第20話「小太郎、ドラゴンと戦う!」【改稿】
お酒を飲む人におすすめの物!
そろそろ忘年会のシーズンに突入です。
社会人の方は、これから忘年会・新年会とお酒をたくさん飲む機会が増えると思います。
そこで今回は、お酒を美味しく飲もうという訳でこの企画です。
医薬品から行くと、有名なのはヘパリーゼですね。
他にも種類がありますがこれは、動物の肝臓のエキスが入っているのがほとんどです。 ちなみに多くは豚みたいですね。
ちなみに豚さんは、他にもプラセンタやコラーゲンやコンドロイチンにも使われている事がありますね。
特にコンドロイチンですが、昔はサメの軟骨から採っていたのですが、最近は高騰した為に豚になったと聞いております。
話がずれました。
次に健康食品ですが、ウコンやしじみのオルニチン・牡蠣エキスなどが有名です。
昔は、牡蠣エキスが有名でしたけど、いつの間にかウコンになってしまいました。
まあ、これらを飲めば2日酔いしないとは言えませんが、少しなら楽しく飲めるかもしれませんね。
ただ、やっぱりお酒は節度が必要ですのであまり飲み過ぎないようにして下さいね。
あと未成年の方は、お酒だめですよ!
興味本位でお酒を飲んでもデメリットしかありませんからね。
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◆◇◆◇◆◇◆◇
次の朝、俺は全員を自分の部屋に呼んだ。
お糸やアラクネさんたちは、子ども化をして入って貰った。
そうしないと、部屋に入りきらないからね。
そんな訳で、俺の部屋はさながら幼稚園の教室だ。
まあみんな大人しいから、そこだけは違うんだけどね。
みんなを呼んだ後、昨日行った獣人さんの村での出来事と俺がしたいこと等を話した。
①この島で、獣人さん一緒に暮らしたいという考え。
②もし一緒に住むことが無理でも、お糸やアラクネさんたちが向こうの村の土を元気にしてあげて欲しいということ。
③仮にこっちで虎の獣人さんが一緒に住むことが大丈夫なら、一緒に手伝って家や畑の作成を手伝って貰えないかとのことだ。
以上のことを話したら、
「主様の考えに反対の2文字はありません!」
「主様、住人が増えることは望ましいと思います!」
「お腹に回復魔法を今まで通りにかけて頂ければ、何でもいいです!!」
ふむ。 どうやら反対意見はなさそうだ。
……というか、最後の回復魔法をお腹にかけてさえいればアラクネさんたちはどうでもいいというのを悟ってしまった。
なにせ一番声が大きかったのは最後だったからな。
お銀にも獣人のことを聞いたら、
「私は小太郎様の決めたことに異論などあろうはずがありません!」
とのことだ。
……あぁ、これでは相談にすらならない。
そんな感じで、話し合いはすぐに終わった。
まぁ、せっかく集まってくれたんだから、お糸やアラクネさんたちに、ご褒美版の回復魔法をかけてあげたところ、その場でみんなオネムになっていた。
みんな幸せそうに寝ている。
そんななか、お糸やアラクネさんたちを残してお銀と一緒に獣人さんの村へと向かうことにした。
……あ、お土産用もシーツをお糸に貰うの忘れたが、幸せそうに寝ているところを起こすのも可哀想だからまた、今度でいいだろう。
◆◇◆◇◆◇◆◇
お銀と獣人さんの村へ向かったら、村全体にピリピリとした空気が漂っていた。
どうしたのかと思っていると、お銀が
「嫌な臭いがします。 小太郎様、気を付けて下さい」
そう言った。
そしてお銀に乗って、村長さんの所に行くと、そこにはドラゴンがいた。
心の中で
『ドラゴン来たーーーーー!!』
って喜んでいたが、それは一瞬に終わった。
そのドラゴンは半分腐っており、とても臭いのだ……。
しかもその前には、奥さんと娘さんが倒れており、村長さんまで血まみれだの状態だ。 このままでは、マズイ!! と俺の中で警報がなる。
そう! このままだと俺は、いつもの如く貧血で倒れてしまうのだ。
俺は、あちらこちら飛び散っている血を見て、ひどく気分が悪い。
とりあえず血をあまり見ないようにして、お銀に飛び乗り、村長さんとドラゴンの間に入る。
まず、村長さんの所に行って回復魔法と洗浄をかける。
ちょこっと血の見えている量が減って、俺の元気が回復した。
残念ながら奥さんと娘さんは、どうやらお亡くなりのようだ。
当然村長さんは、激昂している。 まあ、普通に家族が殺されたら怒るわな。
ただ肉体も魂もまだここにあれば、問題ない。
ちゃちゃっと回復魔法をお亡くなりになっている奥さんと娘さんにかける。
当然の如く、奥さんと娘さんが生き返る。 回復魔法レベル10、なめるな!
とりあえず激昂している村長さんに生き返った奥さんと娘さんを見せる。
村長さん、呆然として動かない。
頭をポカリとたたき、村長さんを正気に戻させ、俺がずぃっと一歩前に出る。
ふふふ……ここまで長かった!! ようやく異世界バトルの始まりだ!
俺は、お銀と村長さん一家を下がらせる。 なんか、周りが騒いでいるが問題ない! そして空間収納に入っているお玉と鍋のフタを取り出す。 これで紛れもなく俺も勇者だ。
1人で格好張っていたら、目の前にドラゴンの尻尾。
……っつ、俺は吹っ飛ばされた。 俺の生命力が2割減る。
お銀や村長さんがこちらに駆け寄ろうとしたが、
『大丈夫だ』
と言って下がらせた。
さあ、これからが本番だ! 覚悟しろドラゴン!
◆◇◆◇◆◇◆◇
それから、壮絶? な闘いが始まった。
ドラゴンが殴ってくるが、俺は気にしない。
何故って? もう俺には攻撃が届かないからだ。 全ての攻撃が俺の前で無効化される。
(これは、女神アルテナが小太郎に強制的につけた加護である)
ブレスも俺の前ではそよ風未満の無風である。
ただ直接のダメージはないが、近くによると、とても臭い……。
俺は、臭いのを我慢してドラゴンの懐に飛び込む。
ドラゴンが殴ってくるが俺に無論、効かない。
仕返しとばかりに俺がお玉で殴るが、それも当然効かない。
そんな事を1時間繰り返していたら、なんか戦闘に飽きてきたし、疲れてきた。
それに臭いし……
お玉もこれで3個も壊れちゃったし……
その戦闘に使っていたお玉は特注だったんだよ。
それでも1時間後には、少しくらいならお玉でダメージを与えることが出来るようになった。
もう俺は異種格闘技戦に満足した。 満足したので、ちゃちゃっとやっつけることにした。
『ホーリーレイ!』
俺の神聖魔法レベル10のホーリーレイは、あっという間にドラゴンを消滅させた。
ちなみにレベル10で覚える天罰は、とてもじゃないが怖くて使えない。
名前だけで物騒だし、俺は神様でも何でもない。 あれは、神様の使う魔法なのだ。
始めから神聖魔法でやっつければいいじゃんと思う方もいると思うが、ちょっとバトルをしてみたかったんですよ。
それに、少しは自分の能力も上げたかったしね。
俺とドラゴンの壮絶? なバトルが終わると、村人さんたちが俺のことを拝んでいた。 その状況を何とかして貰おうと村長さんを探してみたら、奥さんや娘さんと一緒に泣きながら一心不乱に俺を拝んでいた。
そしてお銀はというと、俺にキラキラした瞳を向けていた。 ……まぁこれくらいは、想定内だ。 とまぁ、わかってはいるんだけど、根が一般人の俺にはその期待みたいなのがとても重い。
とはいえ、なんでドラゴンのゾンビが出てきたのかな?
まあ、それは後で調べるとして村を見ると、多少の被害があるものの、それは全体から見るとごく一部だ。
これで、村が壊滅して俺の住んでいる島へどうぞだったら、テンプレにしてもひど過ぎる。 とりあえず、被害が少なかったので胸を撫で下ろした。
◆◇◆◇◆◇◆◇
あの闘いから、1時間後。
俺とお銀は、村長さん宅にいた。 それはそれは、もう上にも置かぬ接待である。 何といっても、奥さんや娘さんを助けてあげるは、ドラゴンまでもやっつけてしまったのだから当然なのかもしれない。
もし反対の立場でも、それくらいはすると思うし。 ただ俺は、小市民でこういうのに全く慣れていないので、結構精神的に疲れるのだ。
「小太郎様、本当にありがとうございます」
「生き返らせて頂きましてありがとうございました」
「ドラゴンを倒してくれてありがとう」
お礼として、また猪の肉を貰った。
本当は、熊の肉をプレゼントしたかったみたいだが、あいにく無かったみたいだ。
今回、村長さん宅を訪れたのは、俺の住んでいる島への移住をおすすめすることだ。 ただ先程までの闘いなどあったので、今日は提案までだ。
とりあえず、村民の皆さんにも聞いて頂けませんかとお話して島に戻った。
◆◇◆◇◆◇◆◇
島に戻ったら、アラクネさんたちが牧場で家畜さん達のお世話をしていた。
その様子を見に俺が牧場に入ると、家畜さんたちがわらわらと俺の所へ集まってきた。
せっかくなので、家畜さんたちに回復魔法をかけて元気にしてあげた。
でもさすがに朝、回復魔法をかけたアラクネさんたちは並ばなかった。 とても羨ましそうに見てはいたが……
そういえば、牛さんとヤギさんたちだが、こちらの島に来て一回り大きくなったようだ。
鶏さんも毎日、卵をたくさん産んでくれている。 今、鶏は繁殖中で現在62羽いる。 すでに22羽増である。 もうちょっと増やしたいな。
ちなみにヒヨコが産まれる度にアラクネ特製クッションが増えている。
その鶏小屋だが、板の上にクッションを置いてあるだけだ。
なので、多少数が増えても問題ないのだ。
そういえば、妊娠している牛さんもそろそろ産まれそうだし、お世話をしてくれるアラクネさんたちには本当に頭が下がる思いだ。
牧場から帰ると、もう夕方になっていたので夕食にすることにした。
今日は、たくさん猪のお肉を貰ったのでボタン鍋だ♪
醤油のみの味付けで少し寂しいが仕方ない。
お鍋の具をある程度食べたら、ご飯を投入して雑炊だ。
今回もお銀やお糸とアラクネさんたちに好評だった。
明日は、猪のお肉でカレーにしようかな。
そして獣人さんの村には、3日後に行く予定だ。
さすがに、昨日の今日でどうでした? というのも不躾だしね。
そうだ! 忘れないうちにアラクネさんにシーツを作ってもらおう。
村長さん一家の分で3枚程作って貰った。
寝る前にお礼として、回復魔法をかけてあげないといけないな。
何かアラクネさんたちに5日に1度の回復魔法が、ほぼ毎日かけてあげている気がする。
まあ、全員かけても3分もしないからいいけど、みんな頑張っているからいいか♪
◆◇◆◇◆◇◆◇
そろそろ村を大きくする下準備くらいはしてもいいかな。
もし獣人が来ないとしても、急に人が増えたりした用に家などを建てる資材が欲しい。
高級木材も無限ではないし、明日にでも街の材木商にでも行こうかね。
畑もお糸たちに頼んで、少し広げておいて貰おう。
急に作ってというのも脳がないからね。
とりあえず、明日からは人を受け入れる準備をはじめようかな。
お読み頂きありがとうございます。




