第48話「 孵化して半年経ちました! 」
ブランデーケーキが好きです。
お酒は飲みませんが、ブランデーケーキは大好きなのです。
ちょっとアルコール分が高いのが好きです。
そして思いっきり、染み込んで飽和状態を超えたのが好きです。
レーズンが入っているのでも大丈夫です。
ちなみにラムレーズンも好きです。
ラムレーズンのアイスも好きです。
もちろんワインゼリーも好きです。
甘いのも甘くないのもいけます。
日本酒ゼリーもいけます。
寒いと食べたくなるデザートさん達です。
『 みどら 』 がタマゴから孵って半年が経過した。
みどらは、3ヶ月を過ぎたあたりから、空を飛べるようになった。
大きさも今では、俺の肩くらいだ。
当然、もう抱っこなんてしてない … いや、してるのだ。
みどらは、もの凄く甘えん坊で、お空を飛べる3ヶ月を過ぎた頃から抱っこするのが辛くなり、俺が 『 もうみどらは大きくて抱っこ出来ないから、自分で歩いてね♪ 』 と言ったら、間違った方向の努力をしてミニドラゴン化を習得してしまったのだ。
大きさは、生まれたくらいのサイズがお気に入りらしい。
たまに小鳥サイズになって、俺の髪に埋もれている。 俺の頭は、巣じゃないぞ! ちなみに、俺の髪型はアフロではない!
まあ、可愛いから全て俺も許してしまうのだが … 。
でも、まだ孵って半年だから仕方ないのだ!
よく3歳までは、たっぷり愛情を注ぎなさいと聞いた事もあるし ( 人間の場合だけど … )
ドラゴンだから、10歳くらいまでなら無条件の愛を注いでもいいかな? と思うのだ!
お銀やアラクネちゃん達もとてもとても可愛がっている。
しかも素直でお利口で、愛嬌もあって可愛いし、我が儘も言わない。
言うのは 『 きゃう、きゃう 』 くらいである。
もう皆のアイドルである。
鉢巻さんだけでなくトカゲさんも間違った崇め方をしてるし … 。
- 『 みどら 』 様を褒め称え隊 -
鉢巻さんを含めトカゲさん達全員が入隊している。
ちなみに、鉢巻さんを含むトカゲさん達は遠くから見守っているだけである。
5m以内に入ってはいけないルールらしい。
で、みどらちゃんが寝て俺が離れると、鉢巻さんがそれを見計らってやって来て、みどらのご機嫌具合や体調を聞くのだ。
面倒臭いったらありゃしない。 『 自分で見て来い! 』 って言ったら、お願いしますって土下座までする始末。
仕方ないので、毎日報告している … 。
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俺達のやっている森の再生活動はというと、今日で完了する予定だ。
今日もお銀やアラクネちゃん達は平常運転。
ちなみにみどらは、俺の背中におんぶされている。
背中越しにおんぶされているみどらは、夢の中である。
よくおんぶされていると、心臓の音で子どもは、安心出来ると聞いた事がある。
きっとドラゴンも同じなのだろう。
お仕事をしている時は、常におんぶだが、ぐずった事がない。
ドラゴンのぐずる光景も見た事がないんだけどね。
まあ、そんな感じでお仕事の進み具合もいい。
で、計画通りなら半年もかからないじゃん。
と言われそうだが、始めの頃は、2日に1日働くペースだったのだ。
みどらはまだ小さいから俺が毎日働くと疲れるからね。
それに2日に1日の仕事も始めは半日くらいしか働かなかったしね。
と、まあそんな感じで予定が狂った訳ですよ。
ただ、その代わりにみどらは、風邪1つ引かないし … 前述した通り良い子に育ってくれているので後悔なんて、これっぽっちもしていない。
お銀やアラクネちゃん達ともコミュニケーション取れているしね♪
それに急に環境を変化しなかったお陰もあり、森全体が元気いっぱいだ。
これこそ怪我の功名。 みどらちゃんナイスである。
で、そんな感じで森の再生化が成功した訳だ。
ちなみにお銀は、既に3ヶ月前に仕事を終え、森の中を巡回している。
たまに珍しい植物を取って来てくれるので有り難い事だ。
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さあ、仕事が終わったので開拓村に戻ろう!
トカゲさん達が頑張っている溜め池作りも完成1歩手前だ。
そして、完成間近の時、事故が起こった …
重傷者8名、死者5名の大惨事だ。
あの鉢巻きさんも重傷者に入っている。
そして … 俺は、血を見てぶっ倒れた … 。
だって血の海だもん … 。 仕方ないよね?
俺が3時間後に、目を覚ますと、俺は布団の中にいた。
ちなみにみどらもおんぶされていたので、一緒に気絶した。
みどらは、隣の布団に寝かされている。
まあ、みどらの場合、俺に押しつぶされたんだけどね。 ゴメンナサイ。
お銀やお糸・アラクネちゃん達は、心配そうな顔で俺とみどらの周りを取り囲んで見守っていた。
どうやら布団に寝かせてくれたのは、彼女達のようだ。
普通の布団でない … 。
特製布団を作ってくれたようだ。
『 手間をかけさせて、すまんね 』 と言うと 『 大丈夫ですか? 身体に異変はありませんか? 』 彼女達は、心配そうに声を掛けてくる。
『 前回と同じ貧血です … 』 と言うと、一様にほっとしていた様だった。
そんな彼女達にお礼を言って頭を撫でてあげる。
緊張が解けたのか泣いちゃったアラクネちゃんも居たしね。
で俺は布団から起き上がって、早速みどらを回復魔法で治す。
みどらは起きてキョロキョロ辺りを見回していた。
俺はみどらにも謝ったが、貧血で倒れた俺に潰された事を覚えてないようだった。
あっ … そういえば寝てたな。
寝ながら気絶に移行すると、夢などみるのかなぁ?
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そんなお馬鹿な事を考えていたら、離れた所からすすり泣いた声や、苦痛でうめく声が聞こえてきた。
あ … すっかり忘れてた。
そういえば鉢巻さん達は、俺が生き返らせたり出来るの知らなかったしなぁ … 。
ただ、血見たくないなぁ … 。 と思いながらも、苦しんでいたり、悲しんでいるのを長引かせる訳にはいかないと、覚悟を決めて鉢巻さんの所へ向かった。
当然、皆も一緒に行く。
秘策、我に有りだ!
その現場に行くと、既に血は洗い流され、怪我人は部屋にまとめられ、寝かされているとの事。
何で最初に怪我人を優先したかと言うと、死んだ人は苦しんでいないが、怪我人は痛みに苦しみ続けているからだ。
で、その部屋の近くに来ると、うめき声が聞こえる。
俺は、秘策 『 お糸に目隠しをして、手を引っ張ってもらう 』 を発動し、鉢巻さんの所へ向かう。
これで、俺への精神的ダメージは半減だ。
ちなみに、消毒した臭いやうめき声で少し想像してしまうので半分くらいはダメージをくらう。
鉢巻さんの所へ行ったら、お糸が鉢巻さんの肩へ俺の手を持っていく。
後は、回復魔法をかけて完了だ。
そんな感じで残り7人の所にも行き、回復魔法をかけていく。
ものの10分もしないで治療完了である。
ついでなので、軽傷者も治してあげる。
軽傷者は、目隠しをしている俺の前に来て貰って、順番に治していく。
これも10分くらいで完了だ。
何か周りが騒がしいが、まあいいだろう。
それよりも、回復したようなのでちょっとだけ精神ダメージが減った事の方が大きいのだ。
次にお亡くなりになったトカゲさんの所に引っ張って貰う。
場所はそんなに離れていない為、目隠しを取るのが面倒だからだ。
その部屋の近くに来ると様々な泣き声や悲痛な声が聞こえてくる。
で、お亡くなりになった5人のトカゲさんにも回復魔法をかける。
最近、回復魔法をいっぱい使っているからかもしれないが、1分で死人も全回復だ。
10分もしないうちに全員元気である。
しかも持病なども消えて、120%元気である。
周りから驚愕の声が聞こえるが、まあいいだろう。
そんな感じでトカゲさん達は元気になったのだった。
今日の夜も雨だが、涙雨じゃなくて良かったね。
歓喜の雨で良かったよ。
▼
ちなみに、今日の夕飯はカレーを作った。
あの1件以来、夕飯の担当は俺になった。
こればかりは、譲れないのだ。
そしてこのカレーなのだが、トカゲさん達に大いに受け入れられた。
スパイシーな辛さに心を鷲掴みにされたそうだ。
ただナンなのが、頂けない。
俺はご飯派なのだ!
今日は、皆疲れたからカレーにしたのだ。
カレーは、食欲がない時でも何故か食べられるのだ。
まあ自分に限った事かもしれないが、でも最近では、カレーは飲み物論があるくらいなのだから。
で、トカゲさんのカレーには、あの辛い調味料をドバーっと入れる。
そしてナンだが、ホットケーキやクレープ・お煎餅をいっぱい作った為か、焼きレベルが上がった為か相当美味しいらしい。
ただ俺は、ご飯派だから1口も口にしてないけどね。
悲しい事に今では、ご飯派は俺1人になってしまった。
ちなみにお銀とみどらは、魔獣の肉にカレーをかけている。
みどらは、ご飯派にしたかったが … 残念だ。
食後俺の周りにトカゲさん達が集まり、鉢巻さんが1歩前に出て、
「 本日は、お助け頂きありがとうございました 」
と、土下座していた。
トカゲ文化は、ドラゴン信仰と土下座で成り立っているみたいだ。
『 気にしないでくれ 』 と言っても、ダメだった。
結局、みどらと同じく信仰の対象にされてしまった。
俺は、トカゲさん達がカレーのご飯派になってくれたらいいですよ。 と言ったのだけど、何かうやむやにされて却下されたんだよね。
そして …
『 小太郎教 』 うわ~… ここに黒歴史が誕生したのだった。
お読み頂きありがとうございます。
今日、雪降っています。
慣れていないので大変です。
明日、仕事で転びそうです…
「雪よ…止むのじゃ~」
「晴れて溶けて~」
「夏よ涼しくなれ~」
「冬よ暖かくなれ~」
と、季節ごとに常に思っています。
明日、外に出たくないな…




