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空想科学祭・五年間の軌跡  作者: 天崎 剣
空想科学祭2010(2010年9月~10月開催)

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第三回の風景・前回からの変更点

 2010年、根性の第三回目。

 2009年の作品を読み終わらないうちに、企画サイトを作っていた。恒例と言われるようになったこの企画を、何とかこの年も開催しなければと思い始めていた。それはまるで、ノルマに追われる営業職の如く、ルーチンワークに日常感覚を失った事務職の如く、半ば強迫観念にも似たものに支配された私は、必死に企画の内容を練った。

 二年連続で開催したことで、参加者には好評だったが、某巨大掲示板の住人が空想科学祭を好意的に捉えていないのは知っていた。悔しさのあまり、どうしたらいいものか悩んだ時期もあったが、自分に都合の悪いことは忘れるようにしている、いや、無意識に忘れてしまう性格のため、またもや募集をかけてしまうのだ。アホである。

 しかし、度重なる心労、転勤後の苦労なども重なり、心の中では、「これで終わりにしよう」と、密かに思っていたのだ。

 

 

挿絵(By みてみん)

http://sf2010.ikaduchi.com/



 前回まで自作イラストをTOPにもってきていたが、某ボーカロイドのパクリだと揶揄されたので、描くのをやめた。

 ちなみに、私はボカロには疎く、そんなつもりは毛頭無かったのだが。似てたのは本当に偶然。ポニテ好き、ヘッドホン好き、髪の毛は寒色系が好き。全てを詰め込んだキャラだっただけで、似せてはいない。スーツも自分でデザインしたのに、心外だった。もう描かない。



★前回からの変更点★


●主催を天崎剣から空想科学祭実行委員会へ

 名前ばかりだった実行委員会を、いよいよまっとうな組織へと!

 いや、単に、天崎の作業量を見かねて、第一回目からの参加者である、俊衛門さん、木野目理兵衛さんが手伝ってくれることに。四人体制で企画をスタート。

 しかし、これが新たな火種を呼ぶことになる。


●作品数制限、一人三作品まで

 前回一人で10作品以上書き上げた尚文産商堂さんの例もあり、とても読み切れない、規制するしかないと、三作品までに制限をかける。

 また、全ての作品が関連作であると読むのに疲れてしまうので、関連作品での投稿も禁止した。


●作品文字数上限を20万字に変更

 10万字では少なすぎるとの声が、長編組から寄せられる。しかし、読む方からしたら、長すぎると大変なのだ。

 いろいろ考えた結果、20万字程度が妥当ではないかということに。


●投稿期間の見直し

 1ヶ月半あった投稿期間を短縮、一ヶ月に。

 投票期間を一ヶ月、あわせて二ヶ月の開催へと変更した。

 長編作品も期間内に読み切れるように、また、ゆっくり読めるようにという配慮。

 これは好評であったので、そのままFINALまで続いていく。


●参加申請ページ入り口の見直し

 説明を一通り読んだ人だけが見つけられる、申請ページの入り口。

 申請ページに飛んだあとも、「私は全部読み、理解しましたので参加します」の文字をクリックしなければ申請できないという徹底っぷり。

 要するに、それまでは、参加申請だけして、中身を理解されない場合が多かったわけだ。

 ここまでするか、と言われるほどしつこく、表示したのだが。


●参加申請方法の一本化

 第一回目、二回目は、メールフォーム、企画掲示板、なろうメッセ、どこで申請してもオッケーだったが、それではとても管理しきれないと、企画IDへのなろうメッセに一本化した。

 メールチェック漏れなど、あってはならないトラブルへの未然防止策だった。


●参加申請の際、メルアド必須に

 あまりにも連絡の取れない作者さんが多くいたため、メルアド必須とした。

 実際にどうしようもなく連絡に使ったのは、これまで二回ほど。

 出来るだけ、不測の事態にはすぐに対応したいと思ってのことだったが、使わないに越したことはない。


●参加申請お断り例

 あまりにも未提出・未完結が多かった前回を踏まえ、以下に該当する場合は、参加そのものをお断りした。これは、FINALでも同じである。

(1)過去の空想科学祭で未完作品のある方

  (企画終了後に完結していれば該当外)

(2)長期連載停止作品が3作品以上ある方

  (同じ状況に陥る可能性が高いため)


●バナー台を素材サイトさんからお借りすることに

 バナー担当の黒木露火さんと話し合った結果、バナー台のバリエーション確保のため、素材サイトさんの協力を仰ぐことに。

 これにより、少しだがバナーが華やかに。


●イラスト部門廃止

 イラスト掲示板が賑わわない。これは、撤去しかない。

 第一回目はあんなに賑わったのに、残念だ。

 イラスト投稿はお好きにどうぞ、としたのだが、やはりほとんど寄せられなかった。

 代わりに、イラストとのコラボ部門なるものを設けたが、空振りだった。


●感想掲示板と辛口感想掲示板

 一回目、二回目と問題になっていた辛口感想の取り扱い。

 辛口感想を好ましくないと思っている方は、恐らく辛口感想を見かけるだけでも嫌なのではと、二つの掲示板に分けることに。

 辛口感想が欲しいという方は、自分で辛口専用の掲示板にスレッドを立てなければならない。

 また、通常の感想掲示板に辛口書き込みされた場合は、委員会側で判断し、辛口掲示板へと強制移動させる。

 一体どうすれば、トラブルが起きないのか。

 実行委員会内で真剣に議論を重ねた結果、このような格好になってしまったのだが、やはりこれが炎上の原因となってしまう。


●なろうデベロッパーの使用と、更新用掲示板の廃止

 なろうリニューアルに伴って導入されたこのシステムを逃してはならない。

 作品別のリスト表示、新着表示に役に立った。

 特に、携帯サイトはかなり管理しやすくなる。これは、なろう様々である。

 これにより、更新用掲示板はその役割を終えた。更新したら勝手に表示してくれるというのは本当にありがたい。

 思えば、以前はお気に入り小説だとか、お気に入りユーザーだとか、そういう機能はなかったわけだ。世の中便利になったものである。


●投票用アンケートを、作品毎から部門毎に

 2009までは、未完でも投票出来た。一作品につき一つずつアンケートを作成していたからだ。

 しかし、参加作品が70を越え、未完作品や未投稿作品が増えたことで、運営の限界を感じ、部門ごとに投票アンケートを作成するように方向転換した。

 これに伴い、投票期間も見直し、投稿期間終了後にアンケートを作成、投票を始めることに。

 未完作品は投票から外し、賞選出のためのエクセル入力の労力を減らした。


●Twitterで宣伝・周知

 2009年末に開始したTwitterを有効活用しようと、この年から更新情報をつぶやき始める。ただ、あの年はまだ普及率がそんなに高くなかった覚えが。それなりには活躍したが、更に有効活用できるようになったのは、次の年からだった。



 この年の参加者は38名。

 空想科学祭2010、開幕である。


6/22企画サイトURL掲載・項目追記しました。

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