読者投票結果
またしても伸び悩んだ投票数、毎年のことながら、どうしたら票数が伸びるのか、全くわからなくなってしまっていた。
「投票の他にレビュー数を参考にする」と、企画当初から明言していたこともあり、「苦手な作品には感想すら書きに行かなかった」と言う声も聞いた。これは、次回があるならば改善する必要がありそうだと思いつつも、当初の約束通りに投票数と書き込み数を参考に賞選考を行った。
書き込みの内容も考慮したのは、それしか客観的な方法での選考が思い浮かばなかったからで、依怙贔屓しているわけではない。トラブルの原因になってしまったのは申し訳なく思うが、参加者の割に投票してもらえないイベントであるのは、誰の目から見ても明らかなものだったのだ。
さて、集計結果、各賞に選ばれた作品について、おすすめポイントを。但し、既に削除されてしまった作品も含むのであしからず。
企画サイトには、次点作品も掲載している。
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掌編部門賞&街角文学賞★「変人の穴」栖坂月
http://ncode.syosetu.com/n0594o/
何気ない日常風景の中に現れた「穴」。
細かい説明はないものの、主人公の視点で、不思議な穴について様々な考察がなされているという構成が面白い。
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短編部門賞&エンターテイメント賞★「マリッジ・ホワイトスワン」虹鮫連牙
http://ncode.syosetu.com/n5282n/
軽快なリズムで、不思議な女性(?)との出会いから別れまでを綴る。
突っ込みたくなったところで、丁度良く合いの手を入れてくれる主人公。
なぜこうなった、思いながらも結末でほっこり。誰もが楽しめるSFコメディ。
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中編部門賞★「消えゆく明日の片隅で」谷津矢車
(削除済み)
ゆっくりと壊れ始めた日常が、加速していくラストは見もの。
解けていくようなねっとりとした感覚が体感できるはず。
冒頭で世界の終わりを告げた男と、主人公、そして幼なじみの運命や如何に。
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長編部門賞★「燕と夜叉」俊衛門
http://ncode.syosetu.com/n0808o/
急に押しつけられた夜叉の少年を預かることになった金麗。
嫌々ながらも、いつしか少年に寄り添うようになる彼女の、心の正常が生々しい。
かなりの読み応え。心の底にずしっとくる作品。
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ベスト世界観賞★「The melancholiy of the smoker and bookman ~喫煙者と読書家の憂鬱~」武倉悠樹
http://ncode.syosetu.com/n5279n/
細かい描写が、進みすぎたテクノロジーをしっかりと脳内再生させてくれる。
本当に些細な日常に過ぎないのだが、細かい設定に息をのむ。
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韻鏡十年賞★「マルキ・ド・サド、あるいは現代の文学にかえて」一二三四
http://ncode.syosetu.com/n5251n/
最後まで読んでも意味がわからない。最初から読み直して、また読み直して、それでも頭をかしげてしまう。
結局のところは何なのか、そもそもSFなのかどうか。
判断に迷うかも知れないが、とりあえずSFということで。
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発想力賞★「死亡猶予」Mr.あいう
http://ncode.syosetu.com/n0982o/
まさかの、主人公死んだところからスタート。しかし、転生ものやホラーじゃない。
これから確実な死に向かう、その前にやり損ねたことを終えなければならない。
誰かの死を目の当たりにしたことのある人なら、思わずグッときてしまうのでは。
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ベストキャラクター賞★冷蔵庫(「キッチンドランカーvs冷蔵庫」栖坂月)
http://ncode.syosetu.com/n6643n/
自暴自棄となった妻と冷蔵庫が喋る喋る。
家にこんな冷蔵庫があったら? 私はお断りだが、結構楽しいかも知れない。
6/22「消えゆく明日の片隅で」デッドリンクのため、URL削除しました。




