表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

酷くはないかい


こないで、だなんて


いくらなんでも酷くはないかい


僕はこんなに

君を想っているのにね


青空の声も

海の瞳も

百合の花弁の肌も

夜の風の髪一筋も


抱きしめて

頬擦りして

キスをして

包み込んであげたいのに


こないで、だなんて


いくらなんでも酷くはないかい


悪かったとは思っているよ


自由に飛び立つ事ができる

無垢で力強い羽を切り落としてしまったのだから


飛び跳ねて走ることが出来る足を

切り落としてしまったのだから


仕方がないことだと

思いながらも

申し訳ないことだと

思いながらも

痛いだろうなと

思うながらも


切り落としてしまったのだから



でもいくらなんでも

こないで、なんて

少し

酷くはないかい


君がこの腕から逃げてしまうのが厭だったから


羽をもいで

足を落としたのに


私の胸に身体を預けて

鼓動を合わせてくれない君が


すべて

すべて悪いんだ


こないで、だなんて

いくらなんでも酷くはないかい

読んでくださってありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  こちらでは初めまして。coachです。  拝読いたしました。  読ませていただいて、恋愛の身勝手さや一方通行性というものを感じました。恋人に対して、いつも自分のそばにいて欲しいと思うのは…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ