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千剣のヴァルファロス  作者: 壱藤弐鳳
3/3

バレた?

 ファルドとシリアが入学する王立学園は全寮制で、フェンデルセン中から才ある若者が集まる。カリキュラムは武芸や魔法学はもちろん、一般教養も教わる。

 在学期間は六年。最初の三年間は皆同じ授業を受けるが、後の三年はコースを選び、それぞれが学びたい事を学ぶ。一応飛び級も出来るが、あまり実例はない。ここ数年では「豊」の五聖大天者メルゼイがわずか二年で卒業したぐらいだ。


 入学式前日。ファルドとシリアはそれぞれの寮の部屋にいた。部屋は神王の計らいで二人共個室となった。万が一にも正体がバレる可能性を減らす為にだ。

 部屋は三十畳程もあった。王宮のファルドの部屋の半分程の広さだが、個室としては十分過ぎるので特に不満は無い。ファルドの部屋は一般生徒の住む寮とは別館で、この建物の部屋は個室のみとなっているらしい。

 部屋には机とベッド、タンスにクローゼットがある。風呂とトイレも付いており、全体的に豪華に造られている。この別館は上流階級の貴族の子供だけが入寮出来るらしいのでこういった造りなのだろう。自分も一応上流階級に入るのだが、この部屋は少々落ち着かない。

 「まぁそのうち慣れるかな」

 部屋に荷物を置き、転移術式を施すと建物内を探索する為部屋を出た。

 男子寮の本館は六階建てだが、ファルドの住む別館は三階建てだが、部屋一つずつは別館の方が遥かに広い。その為建物の大きさも相当なものである。ファルドの部屋も広いが、この別館にはもっと広い部屋もある。

 自室は一階なので一階から探索する事にした。本館の中はまだ見てないので分からないが、廊下も別館の方が多分造りが良いのだろう。きらびやかな装飾や、よく分からないがなんだか高そうな絵画も飾られている。

 一階にはどうやら大浴場もあるようで、風呂好きのファルドには堪らない。夜毎日入れるようなので利用させてもらおう。

 一階から三階まで一通り見て回ったが、大浴場意外特に面白い発見はなかった。

 そろそろ部屋に戻ろうかなと何気なく廊下の窓から外に目をやると、女の子が男三人に囲まれているのが見えた。

 とても綺麗な女の子だ。ウェーブのかかった輝く金髪。遠くから見ても分かるほど白く透き通る様な肌。男に声をかけられるなんて日常茶飯事なんだろうな

 「っていうかシリアじゃん!」

 まずい、と思い急いで窓を開けて飛び降りシリアのもとへ走った。


 「だからぁ、名前教えてくれるだけでいいって言ってるじゃんかよぅ」

 およそ三人の内のリーダー格であろう男はシリアを舐めるように見ながら言った。人を不快にさせる声としゃべり方である。変に語尾を伸ばすところも勘にさわる。

 「その汚い口で呼ばれたくないの。歯を総入れ替えして口内を消毒してから出直して」

 「わぉ。俺達バイ菌扱いだぜぇ」

 「ばーかお前だけだよ」

 シリアの辛辣な言葉も男達を調子づかせるだけであった。

 めんどくさい、とシリアは溜め息をつく。ナンパというものを宮仕達から聞いたことはあるが、ここまで不快な気分にさせられるとは。ナンパされてみたいと言っていた宮仕達が遠い存在に感じた。


 「君新入生なんだろぉ。俺達二年だから色々教えてあげるよぉ」

 「結構よ」

 そう言って立ち去ろうとしたシリアの行く手を男達は塞いだ。

 「邪魔」

 体の中心に魔力を込める。

 「しないでよ!」

 シリアは自らの体を発光させ、男達の目を眩ませる。その隙をつき一人には腹部に、もう一人には側頭部に蹴りを入れる。そしてリーダー格の男の袖と襟を掴み背負い投げをきめた。


 シリアが男達を倒すのにかかった時間はわずか数秒。今一歩間に合わなかったファルドは苦しそうに倒れている男達に目をやった。

 「ナンパなんてやめた方がいいって忠告しようと思ったけど、遅かったか」

 周りには騒ぎを聞いて集まってきた他の生徒数人がいて、今もぞろぞろと集まってきている。目立つのは好ましくない。

 「面倒な事になる前に消えるか。おいシリア」

 シリアを連れてさっさと寮の部屋に転移しようとしたその時、シリアとも男達とも違う魔力を感じた。

 魔力のする方を見ると、そこに女性が二人立っていた。

 まず目がいったのは銀髪の女性だ。背が高く目鼻立ちがくっきりしていて、百人が百人美人と答えるだろう。背も高く凛とした佇まい。紫色の瞳からは力強さも感じられる。

 「お前達何をしている!」

 銀髪の女性の隣にいた黒髪の女性が怒りながらファルドとシリアに近づく。

 「校内での勝手な戦闘は処罰の対象だぞ!知らないわけではないだろ!」

 「知らないわよ。私達明日入学するんだし。それにそっちで這いつくばってるハエ三匹がしつこく私の周りを飛ぶのが悪いんだから」

 倒れている男達に侮蔑の視線を向けるシリア。そしてすぐにその視線は黒髪の女性に向けられた。

 「大体偉そうに何よ!あなた達は何なの!?」

 「生徒会執行部よ。私達は規則を破った生徒に対して実力行使する権限があるの」

 「だったらそこの虫三匹さっさと連れて行きなさいよ!私達は被害者よ!」

 「シリア落ち着け。それと口が過ぎる。あの、お騒がせしてすみません。よく言って聞かせますので」

 子供に言い聞かせます、という親発言が気に入らなかったのか隣で文句を言うシリア。それを無視して話を進める。

 「ただあの三人が先に絡んできたのは本当です。見ていた生徒もいたので調べて頂ければ分かります」

 「‥‥分かった。こちらで調べておこう。だがお前達からも話は聞く。今から生徒会室に来てもらう」

 「えぇ!今からぁ~?」

 難色を示したのはシリア、ではなく銀髪の女性だった。

 「今日は明日に入学式の準備とかで疲れたんだよねー。明日にしよ、ネルフィ♪」

 見た目に反して、何とも力の抜ける様な声だった。

 「駄目です。それと仕事中は副会長とお呼びくださいと何度も言ってるはずです、会長」

 即答する副会長。ネルフィと呼ばれた女性は口調に反して見た目はカッコいいというより可愛らしい印象だ。少し垂れ目なところがそれを助長している。役職も性格も逆の方がいいんじゃないだろうか。

 「でもでもォ、二人は明日入学式で学園に

来るわけだし。それにネル‥副会長もこのあと用事があるって言ってたじゃん」

 擁護してくれるのは有り難いが、メンドクサイオーラがひしひしと伝わってくる。 だがファルドはこの提案に乗っかる事にした。

 「でしたら明日必ず生徒会室に行きますので今日のところは勘弁して貰えないでしょうか?」

 「‥‥‥分かった。明日必ずだぞ」

 そう言って立ち去ろうとする副会長の後を会長が追いかけていく。会長は途中で振り返り、またね、と手を振りながら去っていった。


 「納得いかない」

 膨れっ面のシリアとファルドは学園の敷地内にある公園のベンチに座っていた。敷地は広大で、こういった場所がいくつかあるらしい。もう夕方で皆寮に帰ったり部活をしたりで公園には人がいない。気になる事はあるが。

 「仕方ないよ。絡んだのは向こうでも手を出したのはこっちだし。それにシリア、あまり目立つ行動はとるな。俺達の素性がバレたらどうする」

 二人の事を知っているのは学園理事長だけで、生徒はもちろん教師にも秘密にされている。どういった関係かは知らないが神王と理事長は昔からの友人らしい。理事長が内緒にしてさえいれば情報が漏れる事はまず無いだろう。だが万が一を考えて、慎重になっておくに越したことはない。

 「それとも子供扱いした事怒ってるのか?」

 「そっちじゃないわよ。もちろんその事もだけど。ちょっと気になる事があって」

 「何?」


 「大した事じゃないんだけど。さっきの男達私の事を新入生だと分かってた口ぶりだったわ。私そんな事言ってないのに」

 「そういえば副会長は俺達の事新入生だと分かっていなかったな。生徒数が多いからしょうがないかもしれないけど」

 それにしてもおかしい。副会長ともなるからにはこの学園に何年かは在籍しているはずだから見た事の無い生徒がいたら普通新入生か転校生だと思うはず。だがシリアが言うには男達は二年生、見た目からも彼女らの方が年上だと分かる。今は入学式前日で授業も無いから在校生でも私服を着ていた。なので服装で判別出来たというわけではない。

 先程のやり取りだけでも副会長が生徒会の仕事に真面目に取り組んでいるのが分かった。だからこそ引っかかる。

 副会長なのに生徒の顔を把握していない。のではなく、副会長でも分からなかったのに二年生が知っていた、という事だ。

 もちろんこれに根拠はなく、疑う理由としては不十分過ぎる。が、一応気にはしておこう。

 それに、今は気にすべき事が他にある。

 「‥‥いるね」

 「ああ。二人か」

 二人の背後。座っているベンチから二十メートル程離れた所に気配の元はいる。会話は聞かれないよう小声で話していたので多分大丈夫だろう。

 気配を消そうという気が全く感じられないが、敵意も感じない。目的は話し合いか。それとも‥‥。

 気配だだ漏れの謎の人物二人はなかなか出てこない。いっそこちらから行くか。

 ファルドは剣を一本出現させた。そして剣をすぐさま、謎の人物二人が隠れている茂みのすぐ後ろの木に投げた。


 謎の人物二人のすぐ上を凶器が飛んだ。そちらに一瞬目をやりすぐに視線を戻したが、既にファルドは消えていた。

 「あれっ、何で!?」

 「あ!バカ!」

 一人は思わず立ち上がり、もう一人は立ち上がった相方の服の裾を掴んで座らせようとしたが、そんな行為はもはや無意味だ。

 二人の後ろには既にファルドが転移していた。そんな事にも気付かず、二人は話をしている。

 「ミィファ、絶対気付かれてるよぉ」

 「落ち着きなさいプアラ。適当に投げただけかもしんないでしょ。てかいきなり剣投げつけてくるって何なのよ!殺す気か!」

 プアラと呼ばれた女の子は泣きそうになっていた。ふわふわした栗毛色の髪としゃがんでいても分かる小さな体が、小動物の様で様で愛らしさがある。

 ミィファと呼ばれた女の子は緑色の髪を後ろで結んでいる。背は多分低くもなく高くもない平均的だろう。こちらは活発な印象だ。

 「えと、いきなり剣投げてゴメンね」

 「わぁ!」「きゃあ!」

 驚いた二人は飛び上がり、茂みに足をとられて転んでしまった。

 「お、驚かさないでよ」

 「ふぇ。ビックリした」

 ゴメンね、とファルドは二人に手を差し伸べる。が、二人共それには応じずミィファは自分で、プアラはミィファの手を借りて立ち上がった。プアラはファルドから見えなくなるようミィファの後ろに隠れた。どうやら人見知りのようだ。

 「何で隠れてたの?」

 二人共何となく悪い人に見えなかったので率直に聞くことにした。

 「さっきの騒動、一部始終見させてもらったわ」

 答えたのはミィファだ。

 「私ね、前までいた地元の学校では情報通で知られていたのよ。だからこの学園でもそのスタイルは貫くわ」

 「それで私とファルドについて探ろうとしたのね。まったく、紛らわしい」

 シリアも会話に加わる。

 「紛らわしいって?」

 ミィファの後ろからプアラがひょこっと顔を出す。人見知りだが、好奇心は強いようだ。

 「別に。こっちの話」

 シリアの素っ気ない返事に怯み、再び隠れるプアラ。ミィファは気にせず話を続ける。

 「今有望そうな新入生達を片っ端から取材してるの。良かったらあなたの話を聞かせて」

 「有望?」

 有望の二文字に反応するシリア。まんざらでもないようだ。

 「しょ、しょうがないわね。いいわ、何でも聞いてちょうだい」

 「ちょっと待て」

 ファルドは慌ててシリアに耳打ちする。

 「余計な話はするなよ。打ち合わせ通りだからな」

 「分かってるわよ」

 「シリアっていうんだ。シリア・クルーデル。俺はファルド・エルセイス。俺達ブーラ地方出身なんだ」

 入学するにあたって、ファルドとシリアは自分達の設定を色々考えておいた。

 設定はこうだ。二人はブーラ地方の港町ポルタニアで生まれた。ファルドは漁師の息子で、シリアの家は宿屋兼料亭を営んでいた。ファルドの父親が獲った魚を店に納品しに行った時に、手伝いで一緒に行っていたファルドはシリアと出会った。年が同じだったので仲良くなり、シリア家の宿屋常連だった学園理事長の推薦を貰い一緒に入学。かなり強引だが、理事長の推薦という点は嘘というわけではない。理事長にもそう話を通してあるのでとりあえずは大丈夫だろう。

 説明を聞き終え、ミィファは腕を組んで黙りこむ。

 「ということは」

 ミィファが近づいて来てシリアの両手を握る。

 「やっぱり有望なんじゃない理事長のお墨付きなんてすごいわ私の目に狂いはなかった!」

 物凄い勢いでシリアの手を上下に振るミィファ。やや圧倒され気味のシリアを見れるのはレアだ。

 「じゃあやっぱりランキング戦に出るの?」

 「ランキング戦?」

 聞いたのはシリアだ。まずい。嫌な予感がする。聞かれた二人は知らないという事に驚いている。

 「毎年恒例のトーナメント戦よ。直接成績には関係ないけど五省の官僚やギルドの上役の人達も来るから将来には関わってくるの。

参加は自由だけど実力が無いのに出たら悲惨よ。大怪我する上に身の程知らずの烙印を押されて学園生活は破綻。お偉いさんの印象も悪くなるわ」

 「トーナメント戦‥‥」

 ぼそっと呟いたシリア。ヤバイ。目が輝いてる。口がニヤケてる。王女の顔じゃない。

 「で、出なかったらどうなるの?」

 出ないで済むならそれがいい。そう思ったファルドは聞かずにはいられない。

 「別にどうにもならないわよ。普通に学園生活が始まるだけ。リスクを考えて、余程の自信が無い生徒は出ないわ。ただランキング上位になれば、学園生活のなかで色々と優遇される事も」

 「出るっっ!!」

 両手を高々と挙げての出場宣言。嫌な予感的中。

 ファルドはシリアの手を掴み二人から離れ小声で怒鳴る。

 「話聞いてなかったのかバカ!そんなもん出場しちまったら目立つだろ!」

 「だって出たいんだもん。きゃるん」

 「可愛く言ってもダメ。てかさむいわ!」

 「ケチ」

 「あのなぁ。さっき言ってただろう、お偉いさんが来るって。シリアの顔を見た事ある人も来るかもしれない。入学早々バレるぞ」

 「なんだそんな事。それなら心配ないわよ」

 自信満々に胸を張るシリア。‥‥改めて見ると成長してるなぁ、てイヤイヤイヤイヤそれどころじゃない。


 ただ‥‥五聖大天者でもお年頃なんです。


 「何か策があるのか?」

 「官僚なんかより私の方が偉いもの」

 「聞いた俺がバカだった」

 ため息が出る。誰かシリアを止めてくれ~。

 気付くと待ちわびたミィファとプアラが すぐ後ろにいた。

 「何こそこそ話してるの?」

 「ファルドも出るって」

 「いつそんな話をした」

 「ふ~ん」

 じーっとファルドを観察するミィファ。だんだん呆れ顔になってきた。

 「え~と、止めといた方がいいんじゃない。さっきの剣の投擲にはビックリしたけど、お世辞にも強そうには見えないわよ」

 「だよねぇ。俺は出ないでおくよ」

 「そ、そんな事無いもん!ファルドは強いもん!」

 表情を見る限り本気で言っている様だ。だが今そんなフォローはいらない。マジでやめてくれ。

 「でも私結構人を見る目には自信あるのよねぇ。ファルドだっけ?見るからに弱そうだし止めといた方がいいと思うけど?」

 大いに賛成だ。だが納得してない者が隣に一名。

 「ファルドは強いんだもん!凄いんだもん!」

 子供の様な口調になっている。というか何でシリアはこんなにムキになっているんだろうか。

 「はぁ、たく。落ち着けシリア。それとこの話は終わり。さ、部屋に戻ろうシリア」

 手を差し出して帰りを促す。シリアはその手を握った。

 「‥‥‥わかったわよ」

 そう言ってシリアは部屋へと戻る、事はせずにファルドの手を握ったままさっき腰掛けていたベンチに飛び乗った。親指と人差し指で輪を作り拡声魔法を使って話した。

 「だったらいいわ!宣言してあげる!誓ってあげる!ファルド・エルセイスは今年のランキング戦を必ず制覇して見せるんだから!!!」

 かなりの大音量だった。おそらく学園関係者の大半に聞こえただろう。ミィファとプアラは両耳を押さえていた手を下ろすと、プアラは変わらずミィファの後ろでオドオドしたまま。ミィファはにんまりと笑い、拡声魔法を使って話す。

 「じゃあその誓いが果たされなかった時はどうする!!?」

 息を大きく吸い込むシリア。やめろ、もう何も言うな。

 言わせまいとシリアの口を手で塞いだが、噛みつかれた。

 「ファルドは五聖大天者なんだもん!!優勝以外あり得ないんだから!!!もし優勝出来なかったら!!その時は私シリア・クルーデルが全生徒の前で!!ぬ‥‥脱いでやるんだから!!!」


 ポカンとするミィファとプアラ。公園には、騒ぎを聞きつけてまたもや生徒が集まってくる。あぁ、また副会長が来るかもしれない。そうなったら今度こそ生徒会室行きだ。まだ入学式すら終えていないのにこの体たらく。こんなんじゃ先が思いやられる。

 だが、とにもかくにもファルドが言いたい事はひとつだけ。



 「お前何でバラシてんだああああアアアアアアア!!!!」

 大分間が空いてしまいました。もう少しペースアップしていきたいです!

 はてさて、ランキング戦はどうなるやら。

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