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異世界の天気予報士「明日、天気になーれ」  作者: 藤崎日向
商業都市に行こう!
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第39話「 家を手に入れる為に頑張る! 」

喜多方ラーメン

皆さん、喜多方ラーメンはお好きですか?

私は、大好きです。

大好き過ぎて、関東から福島まで食べに行ってしまったくらいです。

…都内でも食べれる? って知っていますよ。

本場で食べたかったのです。

日帰りで4杯食べました。

これは浪漫なのです!

餃子食べに宇都宮へ2時間、ラーメン食べに喜多方へ5時間。

でも1時間掛からない銀座の寿司屋さんには怖くて行けずに笑われる♪

お馬鹿な庶民な私。

あ~ラーメン!

前話のあらすじ


俺とお銀は、家を買う為にイベントを求め、街を散歩するのであった。



しばらく歩いていると、何か嫌な気配がする … その場だけ温度が急激に下がった感じ。 これは、悪霊か生霊か …


 一般的に死んだ霊より生霊の方が力が強いといわれている。 まあ、一部の例外があるが。 何故に生霊が強いかといわれているかというと、それは「 想いの強さ 」 にあるらしい。 まあ今回は、どちらか分からないが。

 とりあえず、原因の場所を探ってみる。 探った先には、他の屋敷より3倍くらい大きな屋敷があった。 よし! 怨念を除霊して土地を手に入れるチャンス到来だ。


 ならば、それらしき格好をしなければ! 俺とお銀は島に戻る事にした。

 … で、どんな格好をするかって ? 虚無僧か山伏か陰陽師のどれにするか迷ったけど、今回は陰陽師にする事にした。

 何故かというと、 お銀 ( 狐役 ) とアラクネさん( 土蜘蛛しかり女郎蜘蛛しかり )が居れば陰陽師しかないでしょ? とりあえず、アラクネさん達に糸を貰って森の妖精さん達の所に行く事にした。

 早速、森の妖精さんに絵を描いてお願いしてみる。 森の妖精さん達は、食い入るようにその絵を見ると、俺の寸法を計ってチクチクと作りだした。

 そのスピードが早い事。 1時間もしない内に作りあげてしまった。

 お礼に先程買ったメープルシロップを一瓶プレゼントした。

 森の妖精さん達は、これから土と雪の妖精さん達とこのシロップでお茶会をやるって大喜びだった。

 そういえば、アラクネさんの糸で作った初めての服がコレとは … 1回だけは勿体ないし、スゴく着心地がいいので部屋着にでもしようかな。


 そして、出来上がったので先程の場所に戻る。 お銀には、フェンリル本来の大きさに戻ってもらう。

 屋敷の傍で 「 この屋敷から妖気を感じる。このままだと、この屋敷の住人は遠からず病に倒れるだろう。くわばら。くわばら 」 とわざと屋敷の門番さんに聞こえるように言うと、それを耳にした門番さんが俺達の所におそるおそる近づいてきて、


「 大変申し訳ないが、少しお時間を頂けないか 」


と丁寧な口調でいい、もう1人居る門番さんに向かって 「 おい! 」 と言うと、片方の門番さんが心得た! とばかりに屋敷に走って行った。

 俺とお銀を呼び止めた門番さんは


「 先程呟かれた言葉だが、実は何人かの呪術士にも言われた事があるのだ。 貴殿は、白銀の狼を従えている高名な呪術士の方と見込んで、我が主に会って頂けないか。 先程、屋敷に向かった者が直ぐに戻って来る。 どうかお願い出来ないか? 」


と、必死な形相で俺達に頼み込んできた。 小太郎が、


「 今までも、高名な呪術士にお願いしなかったのか? 」


と門番さんに聞くと、


「 何人かの高名な方にお願いしたのだが、全て失敗に終わってしまったのだ 」


と、話ている所に先程の門番さんが、執事っぽい人と主っぽい人を連れて戻って来た。

 ふむ、執事っぽい人だけでなく、主っぽい人まで出迎えて来るとは、深刻な状態のようだ。

 主っぽい人は、30代後半で貴族の割に身体つきがガッシリしている。

 執事っぽい人は、70代くらいの品のいいお爺さんで昔のアニメにいた執事さんってな感じだ。

 屋敷の主っぽい人が


「 お止めして申し訳ないが、少し時間を頂けないだろうか? 」


と腰を低くしてお願いしてきた。

 小太郎にとっては、予定通りなので、頷いて一緒に屋敷に入る。

 屋敷は、なんともいえない重い空気が漂っていた。 時折、俺に障ろうとしたりするが、障れば即除霊するようにしておいた。 残念ながら聖魔法を極めた俺には、どんなに強い怨念だろうが効かないのだ! 即除霊だ! 成仏なら霊にとって良いことだが、除霊は霊にとって苦しいのだ! 俺に触れる者は火傷するぜ! 男なら1度は言いたい台詞だ! この場合全く意味が違うけどね(笑)

 そして、主 (判明した ) と居間に入った。 主が


「 貴方がこの部屋に入ったら、少し空気が軽くなったように感じるのだが、何かされたのか? 」


と俺に聞いてきたので、


「 私とここに控えているお銀には聖なる魔法が遣えます。 多分此処にいた怨霊は、それを嫌がり出て行ったのでしょう 」


 俺がそう答えると、主が 『 なるほど … 』 と呟き、俺にこの屋敷事を話始めた。



「 これは先代から聞いた話なのだが、この屋敷の土地は、昔戦争で負けた貴族の物で、当然取り壊されたのだが、この場所というか位置が良い為、その時に功のあった先代の祖父が当時の王から下げ渡されたとの事だ。 本当なら、縁起でもないし断りたかったが、王にそのような事も言えず、かと言って違う場所に家など建てる事も出来ずにここに家を建てる事になったらしいのだ 」


 まあ、確かに土地を頂いて違う土地に家などを建てたら王様も不快な気分になるだろうし、仕方ないちゃあ仕方のない事だよね。

 これが所謂宮仕えの恐ろしさなのかねぇ …

 まだ主の話は続く


「 その貴族は、冷酷な性格だったらしく自分の家の使用人達を薬を使って人体実験にしていたらしい。 当然犠牲は付き物で、この家で50人は下らない人達が犠牲となってしまったとの事だ 」


 俺の中では、それどころじゃない霊が見えている。 と、なるとこれらの霊は引き寄せられたものに違いない。 俺がざっと見たところ300ほどの霊が縛られている。

 そこで俺が主に向かって


「 どうやら、この屋敷は霊を呼び寄せる場所に変化してしまったようだ。 これでは高名な呪術士にも手が負えないだろう 」


 ちなみに300程の霊が居ると伝えると、主だけでなく執事まで呆然としているようだった。

 しばらくして、少し立ち直った主が俺に向かって


「 私が出来る謝礼なら何でもするから、どうか助けて貰えないか 」


と土下座した。 この事態に執事さんに助けを求めようと目を合わせようとしたら、執事さんも一緒に土下座していた。

 シュール過ぎる絵だ。 お銀はというと 『 さすがはご主人様です 』 みたいな瞳で見ているし、居た堪れないので、すっかり土地の事をお願いするのも忘れて、


「 お任せください。 この地に居る怨霊達を成仏させてみせましょう 」


と言ってしまった。 『 覆水盆に返らず 』 って、あぁもう仕方あるまい。

 とまあ、成仏をさせる事にした。

 すぐにエイヤって一言でも成仏させる事も出来るが、それだと全くありがたみが湧かないという事で 『 御護摩祈祷 』 をする事にした。

 で、御護摩祈祷ってよくテレビや神社などでやっているキャンプファイヤーのミニ版でその前に立ってエイヤってするやつね。 なんかこれの方が霊験あらたかな感じがするし、この屋敷が呪いから解放されたって感じもするしね♪

 とりあえず、翌日に成仏させる儀式をすると伝えて屋敷を出た。

 俺とお銀は、翌日 『 御護摩祈祷 』 に使うキャンプファイヤーのミニ版を作る為に島に戻る事にした。 



 翌朝、俺とお銀は護摩祈祷をする為に朝から屋敷にいた。

 護摩祈祷をする場所は、昨日の部屋を使わせて頂く事にした。

 俺が儀式の為に木を組んでいると、そこに7歳くらいの男の子と5歳くらいの女の子がやってきて


「 何してるの? 」 「 触ってもいい? 」


とか聞いてきた。 まあ特に触っても怪我しないものだし 『 触っても良いよ 』 と言うと、トテトテ近づいてきてペタペタと木材に触ったり覗きこんだりしていた。

 その時にその子ども達を守ろうとする霊がいたのだが、きっとこの子達のお爺さんやお婆さんだろう。 その霊は、俺達を見て軽く黙礼をしていた。 あぁ … 少し心が痛い … すぐやらなくて申し訳ございません … もうちょっとしたらやるのでお許しください。


 そんな感じで、1時間程して準備が完了した。 自分で言うのも何だが、なかなかの出来だ。 周りにいる屋敷の人達も興味深気に見ている。 先程の子ども達もお母さんと一緒に見ている。

 どうやら先程の子ども達は、屋敷の使用人のお子さん達みたいだ。


 とりあえず、護摩祈祷を始める事にする。 火がパチパチとなりやがて炎となる。 なんか炎を見ていたら、いつの間にかブツブツと歌を口ずさんでいた。 他の人達は、俺が祈祷を始めたと勘違いして神妙な顔付きになっていた。 まあ、始めから適当に呪文っぽいのを唱えるつもりだったが … 。

 なんか歌っていたら気分が乗ってきたので踊ってみた。

( 端から見たら怪しい踊りであるが、炎と祈祷だと信じていたので皆がありがたや~みたいな感じで拝んでいた )


 そんな適当に踊る事1時間! やっと歌と踊りに満足した俺は、一言 『 成仏しなさい! 』 怨霊は天に召された♪


 屋敷の者達は怨霊達が光輝き天に召されるのを見て涙を流していた。

 ちなみに子ども達を守っていた霊は、ここにいる。 だって守護霊だもん。 天に召しちゃったら、これからどうするの。

 そんな感じで、屋敷の怨霊退治は終わったのであった。



 その光景を見た屋敷の主は、ひどく俺に感謝し、再度何か願いがないか聞いてきた。当然このチャンスを逃す訳にはいかないので、どこかに余っている土地を融通してもらえないか聞いてみた。

 すっかり俺の事を崇拝してしまった主が


「 こちらである程度の場所なら用意出来ますが、どんな場所が宜しいですか? 」


と聞いてきたので


「 街の外れで結構ですので、少し広い土地を頂けませんか? 」


と、お願いすると主が執事に向かって 『 聞いたな 』と言い、執事も 『 全身全霊を持ってあたります 』 と気合い充分で探すのを請け負ってくれた。


 それはそうと、この街って誰でも簡単に入れて、防犯って大丈夫なんですか? と始めに疑問を持った事を聞いてみると『 身分証は必要ですが、お持ちでないんですか? 』 と聞いてきたので素直に 『 持っていないので、土地とか持つのは無理ですか 』 と聞いたところ、私が身分証を作りますよと言って執事さんに判っているな視線を投げかけると、承知しました目礼をし、無事に身分証を得る事が出来たのだった。


 … で、この主の身分はというと、予想通り街の領主様でした。

 ちなみに、家を建てる土地は3日以内に探してくれるとの事。

 それまで、屋敷に留まって下さいと言われたが固辞して、反対に家が完成したら、招待する事を約束したのだった。

お読み頂きありがとうございます。

前書きはお酒に酔って書いていません。

お酒を飲まずに書いたものです。


そういえば、「 デスマ 」 がとうとう書籍化しますね♪

何時来るかと構えていましたが、とうとう来ましたね!

デスマFUNの私としては嬉しい限りです!

ルル最高!!

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