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第10話 前編 作れるかもしれない

大変長らくお待たせしました。


新キャラ登場です。

「ただいまー。お兄ちゃん帰ってるのー?」


週末の深夜飯に思いをはせようとしていた僕の頭は、一気に現実に引き込まれた。


まずい……!


「沙也加さん隠れて!!」


「あ、はい!」


ベットの毛布をめくって沙也加さんを誘導し、沙也加さんの荷物をクローゼットに押し入れる。


リビングの真横に位置するこの部屋は、玄関から廊下を渡れば到着する。


今はまさに、妹の足音が廊下に響いていた。


そして、その数秒後に自室のドアがたたかれる。


「どうぞー」


平常を装って返事をすると、ドアノブが回って妹が部屋に入ってくる。


「お兄ちゃん、玄関に知らない靴合ったけど…」


やばい、まだ靴を隠せていなかった……!


「あ、あぁ…ちょっとな…」


良い言い訳が思いつかない。


元カノとの一件依頼、妹は僕を心配しているのか、男女交際に対してあまりいい印象を持っていない。


だからこそ、僕が昼間から女性を家にあげていることがバレては大変だ。


なんとしてでも隠し通さねば!


「今日は部活、なかったのか?」


話題の転換を試みて、何気なく世間話を振ってみる。


「まあね。テスト期間だし。」


よし、話題の転換に成功だ。


「今回もいい点とれそうか?」


「お兄ちゃんと違って私、頭いいし。」


そう、我が妹はとても頭がいい。


同じ遺伝子を受け継いでいるはずなのに、この差は何なのだろうか……


自身の中学時代に思いをはせていると、妹は不機嫌そうな顔でこう言い放った。


「そんな頭の良い私は、お兄ちゃんが女の人を連れ込んだらすぐわかるんだよ?」


「っ!?」


「さっきから布団の中でもぞもぞしている人は誰?」


言われて、自分の真後ろに位置するベッドに目を向けると、わずかに厚手の羽毛布団が動いているのがうかがえる。


なんで動いちゃったんだ……


僕は、隠すことをあきらめて布団からひょっこりと頭を出した沙也加さんを見てから、妹に向き直る。


というか全身出しなさいってば。


「やっぱり女の人だったんだ……靴が可愛げのあるスニーカーだったから一か八かだったんだけどな。」


呆れたように言う妹に、相変わらず頭だけを出して僕に謝る沙也加さん。


……カオスだ。


「今日、たまたまお母さんもお父さんも出張だからって、家に泊めていく気じゃないでしょうね!?」


この状況に頭を抱えていると、妹から聞き捨てならないことを言われた。


「おい、今なんて言った!?」


「え?家に泊めていく気じゃないでしょうね!?って。」


「その前だよ!」


「やっぱり女の人だったんだ……」


「戻りすぎだっ!」


「えっと…きょう、たまたまお母さんもお父さんも出張だからって……」


そうだ、今日、両親は二人とも出張だった……!


「沙也加さん。今日は深夜飯…作れるかも!」






今回は、全編と後編で分けてお届けします。

次回は同じボリュームで調理&食事シーンを書きます。

お楽しみに!


面白いと思ってくれたら、ブックマークや感想、評価、リアクションを宜しくお願いします!


追記:次回は、文章量が膨れ上がってしまったために料理描写はありません!! 同日に投稿した11話の方に書いたので、よかったら続けてお読みください。

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