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020-ジョブ アンド スキル おさらい! -6-

「えっ、そんなにその、負担のかかるスキルなのか?」


 あまりに急激な変化に戸惑いつつもたずねてみると、ランナはばつが悪そうな顔をして目をそらす。


「いや、負担っていうかね。アレを見るのは頭が痛くなるんだよ。細かすぎるっていうか、目もどうもね……」


 何を思いだしたのか難儀そうに目頭を揉むランナ。語学に興味を持って自ら学ぼうとする勤勉な一面もあるのだからさすがに、字が細かくて読むのが辛い、という老人のようなそれではないはずだ。


「それは、どういう?」

「実際に見せられりゃ早いんだがね。あれはあたしにしか見えないモノだし。どうしたもんか……」


 とにかく全員のステータスチェックを渋るランナである。そこにこそっと助け舟を入れてくるのは、やはり一歩引いた位置からジョージを観察していたカーラだった。


「ギルドマスターさま」

「んギっ、マっ。あ、あたしの事だよねもちろん」


 今までは姉さんやら姐さんやらと、肩書きで畏まって呼ばれた事のなかったランナは思わず面食らってしまう。男前に口にくわえていた爪楊枝がぴょーんと飛んでいく。


「お嫌でしたか? ではなんとお呼びすればいいでしょう」

「いや……べつに嫌ってわけじゃないんだが。まあ好きに呼びな。で、なんだい」

「はい。このメンバー数だとだいぶ早いかとは思うのですが、ジョージさまをエミサリーに任命されてみてはいかがでしょう。神々がまだ早いと判断されれば、できないでしょうし、可能ならギルドマスターさまのお手を煩わせる機会も減ります」

「エミサリー。ふむ。その手があったね。ジョージちょっとおいで」


 とランナがジョージを引き連れて鍛練場からエントランスホールまで戻ろうとする。


「おおっとそれには及びません! どうぞこれを!」


 ずいっ、とまた豊満な胸の谷間から紙が取り出される。ジョージのポーチなみに謎の収納力を持つ谷間である。


「あン? ああ、ウチで使ってる用紙とはちょっと形式が違うが、まあ使えるだろう。ジョージあんたこれにさっさと名前書いて提出しな」


 出された紙にさらりと目を通すと、そのままジョージへバトンタッチ。


「え、なになに。ギルド内階級昇格契約書? ノーマルメンバーからエミサリーへ。ふむ」


 エミサリー、使者の肩書きを持つその役職は、どうやらいくつかのエグゼクトスキルを使用可能になる代わりに、神より課せられるギルド維持のためのノルマを追加で多く分担しなければならない、というような旨の事が書かれてあった。カーラの謎の場所から取り出され、ランナを経てジョージが受け取った契約書は、この条件で昇格を望む事を示すためのもので、サインを書き込む空白は二箇所あった。一箇所は昇格されるもの、もう一箇所は昇格を認める者、つまりジョージと、ギルドマスターであるランナが書き込む場所だ。


「ふむ。これは便利そうだ」


 ジョージも契約書の内容をさらりと読んでから、迷い無くサインを入れてランナに返す。


「今から行う昇格に異議がある奴はいるかい!?」


 力のこもった声でランナがこの場に集まっているギルドメンバー全員に尋ね、確かめる。ほとんどは目の前で何が起こっているのかも理解できていないのだから、いきなり異議があるかなどと問われても答えられるわけがない。


 事情をわかっているのは提案したカーラとギルド所属経験の長いロックとアラシだけ。提案しておいて異論を唱えるはずもなく、弟子二人も既にジョージに心酔しかけているため異議などあろうはずもない。


「よし、じゃ、ジョージ・ワシントンをここでエミサリーに任命する!」


 高らかに宣言すると、ランナの手の中にプリズムで半透明の判子が現れる。その判を、ランナは契約書にもうひとつあいていた空欄に、捺した。


 パシュン とはじける音がして紙が光り、空へと消えていく。同時に、空から別の光が降ってきてジョージに直撃した。


「うおっ、まぶしっ」

「んなわけあるかい。頭のてっぺんに当たっただろうに。で、どうだい」

「うん、えーっと……」


 なるほど、これがスキルを得た時の感覚かと、ジョージは理解し納得した。《ダンジョンマスタリー》のスキルに気づいた時ともまた違う。あちらが思い出したという感覚ならば、こちらは覚醒したというに相応しい。


 目が覚めた、気付かされた、アハ体験とも言われる爽快感が脳の裏の方で爆発し、そして急速に馴染んでいく。


「じゃ、さっそく《アナライズ》」


 手近なところにいたカーラに向かって今使えるようになったエグゼクトスキルを使う。とたん、カーラから無数の文字やグラフが飛び出してきたように、ジョージには見えた。


「うおっ」


 その情報量たるや。国語辞典のページをすべてほどいてびっしりと隙間無く並べたような情報量だ、普通の人間が一目見て全てを理解できるようなモノではない。なるほどこれならばランナが嫌がるのも理解できた。


 飛び出たそれらをよく見ると、なぜか大半は日本語で書かれてあり、ジョージにとっては多くは理解し易い形ものだが、滅多にお目にかからないような難読漢字まで含まれていて、いくつかは意味を理解できない項目もある。


「こいつはなんというか」


 さすがのジョージでさえ目を白黒させていると、ランナがあきれる。


「いきなり使う奴があるかい。役職が変わったかどうかは、ギルドカードを見て確認するんだよ」

「あ、その手が……」


 新しい感覚に気が踊っていたとはいえ、どうも迂闊である。指摘された通り、自分のギルドカードを確認すると、所属ギルドの後ろにあらたな記述が増えていた。


「ディアル潜窟組合 エミサリー」

「《アナライズ》を使えたんだからわかっちゃいたけど、ちゃんと昇格したみたいだね。で、どうだいそのスキルの使い心地は」

「魔力的な負担は皆無だが、なるほこどれは確かに辛いものがあるな」


 改めて《アナライズ》を使ったカーラの方を見ると、膨大な情報量にまた軽くめまいがした。だが、ジョージは視界に浮かぶ文字に左上から順に目を通して行き、ものの数分で大体の内容を把握した。


「これだけの情報量だ、なんでもかんでもわかっちゃうのかと思って、最初に女性に使っちゃったのは失敗だったかと思ったが、そうでもないな」


 はじめは、身長体重からスリーサイズまで全て表示されたのかと思って軽く期待してしまったが、直接的にそれらに触れている数字は一切ない。


「……やっぱりこういう役目はあんたの方が適任だね。こんどあたしにもこれの読み方を教えとくれ」


 今まで見る担当だったランナの方がこのスキルを使いこなしていないようだ。それともうひとつ、気になる事がある。


「日本語で書かれてるんだが、これが姐さんが日本語を習おうと思った理由?」

「は? いや、あたしが見る時は普通に公用語だよ?」

「おおう。どういう事だ?」


 どうやら見え方には個人によって差があるらしい。


「ふぅむ?」


 ジョージはマントと仮面を取り出して早速解析に入る。


 仮面を通してみた世界でも《アナライズ》スキルによる情報表示はされたままで、仮面もまたそれを認識できているようだった。


 ジョージは映像データとしてそれをコピーする。


「アラシ、アラシの仮面をちょっとそこに出してくれ」


 プロジェクタ機能を持たせたアラシの仮面を使い、コピーした映像データをそこに投影すると、すぐにランナが反応した。


「おっ? おや、だいたいおんなじだけど、確かに言葉、いや言語が? 違うね」

「大体は、同じなんだな?」


 さすがに空中に映像が投影されるような技術は初めて見たらしく、カーラが驚いたようにそちらを見ているが、ジョージは構わず解析を続ける。


「どこにどんな情報が表示されるのかは、憶えてるか?」

「そうだね、あたしが見てたのはいつも一個だけで、確かこの辺に、使えるスキルの一覧が出てたはずなんだけど。他は読み方だけはわかるけど、意味がサッパリでね」


 おそらく表示されている情報の内容自体は、ランナがいつも見ているものと変わらないのだろう。しかしまだほとんど理解できない文字で表されると、ほとんどがただの模様のようにしか見えないらしく、ランナはそれほどのストレスを感じているような様子ではない。


「大部分が、部位ごとの、筋肉内、骨格内、内臓内に内包される生気の量だ。ほとんど色をあらわす文字で書かれてる。しかし見辛いなこれ、いじれないのか……」


 手を伸ばして浮かんでいる文字に触れてみるが、手ごたえはなく、文字は伸ばした手よりも内側に相変わらず浮かんだままだ。どうやらその場に文字が浮かんでいるのではなく、見る者の目に直接、そう見えるような形で表示されているようだ。


「ふむ……じゃあ仮面(こっち)側で補正をかけてみるか。ついでに、俺がどんな事をしてるのかそっちにも見せてやろう」


 ジョージにだけ見えているワイヤーフレームオブジェクトが操作される。


 ポン と音を立ててアラシの仮面から投影される映像の量がさらに増えた。


 ジョージが腕を動かすごとに、増えた映像も応じて動いていき、新たに開かれた小窓にスルスルと文字が書き足されていく。ジョージの手の動きはまさきキーボードを叩く時のそれだった。


「なんとなく、やってる事はわかるけど、なにやってるのかわかんないッス」


 ロックが相変わらず阿呆な事を口走ったが無理もないだろう。


 ジョージのどの動作が表示されているオブジェクトのどの動きに対応しているのか、という動きだけはわかる。


 しかしその動きがどういった意味を持ち、どのような効果をもたらすのかが、動かしている本人以外にはさっぱり理解できない。これはジョージと同じ世界から来た筈の千紗でさえ同様だった。


「あの、ジョージさま、これは何をしていらっしゃるのでしょう」


 恐る恐るカーラがたずねると、ジョージは仮面の下でなんともないというような顔をして答える。


「表示にマスクをかけるようにプログラムを書いてる。とりあえず、色対応を、こうやって、こうだ」


 マスクだのプログラムだのと言われてもやはり千紗さえわからない。わからない者など置き去りにして、ジョージは作業を進めていく。


 ジョージにとっては表示されている文字は幸いにも日本語だ。色を表す日本語とRGBカラーモデルを対応させる。色の名称と数値のデータベースは既にあるものを使った。


「よし、どうだ」


 実行のタイミングだけは全員が理解した。矢印のマークがポンとタッチされると、投影されていた膨大な量の文字が一割ほど削除され、代わりに青紫から浅黄色まで様々な色が次々と表示されていく。


「うむ。あとは人間の形に落とし込んで……」


 次に現れたのは半透明の精巧なマネキンだった。のっぺりとした顔は見る者に不快感を与えない程度に凹凸がついており、体は男性のものだとわかる。


「……あれ、女性モデルはなかったっけ。なかったっけー、ない、ないわけないんだが、みつから~ないな。仕方ない、暫定でコレを使って」


 またひっきりなしに腕が動かされる。それも、こんどは大げさな手振りである。それに応じて投影されている大量の色と文字はマネキンになすりつけられるようにして、次々とマネキンの頭、目、表情筋の一つ一つに首筋、肩、胸、背、腕、腹と順に着色されていく。


「あっ、思い出したコレだ」


 頭の先から腰の辺りまで色がついたかと思うと、急に何かを思い出したジョージが表示されているマネキンの頭を横に三百六十度一回転させた。


 何人かが短く悲鳴をあげたが、そこは所詮マネキン、大したショックはなく、それよりも次に起こった事に次々と驚きの声があがる。


 なんと、回転した顔が女性的なものに変わっており、それに続くように首のすぐ下から足の先までゆっくりと女性的な丸みを帯びたものへ変化していく。


 滑らかな変化はそこいらの攻撃魔法を見るよりもよほど魔法らしい不思議な光景で、マネキンが完全に女性の形になった時には、顔ののっぺりさ加減と身体の凹凸のシルエットの微妙なバランスによって、純朴な若者、具体的には、ロック、モンド、スドウドゥの三名が気恥ずかしそうに表示されているモデルから目をそらす。


「面白い見世物だけど、なにやってんだいコレは」


「だから、マスクがかかるようにプログラム。つってもわからないか。

 今まで文字だけで表示されてたものをもっと視覚的にして、直感で意味がわかるようにしてるんだ。

 今まで《アナライズ》によって表示されていた文字列のほとんどが、人間の肉体の各部位ごとに吸収された“生気”の強弱を表す物だった。具体的な数値化はされずに色で表示されていたのに、色は文字で表されていたし、人体の筋肉やら骨やらの部位を一つ一つわけて記載していたから無駄に情報量が多かった。

 だから、これを色は色として表示させて、部位も簡単な人体模型に落とし込む事で、このあたりの骨と筋肉が、このくらい強化されている、というのをパッと見てもわかりやすくしている。

 と、これで生体部位は全部だな」


 表示されていた文字の八割までもが消費され、出来上がった色つきマネキンはなかなかカラフルだった。全体的に黄色く、指先と首筋辺りだけ青みがかっている。足はつま先まで濃い黄色で、赤みがかっている部分もある。


 サーモグラフで見た時の体温の状態を示す図にも似ていたが、その場合は四肢の末端にいけばいくほど色が青くなるものなので、この出来上がった仮想マネキンは本当にジョージの言うとおり、今までカーラが吸い上げてきた生気がどの部位に強く作用しているのかを見やすく表したものなのだろう。


「おそらく、ギルドカードのカラーランクと同じ順序で強弱が表されている。つまり、青黒に近いほど弱く、赤白に近いほど強く強化さいるって事だな。

 この、カーラを《アナライズ》して出たものだと、全体的に満遍なく強化されているが、握力が若干弱いか。カーラはもしかして足技の方が得意なんじゃないか?」

「っ! は、はい! その……この姿では、はしたないからといって司祭様には止められていましたが」


 カーラは若干恥ずかしそうに顔を伏せている。


「おっそろしいね、これを見ただけでそんな事までわかるのかい」


 強化されている場所というのは、その分頻繁に使われている場所、という事だろう。つまり赤に近い部分を見ればどのような戦い方が得意であるのか、大体の見当をつけられるという事だ。その危険性をいち早く認識したのは、やはりというべきか、ランナだった。


「けど、魔法を主体に戦う相手だと、どうなるんです?」


 もうひとつ変わった着眼点で物を見はじめたのがモンドだ。まだ気恥ずかしそうにしているが学術的に参考になるとあっては知識欲を抑えられないらしい。


「それが、ここだな」


 と言ってジョージは仮面越しに自分にだけ見えている光景ではなく、投影されている方の映像を指差した。そこにはまだマネキンの体のどこの部位にもセットされていない文字とカラーが残されてあり、それは先ほどランナが「この辺りにスキルの一覧があった」と指した場所と一致した。


「今、翻訳を添える……が、カーラ、今使えるスキルが全部皆に見られちゃうけどいいか?」

「はい、構いませんよ」


 カーラにとっての奥の手は、手ならぬ脚だった。そこも見破られてはもう隠すものもない。


 本人から許諾を得てジョージが表示を直すと、半透明の紙が重なるようにいくつものスキルの名が連ねられた。


「《水の礫》《癒しの光》《涼風(りょうふう)》《解毒の水》《快癒の水》それと、《グラップルマスタリー》に《プレーヤーマスタリー》これは、祈り? 祈祷かな。で、ここにも色がついている。この色もギルドカードと同じで、それぞれのスキルの習熟度を表していると考えられる」


 カーラの場合は、

《水の礫》が青、

《癒しの光》が青緑、

《涼風》が黄緑、

《解毒の水》が青紫、

《快癒の水》が緑。

《グラップルマスタリー》は黄、

《プレーヤーマスタリー》驚きの桜色だった。カーラは齢十八にして相当回数の祈祷を行っている事になる。


「そんで最後の一つが、魔力の量だと思うんだが、どう表示させるべきかね」


 これについても色で表現されていたが、表示が二つあった。対応する記述が両方とも文字化けしたように潰れていてよくわからない。色は、片方は黄色で、もう片方は真っ白である。


「俺の予想だと、黄色い方が最大魔力量で、白い方は最大魔力量に対しての現在の魔力充実度だ。ほぼ、間違いないだろうが、この場合どう表示するべきか」


 ジョージはしばらく悩んだまま動かなくなった。


 その間、ギルドメンバーたちは表示されたままのカラフルマネキンを興味深そうに観察していた。うち何割が本当に意味を理解しているのか。


 一方で体形的特長は全く違えど自分の情報をもとにして作られたマネキンを眺められているのだと気付いたカーラがさりげなく、もじもじと体をゆする。それはそれでアレな光景で、思春期の男子たちは余計に意識してしまう。


「よし、暫定的に、こうやって、こうだ」


 これまでは色情報をそのまま採用していたジョージだったが、色彩に格付けをして全てを表現する手法をあきらめ、総魔力値をゲージ状に作り変え、真っ白が最大値であると強引に決め付けてゲージが満タンの状態を作り出した。


「カーラ、悪いけど消費が大きめのスキル、奇跡を使ってもらえるか?」

「え? あ、はい! あ、でも目標がないと。どなたも大怪我などしていらっしゃいませんし」

「質でだめなら量だ。あの的に、さっきの水弾を連続で」

「なるほど! はい!」


 支持をうけ納得したカーラは気合を入れ直すと、両手を前に突き出しただけでスキルの名を唱えずに複数の水弾を作り出し、連続で的に向かって撃ちだした。出現させる事はいくつも同時にできるようだが、撃ちだす動作は同時に二つまでしかできないらしく、一射ごとの感覚もおよそ一秒ほど空いてしまう。


 その光景を横目に見ながら、ジョージは自分の目にだけ表示されている情報に集中を傾けていた。


「ふむ? もしかして。《アナライズ》」


 連射が少しだけ辛そうなカーラとは別に、表示される情報はどこも変化しない。もしやと思ったジョージがエグゼクトスキルと使い直すと、はっきりと変化が現れた。


「ありがとうカーラ、もういい」

「はぁ、はい。はぁ。お役に立てましたか?」

「十分だ」


 この《アナライズ》というスキルは表示している間、リアルタイムで情報が更新されるわけではなく、スキルを使った瞬間の情報を表示し保持するような働きであるらしい。


「白から、赤へ。体感でいいんだが、今ので魔力のどのくらいを消費した?」

「えっと、1/8くらいです。けど半分も魔力を使うと頭がくらくらしてしまうので、実用的ではありませんね」

「なるほど、じゃ、こんなもんかな」


 総魔力量をひとつのタンクに見立てた表示方法で、現在のカーラの魔力は八分の一ほど減った状態に表示しなおされた。


「だいぶ、見やすくなっただろう」


 ここに、いままでどこの潜窟者ギルドでもずっと手付かずだった《アナライズ》スキルの使い勝手の改善が行われた。しかもこの短時間でかなりの実用性を持って形になっている。


 これがどれだけすさまじい事であるかを、ディアル潜窟組合のメンバーは、誰も、知らない。

今年中の本編投稿は今回が最後になります


来週の更新曜日のどこかで、ジョージが千紗あてに書いた手記を番外編として投稿するかもしれません


まあ、間繋ぎですね

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