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憧れ
「ねね!この後少し時間ある?」
樹さんはゲームを買うのに付き合ってくれた。途中で昔はこうだったとか、こんなゲームしてたとか話してくれた。
ちょっとだけ、ほんの少しだけ別れるのが寂しいなと思ってたらもう少し一緒にいれそうだ。
「ええ、まあ。春休みですし特に予定もありませんが」
月陽はやたら早口で答える。
樹さんは心の距離を詰めるのが上手だと思った。
何でだろうか。
私には無いものばかりという事は理解した。
なら、他の人から見よう見まねで成長するしかないけどもそれは月陽にとって難しい事だった。
大型ショッピングモールというだけあって、お茶できる場所は結構歩くところにある。




