第105話 雲で作った「綿菓子」と、魔力を回復する「星の雫」をお土産に帰宅
4話更新の4話目です
ゴーレムに案内されたのは、空中に浮かぶ不思議な畑だった。
そこには、フワフワした白い塊と、キラキラ光る水滴が実っていた。
「これは……『クラウド・コットン』! 雲の綿菓子よ!」
ウーナがちぎって俺の口に入れた。
口に入れた瞬間、シュワッと溶けて、上品な甘さが広がる。
砂糖を使っていないのに甘い。究極のヘルシー・スイーツだ。
「こっちは『スター・ドロップ(星の雫)』ですね」
リサが採取したのは、宝石のような果実だ。
一粒食べると、減っていた魔力が一気に全快し、疲れが吹き飛んだ。
疲労回復キャンディの上位互換だ。
「大収穫だな。スズへのお土産にしよう」
俺たちはアイテムボックスいっぱいに食材を詰め込んだ。
ゴーレムには「この庭園の管理」を命じ、いつでも遊びに来れるように【テレポート】のポイントを登録した。
◆
帰宅後。
スズは『雲の綿菓子』を使って、フワフワのパンケーキを作り、アイリさんたちを悶絶させた。
『星の雫』は、そのままデザートとして食卓に並び、明日への活力を養った。
「空の上も、悪くないな」
俺はリビングから夜空を見上げた。
あそこにはもう一つの「庭」がある。
俺の生活圏は、ついに成層圏まで広がったのだった。
(続く)
天空編、完結!
新たな食材と、新たな拠点(天空の庭園)を手に入れました。
ゴーレムも管理役として配置し、盤石の体制です。
次回、久しぶりに地上でのトラブル?
リサが商店街の福引で、とんでもないものを引き当ててしまいます!




