表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

0-2 カコのはなし1

シノビと呼ばれ、隠密行動に特化し、偵察、暗殺、護衛などの任務を主に任せられる職業。

その中でも王家や一部の高級貴族からの依頼しか受けない孤高なシノビ一族_『カクレ』


そんなカクレ本家、母屋の地下一階には独房と呼ばれる部屋がある。四畳ほどの狭い空間に水を汲んだ桶が一つ。外から鍵がかけられており、その鍵は統領である父だけが持っていた。

その空間が私の部屋だった。


1日の半分以上をそこで過ごした。睡眠も食事も独房の中だった。

1日10時間程度の修行があったから、外に出られなかったわけでなかったけれど。


修行の時間が一番過酷だった。血を吐くほどの走り込みと数時間に及ぶ筋トレ、リンチされるだけの戦闘訓練。


それに比べれば、独房の中は平和だった。独房ではひたすらに瞑想をした。食事中も睡眠中も。それが父からの命令だったから。誰にも自分の存在を気付かれぬように気配を消す訓練だと言われた。


こんな待遇を受けるのは私が能無しだからだと聞いた。父の実の子供ではなく本家特有の魔術適正が無いからだ、と。戦闘訓練で兄弟から足蹴にされながら知らされた。


それでも、母は私を愛してくれた。

たまに独房に現れては私の怪我を治療してくれた。お陰できつい訓練にも耐えられた。

「あなたは私とカゲツの子よ。きっと強く優しい子になるわ。ごめんね、あとすこしだから」

私はその母の言葉を信じていた。


重たいですね、すいません。あと、もう、もう少しで平和になるので…!!!

気楽に読んでいってください(・ω・`)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ