第124話 魔神が「ダンジョンの管理権」を譲渡してきました。これで俺がダンジョンマスター?
4話更新の4話目です
綺麗になった部屋で、俺はクロノスにコーラ(無人島のココナッツサイダー)を差し入れた。
「うまっ!? なんだこの神の飲み物は!」
クロノスは一気飲みして目を輝かせた。
そして、彼は真剣な顔で俺に向き直った。
「人間……いや、掃除の神よ。ボクは決めた」
彼は虚空から、虹色に輝く「鍵」のようなものを取り出した。
「このダンジョンの管理、君に任せるよ」
「は?」
「ボクはもう、管理とか面倒なんだ。君なら、このダンジョンをもっと快適に維持してくれるだろ? だから、**『ダンジョンマスター』**の権限を君に譲渡する!」
クロノスが鍵を俺に押し付けると、システムウィンドウのようなものが俺の脳内に表示された。
『権限委譲を確認。新規ダンジョンマスター:サトウ』
「おい、勝手に……」
「これでボクは自由だ! これからは、ただの居候としてこの部屋でダラダラするぞ!」
クロノスは清々しい顔で宣言した。
これにより、俺は以下の権限を手に入れた。
1. **構造操作**: ダンジョンの間取りや階層を自由に変更可能。
2. **魔物生成**: 好きな魔物を配置できる(食材用も可)。
3. **転移制限**: 他人の侵入を完全にシャットアウトできる。
「……これ、俺の家のセキュリティと利便性が、さらに完璧になるな」
リサが横で頷く。
「Master、これで敷地内の安全は盤石です。侵入者は入り口で強制排除できます」
俺は鍵を握りしめた。
面倒ごとは増えたが、得られたメリットは計り知れない。
こうして俺は、日本の一般市民でありながら、異世界ダンジョンの支配者になってしまったのだった。
(続く)
ダンジョンマスターになっちゃいました。
これで庭のダンジョンは、名実ともに「俺の庭」です。
魔物の配置も自由自在なので、スズの食材リクエストに合わせてカスタマイズできそうですね。
次回、手に入れたマスター権限を使って、ダンジョンを「巨大な食品庫」に大改造します!




