表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LIFE〜私とあなたの物語〜  作者: 新規四季
LIFE

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/395

蠱惑的

寝ると言ってもまだ、闇に蒼が混じり合う時間。


色んな事があったし、疲れたはずなのに全然眠れる気がしなかった。


悩んでぐちゃぐちゃになりそうで。


すぐ横に横たわってる夜桜は月陽が何か口を開くよりも先に一緒にベットに入ってきた。

小さなベットだから2人並べばギリギリだ。

夜桜も同じだろう。


「夜桜」


消え入りそうな声。声を出したことを無かったことにしてしまいたかった。


手に温もりを感じだ。夜桜が、手を握ったのだ。

彼女の熱を感じる。


「私は怖いのかもしれない。言葉が生み出す残酷さとかが」

「考えすぎだって。だって、言ってくれなきゃなーんにもわかんないんだよ?」


月陽は体の向きを変えた。夜桜がよく見えるように。


「夜桜も分かんないの?」


月陽は自分が抱える曖昧な気持ちを纏めようとする。言葉で伝える準備をする。


「分かんない。月陽が何考えてるかなんて1個もわかんないさ。よく考えてみ、話し始めて1週間も経ってないんだよ」


確かにそうだ。


「どんな些細なことでも言って欲しかった。私に聞いてほしいかった。1人で勝手に決めるのは…」

「そっか、悪かった。でも月陽さ、こっちが強引に行かないと全部拒絶しそうだし」

「慣れてないだけよ」

「慣れなくていいよ」


どう言う意味なのか推し量れずに夜桜を見つめる。

夜桜は月陽の方へ体の向きを変えるとコツンと額と額を合わせた。


「私だけが味方であり続けてあげる」


蠱惑的な声がすぐ近くで私を溺れさす。


「ねぇ、私だけを見ててよ。月陽」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ