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聖廻の果て  作者: 琥珀
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剣睚 暁






--中学2年の冬--




俺、剣睚(けんがい)(あかつき)の隣には、


幼馴染みの夢靄(むあい)(ひとみ)


春に転入してきたダチの盾魔(じゅんま)(れつ)


がいた。



登校から下校まで毎日ずっと一緒にいた。


くだらないことで言い合ったり、どうでもいいようなことで盛り上がったり、



とりあえず毎日が充実していた。




でもある日…


そんな毎日からかけ離れた生活が始まろうとしていた。



まだ寒くて、まだ真っ白な世界の

1月27日のことだった。




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