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博士と立野くん

水平リーベ僕の船♫

作者: 星野☆明美

「博士、これ!」

立野くんが慌ててなにか持ってきました。

「なんじゃ、元素記号がどうしたのかね?」

透明な四角いオブジェ。中には元素記号の文字と、鉱物のかけらが閉じ込められている。

「これ、放射性物質も入ってませんか?」

「それが慌てている理由かね?」

「はい。……あの、大丈夫、ですか?」

「たとえばウランじゃが、自然界で安定しているものは放射線は出さないぞい」

「じゃあ、核融合起こすのは、不安定な元素なんですか?」

「うむ」

「なんだー」

「Newtonでも読んで勉強したまえ」

「はーい」

「にゃーん」

マルの子猫がエサをねだりにきた。

「ウランちゃん。エサあげようね」

立野くんがそう声をかけると、シャム猫のウランはゴロゴロのどを鳴らして顔を立野くんのズボンに擦り付けた。

「アトム、ウラン、アトラス……手塚治虫か」

博士は猫たちの名前の由来を思った。

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