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半吸血鬼物語  作者: 月島樹
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#1 異世界転移

初めての投稿で、色々と間違っていたり、分かりにくい部分があると思います。

もしあったら感想で伝えて貰えると嬉しいです。

 今日も疲れた...もうすぐ高1が終わる、せっかく今のクラスに慣れてきたのに...僕、水樹拓八(みずきたくや)は布団の上に横たわりながらそんなことを考えていた、僕は人付き合いが苦手なため、毎回毎回クラスが変わると、いつも独りになってしまう。

「もういいや、寝よう」

僕は考えるのをやめ、目を閉じた。




======================================================




 背中が冷たい...しかも風がある......

「ん!?」

慌てて起きあがると僕は全く知らない場所にいた。

 周りを見回すとお城の外の広場のような場所にいるのが分かった、そして周りには何故かクラスメートの皆もいた。

 皆がざわつき始めると、後ろから

「皆さん、目が覚めたんですね」

と女の人の声が聞こえた、振り返るとそこには僕達と同じくらいの女の子が立っていた。そして女の子は僕達を見回した後、後ろに向かって

「お父様!皆さんが目を覚ましましたよ!」

と大きな声で叫んだ。


 しばらくして(ひげ)が立派で鎧を着た男の人が僕達の前に出てきた。

「やあ、勝手に呼び出してごめんね、まだ君達は混乱してるだろうから私がここに呼んだ理由を話すとしよう」

 そして男の人は僕達にとんでもないことを言い出した。

「実は君達に勇者として魔王を倒して欲しい」

 皆がざわざわし始めたその中、誰かが男の人に質問をしだした。

「何?魔王って?あと、俺ら勇者じゃないし。それにここ何処?あんたら誰?」

 質問をしたのはクラス1のうるささを誇る日比谷稜太(ひびやりょうた)君だった、いつも授業の妨害をしていてあまり好きではないが今回は多分皆が聞きたいであろうことを率先して言ってくれた。

 それに対して男の人は苦笑いしながら

「ははは...急にそんなことを言われても困るよね、ではまずは場所を話そう、この世界は君達が元いた世界ではない、つまり異世界だ、そしてここはメーノ王国の中心、メーノ城の外の広場になっている、その次に私達だが、私はこの王国を治める王でこの子は私の娘だ。私はブルード、この子はー」

「ミネルです。よろしくお願いします!」

 女の子が割って入る。

「それで、魔王についてだが、今回の魔王は厄介(やっかい)でな、この世界の者では敵わないんだ」

「敵わないって、何で?」

 すぐさま稜太君が疑問を口にする。

「ああ、今回の魔王は今までの歴代の者と違い、自分に立ち向かってくる者のレベルとスキルを消すことが出来る」

 そのあとブルードさんはこう言った。

「これにより、数々の実力者が敗れこの世を去った」

そしたら後ろにいたミネルさんが前に出てきて

「ですけど研究で、魔王の能力は転移者、つまり他の世界の者には効かないことが分かったんです!」

と大きな声で言った。

「魔王の能力が効かず、そして戦えるほどの年齢でグループになっている者達を召喚したら出てきたのがあなた達だった訳です!」

ミネルさんが話おわると、また誰かが質問をしだした。

「ねぇ、色々と事情は分かったけどさー、私達って元の世界に戻れるの?」

 質問したのはクラスのマイペースな女子、五十嵐秋華(いがらしあきか)さんだった。

この質問に対してミネルさんは

「えっと、戻る方法は1つだけあります...私達は魔王を倒してもらうためにあなた達を呼びました。つまり魔王を無事倒したら戻ることが出来ます」

 ミネルさんが言っていることはつまり魔王を倒さなければ戻ることが出来ないと言うことだ。

「えーっそれって危険じゃない?私達が死んだらどうするの?」

「ふざけんじゃねぇよ!」

「帰りたいよ...」

 皆がいっせいに騒ぎ出し、ミネルさんが困っていると、今度はブルードさんが口を開けた。

「君達に無理なことを頼んでいるのは分かる、でも頼める相手が君達しか居ないんだ、こちらも君達がこの世界で生きられるように色々と支えるつもりだ、頼む...」

 騒ぎ出す人はいなかった、ブルードさんが本気で言っていることが分かったんだと思う。


 その後のクラスの話し合いでブルードさんのお願いを聞くことが決まった。

 

 ここから僕の異世界での生活が始まった。

また、次も読んで下さい!      超不定期投稿です。

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