。
長老さんが、まだオタオタしているので、3時のオヤツを作り始める。
いつものホットケーキである。
2時間くらい歩いて小腹が減ったので、お腹にたまるものにしたのだ。
それにストックも減ってきたし。
今回はせっかくなので、アラクネさん達にも作り方を伝授する事にする。
30人いれば、普段の30倍早くなる。
もう俺もホットケーキの免許皆伝レベルまで到達したと思っているので、弟子をとる事にしたのだ。
アラクネさん達に1枚づつフライパンを渡す。
きちんと名前を書いておく様に!
アラクネさん達は、Myフライパンを持てて嬉しそうだ。(ちなみにお糸だけは、持っている。)
で、ホットケーキの作り方を教えていく。
まあ、生地を作って焼くだけなんだけどね。
それでも始めてのお料理だから皆さん緊張気味だ。
まあそれでも、初めての割にしては、なかなかの出来具合だ。 褒めてあげて、お皿に盛り付ける。
とりあえずアラクネさん達に、1人10枚焼いてとお願いする。
俺は、焼かれたホットケーキに蜂蜜を付けて空間収納にいれていく。
そんな作業を1時間。
皆のオヤツが出来たので、ゆっくり食べながら今後の事を聞く事にした。
「これは、なかなかいけますな」
と長老がホットケーキを美味しそうに食べながら話す。
女性も子どももとても美味しそうに食べている。
長老だけでなく他の男連中も美味しそうに食べている事から甘い物もいけるようだ。
今度、チョコレートでも作って贈ってあげよう。
結構、お酒とチョコって相性いいからね。
それはともかく今後、どうするかと聞いた所、此処に住むか新しい住処を探しに旅に出るか今後、話し合いをして決めるとの事だ。
まだ決まった住処がないようなので、俺達の島に誘ってみる。
是非とも来て貰いたいものだ。 もし来て貰えたら、異世界感がグ~ッと出てくる。
とりあえず、その事を提案したら1度皆で話あって決めるので時間が欲しいとの事だ。
3日後くらいに来れば大丈夫?と聞いたら、今日の夜に話し合いをして明日の朝には結論を出すとの事だ。
翌朝、長老さんから島に移住するので宜しく頼むとの返事を貰った。
▼ 後日談 ▼
長老さんを島に招待して1年後。
俺と眷属+妖精さん達でドワーフさん達の前に居た郷に訪れている。
まだ土砂で埋もれている。
俺達の熟練された技術で、土砂を取り除く。
そのついでに、使えそうな鉱石類は空間収納にしまっていく。
今回俺達が来た理由は、鉱石類の回収と山の再生である。
俺達の島には鉱石類が少ないとドワーフさん達が嘆いていたのを聞いて今回来たのだ。
で、ついでに山も再生させようとこちらを訪れたのだ。
そんな訳で、どんどん土砂を取り除いて、平地にする。
さらに土魔法で土を元気にする。
土を元気にしたら、空間収納に入っている木を植えていく。
そのような作業を1ヶ月くらい続けて山を再生させた。
最後に奇門遁甲スキルで火山活動を大人しくさせて完了だ。
その後ドワーフさん達を呼んで、再生した山を見せたら嬉しそうだった。
やっぱり生まれた所が再生されたら嬉しいよね♪
で、小屋をいくつか建てる。
今後、こちらに来て鉱石など取るときに仮住居に出来るようにだ。
それと、温泉も作った。 火山といえば温泉だ。
鉱石を取った後、温泉で疲れを取って貰おうと考えての事だ。
と、まあこんな感じでドワーフさんの元いた郷は新しく生まれ変わった訳だ。
お読み頂きありがとうございます。
最近、更新が遅くなってきてしまいました。
前書きをなかなか書けずに残念無念です。




