第25話「おいでやす、小太郎の住む島へ」【改稿】
宇都宮の餃子は素晴らしいです。
宇都宮で餃子を食べるまでは、特に餃子は好きでも嫌いでもありませんでした。
ただ1度友人と、宇都宮の近くを通るから雑誌に載っている有名店にでも行ってみよう!と軽く考え、見事に虜になりました。
ちなみにオススメは宇都宮駅の前にある餃子館の本店です。
他にも有名店もまわりましたが、あそこはほとんど待たずに食べられるのです。
待たないというのがポイント高しです。
興味のある方は行ってみて下さい。
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今日の予定は、お銀と島を一周することから始める。
もともと動物さんたちが少ない島だったので、昼までには北区に移動させることが出来た。
次に、島の区ごとに温度や気候などの設定を変更させる。
ちなみに北を少し冷たくし、反対に南に向かって暖かい温度にした。
区の境目にはわかりやすく川を作ることにした。
ここを越えると、気温が変わりますよーという合図と氷を溶かしたので水を逃がす為だ。 生活用水や飲料にも使えるしね!
それにより、気温差などによる動物さんたちの事故等が少ないと思ったからだ。
今後は、橋などを作成する予定だが現在のところ後回しである。
ちなみに、俺のいる中央区は一番小さい区だ。
それでもおよそ半径10kmくらいある。
他は、だいたい均一に近い大きさにした。
今まで住んでいた北区に移動した動物たちや妖精たちにとって、今回の区の整理によって狭くるしい思いをしていないかというと、もともと土地が余っているので 問題はないみたいだ。
今回、虎の獣人さんたちに住んでもらうのは、日本と同じ四季のある場所だ。
まだ俺の心のどこかにまだ日本を想う気持ちがあるんだろうか。
いずれは、この島に富士山みたいな山でも作ってみようかな?
……で、麓にはみんなで入れる温泉を作るというのも有りだな♪
ただその山には眺めるだけで登りたくないけど……。
登山家じゃないし、そこに山があるから登るのだ! という考えは存在しない。
まあそれは措いといて、とりあえず虎さんたちの住居区域を最優先で作ってしまおう。 急いで作らないともう時間がない。
予定より動物さんたちの民族大移動に思ったより手間取ってしまった為だ。
まず、天変地異の地割れで川を流れる溝を作ってしまおう。
前回は落雷だったが、どうやらこっちの方がいいような感じだ。
今日のこれからやる事を決めると、
①北区に行ってこれから地鳴りとかするので慌てないようにお願いする為テレポートで向かう。
②次に、この島の温度の調節をする。
と、そんな感じだ。
……で、明日のお昼くらいまでには、虎の獣人さんの開拓組を迎え入れるといった流れである。
◆◇◆◇◆◇◆◇
最初に雪の妖精さんの所へと向かう。
事情を説明して雪の妖精さんに、これから天変地異で地割れを起こすので、かなり揺れますから動物さんたちの事をお願いできますか?
と聞いたところ、『わかりました。 動物たちには伝えますね』神獣さんや妖精さんは、どうやら動物さん達に話すというか意志を伝えるような事が出来るみたいなのだ。
お銀も動物さんたちを移動させていたしね。
今度、そこら辺を聞いてみよう。
あと、1時間後くらいに始めますね! と伝え、自宅に戻る。
今度は、お銀やお糸とアラクネさんたちにも伝える為である。
これから俺が作る島の感じは、大きく7つくらいに分けようと考えている。
その方がわかりやすいし、管理もしやすそうだからだ。
今後、場合によっては変更していかないといけない箇所や付け加える箇所があるかもしれないが、大まかに決めておいた方が対処しやすいしね!
とりあえず、お銀やアラクネさん達にも伝えたし、1時間ほど経ったので始めようと思う。
一応、妖精さんの所にも行き、状況の確認とこれから始めますよと伝えに行ったら、いつ始めても大丈夫との事なので早速始めてしまおう。
地割れは、極力ゆっくりなるべく揺れないように慎重に行う。
揺れないように慎重にやっているが、それでも結構揺れる。
ちなみに3時間くらいを掛けてどうにか終わらせた。
出来上がった溝の深さはだいたい3m弱である。
◆◇◆◇◆◇◆◇
とりあえず、終わった事を妖精さんたちに言いに行く。
妖精さん所に行くと、妖精さんや動物さんたちが揺れの影響か少しグッタリしていたので、みんなに回復魔法をかけてあげる事にした。
もう回復魔法をばんばんかけていく。
動物たちも回復魔法になれた為か1時間もしないうちに、全員かけ終わった。
ついでにモミの木バージョンの世界樹にもかけていく。
周りの様子を見ると、妖精さんや動物さんたちは地震前よりも元気になっていた。 回復魔法、万能説が浮上した。
これで心配していた問題も片付いたので、自宅に戻りお銀やアラクネさんと桜の木バージョンの世界樹にも回復魔法をかけていく。
ちなみに、アラクネさんは通常より弱めにかけた。
何故かというと、これから土木作業が待っているからだ。
いつもみたいに失神されては困るのだ。
次に、虎さん達の住む場所の温度をあげることにした。
今回は、急ぎなので砂漠と同じくらいで温度を60度と高めに設定する。
その間にアラクネさんたちに土魔法で土木作業をやって貰う。
今回、土木作業をお願いする箇所は先程作った溝の箇所だ。 あそこが川になるのだ。
結構急な勾配になるので、丈夫に作ってくれるようにお願いした。
ちなみに雨を降らすのは、アラクネさんたちが土木作業を終わらせてからだ。
そしてその間に、俺はお銀とお糸を供に虎の獣人さんの村へいく。
今回、久々に俺と一緒に行動をするので、お糸はご機嫌だ。
お糸には人化をお願いをして、環境作りに必要な土と木を貰いに『呪われた山』と『エルフの里』へと向かうことにした。
まず、最初に『呪われた山』へ行く。
ここでの目的は、栄養のいっぱい詰まった土を貰うことだ。
さすがに、あの溶かしたばかりの地面に栄養素のどの期待など出来ない。
いつもと同じ様にお銀に頼んで、山の表面の所を薄く分けてもらう。
そういえば、この山もいつまでも『呪われた山』という名前も考えものだ。
もう浄化され、本来の豊かな山になっているんだからね!
こんなに豊かな山なのに、そんな名前なんて山に対して失礼だ。
以前俺が見つけた黄金は人には、見つかる心配はないし、1度街の幹部のハーベルさんに相談してみよう。
次に『エルフの里』に行く。
エルフの長さんに、森の木を少し頂きたいとお願いすると、快く承諾を得られた。
お銀とお糸に頼んで、元気のない木や日陰になっていてあまり成長の良くないのを選んで貰って行く。
とりあえず、そんな木を2千本くらい貰った。
あとでこの木に回復魔法をかけてあげれば、立派に生長をしてくれるだろう。
途中、お銀やお糸が少しへばったので回復魔法を何度かかけてあげた。
この森も適度に木を間引く事により環境は整えられるはずだ。
まさに一石二鳥である。
最後に行くのは、街である。
すでに夕方になっている。
街に行くといっても、今回は山の名前を変えに提案する訳ではない。
今回の目的は、道具屋に家を作る為の日曜大工に必要な道具を買いに行くのだ。
虎の獣人さんたちの道具は、少し拝見したが古いし数もあまりない。
そこで俺が買うのだ!
幸い、お金もあまり使ってないからいっぱいある。 ちょとした小金持ちである。
そんな訳だから少し多めに買う。
空間収納内でお金をねかせているのは勿体無い。
是非、この機会に有意義に活用したいと思っている。
……と思っていたら、道具屋の女の子と奥さんが高熱を出してぐったりしていたので治してあげたら、お礼に3割程引いて貰った。
何でもお得意様割で1割、前回のお礼で1割、今回の治療で1割とのことだ。
どうも俺が買いに行く店は、気前が良すぎる。 色々心配である。
とりあえず、潰れないように『南無~』してみる。
『良い事、ありますよ~に』
「わかりました」(ボソッと)
むっ、何か聞こえたぞ……
目を瞑ると、女神さまの顔が見えた気がした。
街での用事が終わったので島へと戻る。
島に戻ると、アラクネさんたちがグッタリしていた。
俺が川になる所をみると、もう完璧に出来上がっていた。
しかも、今日作ったとは思えないようなそれは立派な作りだ。
確かにこれだけの物を作るとなると、アラクネさんたちの魔力も空っぽになるはずだ。
とりあえず、普通に回復魔法をかけて起きてもらう。
みんなを家に戻らせてから、奇門遁甲スキルで雨を降らす。
熱帯雨林気候のスコールみたいなものを降らして氷を溶かす予定だ。
他の地域は、特に急いでないので予定通りの気候や気温で少しずつ変えていく。
その作業が終わったので自宅に戻った。
◆◇◆◇◆◇◆◇
自宅に戻ったらまず1番疲れておろう、アラクネさんたちに、先にゆっくりお風呂に浸かって貰うように指示を出す。
お銀やお糸も頑張っていたが、途中途中に俺が回復魔法をかけてあげたので、まだまだ余裕である。
皆さんがお風呂に入っているので、夕飯を作ることにする。
今日の夕飯はカレーである♪
皆さん疲れているし、こんな時は飲み物? であるカレーが大活躍なのだ!
最近お銀やアラクネさんたちもちょっとずつカレー慣れをし始めているので、特にご不満な様子もない。
ご飯を食べたら、既に半分夢の世界に入っている。
アラクネさんたちを自室のベッドに寝るように伝えてから、部屋ごとに行ってご褒美用の回復魔法をかけて、そのまま寝かせてあげる。
その後にお糸にもご褒美をあげてから、お銀にモフモフして寝るのだ。
よし! どうにか大きな準備は終わった。
明日のお昼には、虎の獣人さんが島にいる予定だ。
その前に、土を撒いて木を植えないとね!
さて、明日も頑張るかな。
◆◇◆◇◆◇◆◇
翌日、虎の獣人さんの住む予定の区にお銀と一緒に行くと、いい感じで氷も溶けていた。
よし、では早速『奇門遁甲スキル』で季節を変えよう!
う~ん、そうだな……まず春にしよう!
虎の獣さんたちには、これからの心機一転の為にも春から頑張って貰うのだ!
雪解けの季節という意味も含めてね!
よし! ではここいらで気合を入れて。
「エイ、エイ、オー!!」
『ワォーン!ワォーーン!ワォーーーン!!』
俺が気合を入れると、お銀も興奮して遠吠えをしていた。
あ……お糸やアラクネさんたちがやって来た。
「主様、どうなさいましたか? お銀さんの遠吠えが聞こえましたが」
との問いに俺は答えられなかった。
すっごく俺は恥ずかしかった。
ごめんね……アラクネさんたち、わざわざ様子を見に来てくれて。
夜、ご褒美の回復魔法をレベルアップしてあげるから許してね。
ちなみに、俺の掛け声はアラクネさん達には聞こえなかったらしい。
まあ、一般人だしね。
次に、午前中にやることは『呪われた山』で採ってきた土を撒くことだ。
とりあえず、全体でなく集中して撒くことにした。
撒き終わったら、アラクネさんたちに土魔法をかけてもらう。
なんかアラクネさん達が魔法をかけたら雑草みたいのも少し生えてきた。
まあ、そこいらの土を無差別に採ってきたのだから、少しくらいあったのかもしれない。
それが終わったら、エルフの里から採ってきた2000本の木を植える。
木を植え終わったら、1本1本に回復魔法を丁寧にかけていく。
む~。 回復魔法は通常は1魔力を消費するが、2000本を植えたのに殆どというか全然疲れない。
もう深くは考えまい……。
回復が終わったので、木を見てみると。
あれ? 大きくなっていないか?
むー、なんかちょっとした森になっているぞ。
本当にどうしたのかな、俺の回復魔法。
生長促進の付加効果も出てきちゃったのかなぁ。
試しに牧場に帰ったら、家畜さんたちにもかけてみようかな。
始めの3日以降、元気だから放っておいたけど。
午後、俺とお銀が虎の獣人さんたちを迎えに行く。
村に着くと、すでに村人さん達が準備して待っていた。
その中心には、村長のレーシアさんがいる。
なんかリュックみたいなのも背負っているし、どうやら村長さん自身が来るみたいだ。
とりあえず今回、虎の獣人さんたちは30人程来て、家などを作るそうだ。
本当はもっと希望者がいたのだが、残った村のことを考えると、これが限界とのことだ。
その代わりに村長さんは、こちらで指揮を執ることにしたらしい。
まあ、そこまで気合を入れなくても……と言いたかったが、とてもその様なことを言い出せるような雰囲気でもない。
でも、ここは一言かけないといけない空気だったので、
「虎の誇り高き一族たちよ! ここに俺たちの楽園を築くのだ!! この場所こそが安寧の地だ!! 各々、気合を入れろ!! エイ、エイ、オーー!!」
『エイ! エイ! オォオオオオオーーー!!』
「ワォーーン!!ワォーーン!!ワォーーーン!!」
小太郎はご存知の通り、結構ノリのいい男である。
(精神的に追い詰められて、ちょっとおかしくなったかもしれないが……)
そして虎の獣人たちは、とーっても熱い人種である。
(村長さんや住人たちは、小太郎の演説と自分たちの今後を考えて燃えに燃えていた!)
そしてお銀は、ただただ本能に従って吠えていた。
(実際に何も考えておらず、小太郎の最後の掛け声の部分に反応しただけだ)
三者三様である。
ただ、なんとなくまとまったのだ!!
結局、それが重要なのだ! ……たぶん?
少し経って落ち着いた頃、村長さんに村に残る獣人さんのことを聞いた。
他の村人たちは、向こうで家が完成してから来るそうだ。
それまでに、5日で用意出来なかったものなど、準備するそうだ。
それとやはり家畜を連れてくるので、エサ等も用意したりと村に残っていても大変らしい。
ただ、今までと違い将来が見えるとのことで、率先して頑張っているとのことだ。
虎の獣人さんたちにテレポートをかけ、小太郎の自宅近くへと行く。
シンボルの世界樹を見せておこう思ったからだ。
虎の獣人さんたちは、島の世界樹の木を見て呆然としている。
しばらくすると、虎の獣人さんたちは、木に向かって『南無~』してた。
やはり、この世界樹? の美しさのあまり見入っていた。
それから、虎の村長さんが、
「小太郎様、こちらのこの世の物と思えない美しい木は何ですか?」
と聞いてきた。
他の獣人さんも俺の回答を一も洩らさないよう耳を傾けている。
「えーと、世界樹だけど」
「エルフの世界樹と違う気がするのですが?」
「女神様が俺にプレゼントですって……」
「女神さまが!?」
虎の獣人さんが世界樹の樹と俺を交互に忙しそうに見ている。
……と、大きな声を出していたので、何事かとアラクネさんたちがやって来た。
あれ? 何か虎の獣人さんたちが少し元気ない。
虎の村長さんに聞くと、何でもアラクネさんの事が少し怖いとのことだ。
さっきまで、あんなに威勢が良かったのに。
ちょっと怯えている虎の獣人さんたちにお糸とアラクネさんたちを紹介する。
小太郎は、虎の村長さんにちょっとびびり過ぎだと思っているが、それは小太郎とこの世界の一般の人と認識の違いでアラクネさんたちは、実をいうとかなり強いのだ。 しかも、ずーっと働いているので、本人たちの自覚が無いまま、さらに強くなっている。 特に土魔法は、毎日のように土木作業をさせられているから、以前よりずっとパワーアップしている。
それを虎の獣人たちには本能で分かるのだ。
ただ小太郎は、神獣のお銀がいるせいで、かなりそこら辺が麻痺しているのだ。
次に、牧場に案内する。
この牧場の家畜達を見て、村長さんが目を見開いていた。
何故そんなに驚いたのか話を聞くと、健康状態がとても素晴らしいく、体躯も普通の二周程大きいとのことだ。
毛も艶があって申し分ないし、筋肉の付き具合もまた素晴らしいとの事。
『私達も家畜がいるので、どうすればあのような状態になるのですか?』と聞かれたので、はじめに回復魔法をかけて後はアラクネさんにお願いしていると答えたら、何とも残念そうな顔をしていた。
……俺は知っている。
虎の獣人さんたちは、アラクネさんが怖くて話しかけられないのだ(笑)
ひと通り、小太郎たちの住んでいる区の紹介が終わったので、今度は雪の妖精さんたちが住んでいる場所に行くことにした。
ただしこのままだと、虎の獣人さんたちが風邪を引いてしまうので、奇門遁甲スキルでみんなの周りの空気を暖かくする。
さて、これからテレポートだ。
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ということで雪の妖精さんのところへやって来た。
俺たちが来ると、雪の妖精さん達がわらわらとやって来た。
とりあえず、虎の獣人さんたちに雪の妖精さんのことを紹介する。
虎の獣人さんが、雪の妖精さんを見て感動をしている。
どうやらお銀が俺に言っていたように、妖精さんたちは普段滅多に見れない、とてもレアな存在らしい。
妖精さんに何故滅多に見れないかと聞くと、見れないんじゃなくて私たちに気がついて貰えないということらしい。
ただこちらの島、そしてこの区に世界樹があるので、存在感が出るので気がついて貰えるらしいのだ。
雪の妖精さんたちは、実際に沢山話しかけているがなかなか気づいてもらえず、いつも寂しい思いをしていたらしい。
そんな訳で妖精さんも新しい住人が出来てとても嬉しそうなのである。
雪の妖精さんが虎の獣人さんたちに、モミの木バージョンの世界樹の自慢気に披露する。
雪の妖精さんが口を尖らせて虎の獣人さん達に一生懸命に説明をしている姿をみると『ほっこり』した気持ちになる。
雪の妖精さんの説明が終わったので、最後にというかメインの虎の獣人さんの住んでもらう場所に案内する運びになった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
……と、その様な訳で、今虎さんの移住して貰う場所に来ている。
まず、虎の村長さんや村人さんに、この地の気候を教える。
この地には、春夏秋冬という季節があって、今現在は『春』というのを伝えた。
虎の獣人さんたちは今までと違い、これから住む区の暖かさに感動をしている。
そういえば俺の島に近い虎の獣人さんの住処は、気候が結構厳しかった。
ふむ。 後で、ちょこっとそこら辺も考えてみようかな。
街やエルフの人達にもお世話になっているからな。
あの島全体だと問題あるけど、街と里だけ寒い時期だけ5度くらい上げても問題なさそうだしね!
それは、措いといて、
現在の虎の獣人さんの村の人口の内訳だが
虎さん率100%:39人
虎さん率 50%:54人
虎さん率 25%:63人
人間率 100%:12人
全員で32世帯で合計168人である
ちなみに現在のところ2人が妊娠しているとのことだ。
こちらの方が気候もいいし、早く産める環境にしてこちらに引っ越して欲しいものだ。
ちなみにこの人間と虎さんで現在結婚している人がいるので、この割合はその内に変わるし、この区域も虎さん以外にも住んでもらうつもりだ。
次に空間収納の中にある木材2000本のうちから350本取り出し、虎の獣人さんに渡す。
単純に1世帯あたり10本計算だ。 そして予備に30本程あれば十分かなと。
他に日曜大工に必要な道具も渡す。 村長さんが、
「このような素晴らしい所を提供して頂いたのに、そこまでして頂く訳には……」
「でも早く他の村人にも、この住みやすい環境に来て貰いたくないのですか?」
「それは、そうなのですが……私達にはそれをお返しする術がありません」
「それでしたら、今後移住する人たちが来たら率先して手伝ってあげて下さい」
「本当にそれで宜しいのですか?」
「もちろん。 私はこの島を住みやすくしたいのですから手伝って下さいね」
「わかりました。 このレーシアとここにいる獣人は、いかなる状況におきましても、この島を発展させる為には何を措いても駆けつけます」
あれ? そこまで強く言ったつもりないのになぁ……あぁ、訂正というかそこまでしなくていいと……
「お前達!! 虎の一族の名誉に懸け、この事を忘れず、心に刻みこめ!!」
『おぉおおおーー!!!!』
どぉしよー。
俺の出来る範疇を越えたよ……
そのような訳で虎の獣人さん、木材と日曜大工道具を恐縮するも受け取った。
うん? 俺があげたのは、木材と日曜大工の道具だよね?
王が騎士にあげた剣とかじゃないよね?
何か大工道具を頭上に掲げて、俺に忠誠を誓ってるよ。
あれ? 俺がおかしいのか?
そして、島からのプレゼントとして露天風呂を作る事にした。
……なので、とっとと作ってしまおう。
とりあえず、用意するものは、『お糸さん』である。
お糸の所までテレポートで行って連れてくる。
お糸に土魔法で岩風呂っぽいのを作成する。
だいたい30人くらい入ることの出来るでっかいものだ。
(今度、俺の所にも作ろう!)
とりあえず、余ったお湯は、川に流すようにする。
よし! 後は俺の奇門遁甲スキルの天変地異で、温泉を出す。
あっと言う間に完成である♪
うん!疲れを取るには、やっぱりお風呂だよね!
あっ……虎の獣人さんたちが固まっている。
虎の獣人さんたちは、当面の間は大きな小屋を作って、そこで寝泊りをして過ごす事にしたらしい。
食材をとりあえず、3日分ほど渡しておく。
一応、虎の獣人さん達も持ってきたみたいなのだが、携帯用食料だから、あまり美味しそうに見えないから渡すことにしたのだ。
やっぱり美味しいものを食べないと力が出ないからね。
そして、これからの事を考えるとちょっと足りなさそうなので、後で街に買いに行かないといけないかな。 なかなか大変だな。
お読み頂きありがとうございます。




