第117話 失われた「味覚増幅魔法」のレシピで、スズが作る究極の味噌汁
3話更新の3話目です
古代図書館から持ち帰った「料理魔導書」。
マーリンやウーナが解読を始め、俺に内容を教えてくれた。
「この本に載っているのは、攻撃魔法ではない。食材の**『味の概念』**そのものを引き出し、増幅させる魔法じゃ」
ウーナが解説する。
それは、食材の鮮度を上げる【クリーン】や、時間を止める【アイテムボックス】とは別次元の魔法だ。
「これがあれば、究極の料理が作れます!」
スズが目を輝かせた。
スズの目標は、俺の生活を最高に快適にすること。その一つが「最高の食事」だ。
「よし、やってみよう。何を作るんですか?」
「日本のソウルフード……**『味噌汁』**です! これなら、味覚魔法の凄さが最も際立つはず!」
スズは、ダンジョンで採れた巨大な昆布と、自家製の味噌を取り出した。
俺は、彼女に魔法の回路を【エンチャント】で構築してやる。
「この回路に魔力を通せば、魔法が使えるはずだ」
「はい! 主様!」
スズが魔力を込めて、味噌汁に手をかざした。
味噌汁が淡い光を放つ。
「――味覚増幅!」
その瞬間、部屋中に、信じられないほどの「美味しい」匂いが充満した。
俺たちは一斉に味噌汁を口に運んだ。
「……っ!!」
味が爆発した。
味噌のコク、昆布の旨味、ネギの風味。それらすべてが、数十倍に増幅され、脳を直接揺さぶる。
口の中に入れた途端、まるで故郷に帰ったかのような、究極の安寧と幸福感に包まれた。
「う、美味すぎる……!」
「Master……。私のメイドとしての理想が、この一杯に凝縮されています……!」
リサが涙を流している。
アイリさんは「もう、アイドル辞めて主婦になってもいい!」と叫び出した。
「フォッフォッフォ。これぞ失われた古代魔法の力よ!」
俺は笑った。
俺の家は、最強の清掃・警備だけでなく、**最強の美食**まで手に入れた。
俺の最強スローライフは、味覚の領域で、さらに盤石なものになったのだ。
(続く)
古代の味覚魔法を習得!
スズの料理スキルと合わさり、最強の料理が誕生しました。
味噌汁でヒロインたちがデレる展開、これぞ最強ハーレムですね。
次回、新たな問題発生。
この究極の味噌汁が、新たな組織に目をつけられます!




