表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

再び南方へ

 夕方からは看護婦さん達の手も借りて見張りを続ける。船長の赤木少尉の話しでは(先行している連中が襲われてないから大丈夫。)らしいが安心出来ない。何もしていないがクタクタになった。無線封鎖の為海軍からの情報を聞いているしかなかった。        寝不足で迎えた4日目の夕方、航海長の寺田少尉がやって来た。「先に行った連中が喰われたらしい。損害は軍機に触れるんで言わないがどうも壊滅らしい。」聞いているとどうも不正確だが、仕方ない。敵も放送を聞いている。本当の所が言えないのだ。「済まんが浮き輪でも用意しといてくれ。」 秋谷に水筒と乾パンなんかを準備させ各自携帯する。「大砲の訓練とかしなくて宜しいですか?」心配そうな顔をした田口が聞いてきた。「無駄な事はせん。どうせ撃たれたら終わる」熊さんが酒をカバンに詰め込んでいる。「そうそう、アホみたいにしがみついて死んでしもてもつまらん。先の一手考えんと。」   ご飯を交代で食べ、見張りが疎かにならないようにしていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ