79/395
精一杯疲れよう
「夜桜、私は花見ってのんびりするものだと思ってた」
「ん?実際そうじゃない?」
「そう?私には賑やかで活気があって、みんな笑顔でエネルギッシュだなって思うよ」
夜桜は月陽の言葉に周りを見渡して「確かに」と言って苦笑いした。
「だからさ、精一杯疲れよう」
「らしくないね、でも、それは最高だね」
それからの夜桜は遠慮を捨てたように月陽とやりたいことをして回った。
もう3歩歩く事に写真を撮っている気がする。
最初は恥ずかしげな顔で写真に写っていた月陽は次第に疲れた苦笑いになっていて、それでも付き合ってくれた月陽に夜桜は嬉しくなって終始ご満悦だった。




