移動中の考え事
NG行動。それはしてはいけないものであり、同時に我々陰キャには知識がないためNG行動を踏みまくるということが起きてしまう。
三奈に言われたのは、大きく分けて4つ。
退屈させんな!
自分語りはすんな!
周りを適度に気遣いながら思いっきりはしゃげ!
食べ方には気を付けろ!
とのことだ。
最後の部分は守れてなかったら結構危ないので大丈夫なのだが、前2つに関しては気をつけないとやらかしてしまいそうである。
恐らく、待ち時間に話さずにスマホを見ていたり、聞いてもいないのに自慢話とか始めてしまうことであろう。
3つ目は無理じゃね?と思ったが、三奈に聞くと、
「周りを気にしすぎてテンション下がってる状態じゃ面白くないけど、テンション上がりすぎて空回りしたら空気が悪くなるから気を付けろよ。」
とのことだ。
別に樋口さんとだけだし大丈夫だと思うんだけどな〜と考えたりしたが、意識を持つことが大切である。
頭を冷やしながら行動しよう。
樋口さんがニコニコで、
「よし、着いた〜」
と背伸びをしながら喜んでいる。
とても微笑ましい限りだ。写真に撮っておきたいぐらいである。
「こっからちょっと歩かなきゃいけないのちょっと面倒くさいけどね。」
「いつも歩いている道に比べたら楽勝だよ。それにしてもこんなところのショッピングモール初めて来たよ。よく行ったりするの?」
「そうだよ。別に近くのショッピングモールでも良いんだけどあそこじゃ漫画の品揃えあんまり良くないからここまで来てるんだよ。」
あんまりこの状況でショッピングモールで同級生とばったり...とかも嫌だという理由もあるが。
「まあ、立ち話はここぐらいにして行きましょっか。」
「だね。」
こうして、美少女と普通のこれといって取り柄のない陰キャという謎のペアがショッピングモールの中に入っていくのであった。




