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遠慮なく
ゴリゴリゴリゴリと豆を挽く音がうるさい。
普段使わない筋肉を使っている感覚で、腕がすぐだるくなってきた。
予定にないことをする時はめんどくさい気持ちが溢れて止まらない。
月陽は露骨に態度に出るタイプで夜桜はそれを見てニマニマしてる。
「暇そうだねー、大変そうだねー」
ニマニマ顔に腹が立って頬を膨らましミルを夜桜に押しやる。
「仕方にゃいにゃー」
「何それ、可愛いから私以外にはやらないでね」
ふと真顔になった月陽は夜桜に釘を刺す。
夜桜との何気ない会話は愛おしいが他の人にやられるのは絶対に嫌だ。
夜桜は月陽のメンヘラ気質に若干引いた様子だか沼った月陽もこれもありと考え始めていた。
「月陽以外にはやらないにゃー」
パシャ
月陽は無言で猫のポーズした妖艶な表情の夜桜を写真を撮った。
「月陽遠慮なくなってきたね」
ゴリゴリ豆を挽きながら苦笑い。
普段から豆を挽くのか、慣れた動作で余裕そうだ。
「する必要もないでしょー」
ケトルに水を多めに入れながら月陽が応える。




