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底辺に捧ぐPV 微up術

作者: 若羽

 まず初めにこの作品をクリックしてくれてありがとうございます。


 そしてこの作品をクリックしたという事は、あなたもPVやブクマ、引いてはポイントに伸び悩む底辺作者だという事になります。


 気持ちは解りますよ、何故なら私も生粋のど底辺なのですから。


 そしてもう一つ言っておくと、タイトルにある通り私が伝授するのはあくまでPVの微増に繋がるものでして、劇的にPVが増えたり、底辺を脱出する為の裏技ではございません。しかしながら、知ってないよりは知ってる方が絶対有利ではあるものなので微力ながら底辺様達の希望になればと思いこのエッセイを書くに至りました。 


 私が編み出したコツについては最後の方に書きますので、お暇な底辺様は最後までお付き合いいただければ幸いです。


 まあなろうでPVを増やしたい、ブクマを増やしたい、ptが欲しいと検索すればいくらでも記事とかエッセイとかにコツが書いてあるので底辺様達はそのくらいは既に実施済みだと思います。


 ブクマが欲しい、評価が欲しい、だったら早い話がPVを増やせという事ですね。極端な話、どんなにつまらない物語でも一億PVあれば100でも1000でもブクマは入ります、評価は入ります。でも世界最高に面白い物語だったとしてもpvが1だったら最高でもブクマは1なんですよね。


 でもまあこの辺は言われなくても分かってますよね? そのPVが無くて皆さん困ってるので散々検索したと思います。私も散々しました。


 一応PVを増やす為のコツとして、既に先人達が仰ってるものを掻い摘んでおくと


①【流行ジャンルを書く】


②【作品タイトルで釣る】


③【SNSの活用】


④【他作品からの誘導】


⑤【投稿時間】


 等々ですかね。この辺の話を私の経験も踏まえてお話していけたらと思います。5chに晒すとか、毎日投稿するとか、他にもあるにはあるんですが今回は割愛。



①【流行ジャンルを書く】

 これ関してはまあそりゃそうだと。今は下火のものもあるとはいえ転生、追放ざまあ、チート、ハーレム、最強、そして異世界恋愛、悪役令嬢、等々。


 ニーズに合ってない物を書いてどうしてPVが得られるのかと。


 まあ確かにそうですね、でも僕の場合は別になろうでバズりたいわけでも書籍化作家になりたいわけでもなく、あくまで自分の書きたい物語が少しでも日の目を見て欲しいだけなんです。なので僕は①に関しては実践しません、というよりノウハウも無いし僕の実力では実践出来ません……同じ気持ちの底辺様達は多いのでは無いでしょうか?


 私が今書いてる長編の場合、ジャンルはハイファンタジーなんですが、いかんせんチートも転生もないロボット物な上、主人公は負けるわ過去話も多いわでもろ非テンプレなんですが、まあ勿論散々な結果なわけです。


2024年1月8日現在

文字数177201 PV7065 ブクマ13 総pt88

このように嘘偽り無い底辺でございます。



②【作品タイトルで釣る】

 これに関してはもうその通りで、なろうのようなネット小説の場合表紙がありませんのでタイトルしか判断材料が無い。そしてこのタイトルでいかに目を引くかが勝負というのは皆さんが知る通り。


 そして私達みたいな底辺が一瞬日の目を見る瞬間、それが更新したその時だけです。閃光のようにほんの一瞬の輝きだとしてもそこでしか輝ける場所は無い。


 という訳で、タイトルが重要なので皆さん試行錯誤したり、長時間吟味したりでタイトルに苦慮してるところかと思います。


 目を引かせる為には当然内容がタイトルでわかるようなものでなくてはならない。だから「○○の○○が○○で○○した」

みたいなタイトルが溢れるのも仕方ないんですね。


 誰だって(私の主観です)「鬼滅の刃」とか「葬送のフリーレン」とか「ジャングルの王者ターちゃん」みたいなカッコいいタイトル付けたいですよ、でもあれらは媒体が違うんで話が別! ほっといてもジャンプやサンデーだからとりあえず誰かが読むし、内容が面白ければとりあえずバズる。


 中には短いタイトルでランキング入ってるのもあるって? それは別の作品でバズってて元々ファンや逆お気に入りが多数で積み上げて来た物がある人です。え、「魔女と傭兵」や「泡沫に神は微睡む」はどうかって? それはたまたま運良く影響力のあるスコッパーが見つけてくれて、しかも内容が凄まじく素晴らしい一部の天才だったからに過ぎません。そんな一部の例外を持ち出して私もいつか私もいつかと期待を抱くのはギャンブルとなんら変わりません。

 そう……俺達みたいな凡庸な底辺はなあ、やれる事全部やるしかねえんだよ!!


 かくいう私も最初は「オルスティアの空」というタイトルで投稿していました。最初の頃PVは一日40とかでした。さすがにまずいと思い苦肉の策で


「機械仕掛けの剣は空を翔る〜帝国の騎士養成所を追放されたけど大切な人を救う目的があるので小さな騎士団に入ったらいつの間にか戦果を挙げまくる〜」


 という見事に長文タイトルに変貌しました。効果の程はというと、PVは結構UPしましたね、更新すれば一日200PVくらいは行くようになりました。このタイトルが良いか悪いかは別にして、とりあえず前よりはクリックされるようになりました。ただタイトルと内容の乖離が酷いのでPVはあってもブクマは全然もらえません。このタイトルだとロボット物だと一切分かりませんしね。


 そしてここでタイトルで一番重要なのは何かという事に触れたい。作品を更新してなろうのトップページに載った場合、PC版で最大18文字、スマホ版で最大で27文字しか表示されないという事です。


 勿論、更新された作品のとこの【もっと見る】をクリックすればタイトルの全てが表示されるので目を見張るタイトルにしてればここで読まれるでしょう。しかし!一番大事なのは当然トップページに載ってるその一瞬なのです!


 つまりトップページ表示限界の18文字ないし27文字、ここに全てを懸ける事こそがタイトルにこだわるという事の真の本質なのです。


 結局私の作品も「オルスティアの空〜無能力でも最強の斬撃で敵機撃墜〜」というタイトルに落ち着きました。

これなら自分の付けたかったタイトル➕最強というワード➕敵機というワードでロボットものだと分かってもらえるし、思ったよりもPVは変わらず尚且つブクマやポイントは前よりは若干貰えてる気がします。


 私のように長文タイトルに苦手意識を持つプライドの高い底辺様は「自分の付けたいタイトル」➕「〜人気ありそうなワード〜」でかつ27文字くらいにまとめる、これが一番良い落とし所なのではないでしょうか?



③【SNSの活用】

 これはまあ、今時SNSは誰もが活用している媒体なので活用しない手はないという事ですね。


 ただ、これに関しては元々フォロワーが一万人いるだとか、YouTubeで登録者数が1万人いるだとかってインフルエンサーくらいならちょっと宣伝したらPVが爆上がって日刊乗ってってなると思うんですが、所詮私達みたいな一般人がまっさらな状態から宣伝したところで効果はたかがしれてますのでオススメしません。


 まあ元々そういうフォロワーみたいな人がたくさんいる人はそもそもそれを活用しないわけがなく、今底辺にいる人は間違いなくそういう人達ではないのでこれに関してはやっても効果はってところです……でもやらないよりはやった方がいいかも。勿論私はやってません。「やれる事は全部やるしかねえんだよ!」とか言っておいていきなりやってないです、はいすみません。



④【他作品からの誘導】

 これに関して、まあ僕達が出来る事で一番効果が高くなる可能性を秘めてるのは言ったらこれじゃないでしょうか? 勿論本命作品に少しでも日の目を当てさせる為の手段という意味なんですが。


 短編なり別作品なりで注目を集めて本命の作品に誘導する。まあ注目を集める為の良いアイディアがある人はこの方法がいいと思います。①のテンプレを書くのが嫌だとしても、自分の本命に少しでもお客さんが流れてくれるのを祈って短編で書いてみるのも手かもしれませんね。


 かくいう私も、このエッセイが少しでも人目に付いて本命の作品に人が流れればなんて目論んだりしてる訳ですが……最初に言った底辺様達の希望になりたいなどと、あれは嘘ですすみません。


 まあ多分こんなエッセイじゃ何の足しにもならないと思いますがどれくらい効果があったのかどうかは追記でその内書いときます。


 ちなみにここ大事なんですが、作品を投稿する時に、作者名の欄に作者を記入してる人が結構いますね。これNGですよ、作者名は元々設定してあるので作品投稿の時に入力すると何故かその作品から作者ページに飛べなくなってしまう仕様なんですね、これをしてしまうと作者のお気に入り登録もされませんし、別の作品に飛んでもらう事もされなくなるのでマイナスでしかありません、注意です。



⑤【投稿時間】

 お忙しい中ここまでお付き合いいただき誠にありがとうございます! ここからが僕の伝えたい本命になります。


 僕達底辺が手っ取り早く少しでもPVに繋げる為の重要事項、それは投稿時間です。まず前提として勿論皆さんがいくら底辺とはいえ、予約投稿するような度胸のある事してる人はいませんよね?


 予約投稿は00分にしか投稿が出来ず、そして予約投稿される数自体が多いため刹那でトップページから流されます、というかなんなら載りません。予約投稿していいのはブクマしてる人が万単位でいる上級様と、PVとかは一切興味無い生粋の底辺人だけです。


 手動だとしても勿論00分に投稿するのは悪手です。予約投稿の人達ともろ投稿時間が被るからです。じゃあ01分がいいのか? それもちょっと待って欲しい、もはやこの説は結構浸透してて01分から10分辺りもはわりと投稿数が多いんです意外と、なので投稿するなら11分か12分、まあ今の所この辺りがベストだと思います。


 さてじゃあ時間はと言うと、これはもうだいたい答は出てます。平日に関しては学生やリーマンの通勤時間になる7時、昼休みの12時、帰宅の17時、この辺りです。


 投稿すべき時間帯に関してはもっと詳しく突き詰めて書いてる人がたくさんいるので割愛しますが、分に関して言えば僕は結構12時11分とか12分とか17時11分とか12分に投稿するようにしてます。色々投稿してみてそれが最善なのかなと思います。


 そしてこの先が僕が序盤で述べここまで引っ張ってきた、皆様に伝えるべきコツになるのですが、まあなんだかんだ時間とか分とかはそれなりに考えて投稿してる底辺様は多いと思います


 じゃあ秒にまでこだわってますか!?


 これがね、意外と違うんですよ! 12時11分1秒に投稿した人と12時11分2秒に投稿した人とでは、後者の方がトップページの上に表示されます。なら当然12時11分59秒が一番最新に表示されます。


 え、なら12時12分でもいいじゃんって? そんな事言ってたらキリが無いでしょ!それなら13分の方が14分の方が、いやいや15分の方がって一周回って13時になっちゃいますから!


 まあとにかくですね、○時11分に投稿すると決めたのなら○時11分50〜59秒、○時12分に投稿すると決めたのなら○時12分50〜59秒と秒ににまでこだわってみましょう。やった時はやってない時の体感1.2倍くらいはPV上がってる気がします……多分。底辺様はもちろんスタートダッシュ決めようと思ってる人もやっといて損は無いと思います。 


 涙ぐましくせこい努力ですが、底辺は底辺なりに戦うしかないんです。


 そしてこれが私が伝授出来るPVの微up法になります。

 長らくこんな戯言にお付き合いくださり本当にありがとうございました!



【最後に】

 底辺とは孤独なものである。先の見えない暗闇の中を独り突き進まなくてはならない。PVは無く、ブクマは貰えず、ptも増えない。誰かに必要とされているのかも分からず、それでも自分の書きたい物語の為にあえて荊棘けいきょくの道を行く。


 彷徨い、もがき苦しみ、それでも足掻き続ける。そんな底辺達を私は尊敬している、そんな底辺達が私は大好きだ、そして私は自分が底辺である事に誇りを持って生きている。


 

 嘘です、すみませんさっさと底辺から脱却したいです。誰か助けてくださいお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 勉強になりました。 貪欲にすべてを実行しようと思います。 [気になる点] 何をもって底辺とするか考えちゃいます。
[良い点] ああ、試行錯誤した記憶がこみあげてきます 涙なしでは読めません…… なろうだと、SNSと投稿時間で本当にPV変わりますよね [気になる点] 投稿時間はいろいろ試して最終的に08:01に落ち…
[良い点] 先生と同じくロボット好きの流行りが書けない底辺です。 文体も書き方も統一していない素人で、書籍化を目指しているわけではありませんが、ブクマとPVが少しでも増えるとサイコーに嬉しくなります…
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