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マジか!?  作者: 夜凪
8/18

どうやら夢枕に立たれたようで。

どうやら昨日は投稿に失敗していた模様で1日空いちゃいました。すみません……。

所変わって、自宅です。


浅宮さんと堤さんも一緒です。


両親?まだ帰ってきてませんが、なにか?

と、いうか、急遽仕事が入ったようで今日明日と2人とも帰って来ないみたい。

ま、よくある事なので気にしない。


あ、遅くなったけど、我が家は運送業をしてて父親は長距離トラックの運ちゃん。母親は事務兼運転手。

他2人ほど運ちゃん雇って、雑貨から機材まで幅広く運んでる。


ありがたい事に仕事は切れる事なく、と、いうか突発の荷物も車さえ空いていれば快く引き受ける為、一年の大半が家にいなかったりするんだよね。

家族みんなが揃うのなんて年に数回。

………よくグレ無かったよね、うちの兄妹。


そんな訳で、兄が怪しい趣味にいそしもうと、2、3日家を開けようと気にしない、というか、気づいてないのかな?

あ、兄がお出かけの時は、私は友達の家に泊まりに行ったりしてたんだけどね。

ちゃんと電話とかメールで連絡は入れてたから、無断外泊では無い、筈。



あぁ、話がそれた。



衝動的に丸めて投げた『猿でもわかる〜〜』の紙を広げて眺めてもう一度笑いの渦に巻き込まれた2人がようやく落ち着いた所で、場所移動。


いくら個室とはいえ、お店でこれ以上騒ぐのもなんだし。

何より、兄の手紙を再検討するにも実行するにも、邪魔の入らない場所の方がいいだろうって事で。


誰もいない家に男性を連れ込むなんて……って?

オムツはめてアブアブ言ってる時代を知ってる相手をどうこうしようなんて思わないでしょ。

それを抜きにしても、2人とも引く手数多の無敵のイケメン様でっせ?


可もなく不可もない(………不可もない筈!)小娘なんぞお呼びじゃありません事よ。

あ、なんか自分で言ってて虚しくなってきた。





「で、これってやっぱり実行しなくちゃなんですかね?」

机の上に広げられたアレコレ。


どうも、用途としては2種類に分けられるらしく。


片方は私の『封印解除』のための道具。


1.青いガラスの小さなコップ。

コロンと丸い形は卵みたいで可愛い。サイズ的にはぐい呑くらい。


2.なんかゴチャゴチャ書かれた魔法陣のようなもの。

小さな文字で六芒星が描かれ、その中心に二重円が描かれている。


3.いろんな色の蝋燭6本。

これまたなんか小さな字がびっしり描かれていてチョット不気味。


4.なんか褐色の液体が入ったスポイト付きの小瓶。

術者の血液、だそうだ。つまりこの場合は兄ね。


で、もう1つが『霊体視認』のための道具だそうで。


1.カラフルな石が13個。

それぞれに意味があるらしいけど、めんどくさいので割愛。


2.小さな文字で描かれた魔法陣その2。

こっちはなんだか円形に唐草模様のようなものが絡み付いてる感じ?複雑すぎてよく分からないので割愛。


3.シンプルなシルバーの指輪が2つ。それぞれにポツンと青と赤の石が付いてる。

石の下、台座の部分になにか呪文っぽいものが透けて見える。

なんか、雑誌の最後の方に乗ってるおまじないグッズのよう。



以上、2つの塊を前に、私たちは顔を見合わせた。


そもそも、兄がオカルトマニアなのも知ってたし、厨ニ病拗らせてるのも認識してた。

けど、今回のこれは、なんとも………。


ただ、無視してしまうにはお膳立てが凝りすぎている。

わざわざ事前に浅宮さんと堤さんに渡していたり、中身の小道具もなんだか本格的て凝っている。

と、いうか、変なオーラを感じるのは………兄の厨二に毒されてる?


「…………………あのな」

すご〜く躊躇った………と、いうかなんだか嫌そうな顔で、堤さんが口を開いた。


「言いたくないんだが。と、いうか、気のせいだと思ってたんだが………」

「なに?大知。まだるっこしいんだけど?」

なおも口ごもる堤さんに浅宮さんが突っ込んでいる。

全くだ。もっとやれ!


「封筒のこと、突然思い出したって言ったけど、実は夢の中に志月が出てきてな?」


堤さんの言うことには。


3日ほど前から夢に兄が出てきたらしい。

最初はすごく遠くボヤけたかんじで、付き合いの長い堤さんにしても「志月?」ってレベル。

そこからどんどん近づいてきて、昨日ついに声が聞こえた。

『封筒………結衣………』

そこで、ようやく預けられていた封筒の存在を思い出したらしい。


ジワジワと近づいてくる、とか。

なに?そのホラー風味。


「…………………つまり、兄の主張があった以上、コレ、やらないと、なにかしら次ののアプローチが来るんじゃないかと?」

「おそらく」

コクリと頷いた堤さんを見つめる事数秒。

私は大きく息を吸い込んだ。




「兄貴、めんどくさ〜〜〜い!!!」






読んでくださりありがとうございました。


なんでしょう。お話が進みません。

やっぱり1話2千前後なのがいかんのでしょうか……。

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