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現代日本で「生活魔法」が使えるのは僕だけのようです。社畜を辞めて「特殊清掃」を始めたら、いつの間にか億万長者になっていました  作者: かるびの飼い主


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第50話 【1月2日】魔法使いが「書き初め」をしたら、文字が空中に浮かび上がりました

3話更新の3話目です

一月二日。

 リビングに新聞紙を敷いて、書き初め大会が始まった。


「日本の文化じゃな。面白そうじゃ」


 マーリンお爺ちゃんが極太の筆を手に取る。

 たっぷりと墨を含ませ、半紙に向かう……と思いきや、彼は筆を空中に振るった。


「ほれっ!」


 空中に、墨の軌跡が残った。

 黒い光となって浮かび上がった文字は――『世界平和』。


「うおっ、浮いてる!?」

「空間に文字を定着させる魔法じゃ。どうじゃ、上手いじゃろ」


 達筆すぎる。しかも空中に浮いているので、インテリアとしてもかっこいい。

 それを見て、他のメンバーも火がついた。


「私もやる! 精霊文字で『豊作』!」


 フィアナが書くと、文字から葉っぱが生えてきた。


「私は……『一撃必殺(One Shot One Kill)』」


 リサの文字は、殺気で墨が滲んでいる。怖い。


「スズは『家内安全』です!」

「私は『値引き』!」


 ビビ、欲望に忠実だな。

 最後に俺の番だ。

 俺は筆に魔力を込め、【エンチャント】を発動させながら文字を書いた。


「――『平穏無事』」


 書き上がった瞬間、半紙が金色の光を放ち、神々しいオーラを纏った。

 これ、玄関に飾っておくだけで、悪霊どころかミサイルすら弾き返しそうな「最強の護符」になってしまった気がする。


「……まあ、魔除けにはなるか」


 個性豊かな書き初めが並ぶリビング。

 今年も退屈することはなさそうだ。


(続く)

書き初め大会。

それぞれの願い(欲望)が可視化されました。

主人公の書いた「平穏無事」は、もはや国宝級の防御アイテムです。


次回、お正月休み最終日。

こたつとミカンと魔法を使って、一歩も動かない「究極の寝正月」を極めます。

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