スキルツリーってロマンあるよね
部屋につき俺はまず女神との質疑のメモやマイケルの話のメモをした。
マイケルの話によるとこの国での勇者は俺で三人目らしい、そしてこの大陸にはこの王国以外にも国がいくつかあり他の国からも勇者を召喚しているらしいが中の悪い国もあるようで詳しくは教えてくれなかった、そしてさっき出た話だがこの大陸で大きな国は四つマイケルが国王のマイケッルーン王国、エトランゼ帝国、ヤッチャウヨーン法国、エルゼナ皇国があるそこに魔王の国がある、とまあ重要そうな情報はこれくらいだろうか、次にこれからの方針を決めていこうと思う、俺は女神との会話からずっと考えていたことがあるまずは魔王を倒す、そして女神から信仰心を奪えば俺がこの世界の神になれるのではないかと、もちろんまだこの段階だと不確定な要素が多すぎるため他の未来のことも考えておくがメインは神になることを考えて行動しようと思う、そして自分が何ができるとかを把握しようと思う
「マイケルと対談したいんだがいいか?」
俺は部屋の外で待機している兵士に問いかけた
「確認を取るので少々お待ちください」
突然なので仕方ないか、
俺は魔王を倒すのを第一目標にしているがそもそも普通の高校生であり戦うことなんでできるのか不安でしょうがない、そんなことを考えていると兵士が戻ってきた
「王の元へお連れいたしますが大丈夫でしょうか?」
「頼む」
兵士に連れられ王の元へ行く
「自分がこれからどうするか決断したか?」
部屋に入るならそう問われた
「私はこの世界の人々のため自分にできることをし魔王を討伐しようと思っております」
これは半分嘘だ正直見ず知らずの連中はどうでもいいがこう言っておけば聞こえはいいだろう
「分かったこの世界のため戦ってくれることを嬉しく思う、またこの国の王として協力は惜しまない何かあれば教えてくれ」
「では早速ですが私は勇者と言われましても何ができるか分かりません、それと戦いの心得がないためそこらへんもご教授していただける方を紹介してくれると助かります」
というかそこらへん最初から手配しておけよ勇者の召喚三人目なんだろこいつらは馬鹿なのか?
「うむ分かった、まずは女神の祠に行くといい、そして明日までには教官を用意しておこう」
祠というのはこの大陸に十個ほどあり自分のステータスの確認などができるらしくそこでステータスにあった武器などが分かるらしい
「ありがとうございます、それともう一つよろしいですか?」
「もちろんだ」
「魔王討伐にあたって他の勇者の方と協力したいので紹介していただけると助かります」
「残念だが他の勇者はもう旅に出ており今どこにいるかも分からんのだ」
「そうですか分かりました」
「すまんのう、もしあった時のために情報だけ伝えておくぞ」
「助かります」
1人目の勇者は聖紀彰、歳にして二十くらいの容姿のようだ武器は直剣を使っておりオールラウンダータイプらしい
2人目の勇者翡翠琴音俺と同じ高校生くらいのようだそして武器は弓を使っており仲間に前衛をまかし連携で戦っているタイプだそうだ
聖紀彰とか言うやつはすぐに国を飛び出して小速不明なため詳しい情報はもうないらしいおそらく死んでいるだろうとのこと
「他にないなら兵士に祠まで案内させよう」
「お願いします」
兵士に連れられ国の外にある祠まで移動した。
ここに転移してから城の中しか見ていなかったから分からなかったが街は中性ヨーロッパのような作りをしていた、そして祠は国の外と言ってもすぐ近くのため魔物に襲われる心配もないそう
「つきましたここが祠です、ここからは危険もないためお一人で行ってください、台座のようなものがありそこに立てば女神様からの声が聞こえるはずです」
「了解した」
またあの神の声を聞かないといけないのかと思いつつ進んでいる
「これが台座か以外としょぼいな」
罰当たりなことを嘆きつつ台座に立つ
「勇者よ女神の加護を与えましょう」
そう言われると目の前にパネルのようなものが現れる
パネルに触ると自分のステータス、そしてスキルツリーが現れた
「なるほどなまるでゲームみたいだ」
俺のステータスはスピードが高く防御が低いいわゆる高速紙アタッカーのようなステータスだもちろん比較対象がないのでどのくらい高いとかは知らん
そしてスキルツリーだがスキルポイントというものがないと発展させられないらしい、これはモンスターを倒せば増えていくいわゆる経験値だろう
もうこれ以上いる意味はないと考え一度祠から出る
「勇者様お疲れ様でした今から国へ帰ります
」
「頼む」
こ声は馬車で来ているため彼なしでは帰ることができない
そして勇者が魔法などを覚える方法は二つ訓練や実践を積み覚えていく方法、スキルツリーで覚える方法があるがもともとこの世界で生きていた人間は女神の加護を直接受けられないためスキルツリーが使えないらしい、
おそらくそれで勇者を頼っているんだと思う
「つきました、まずは王に挨拶をした後今日は部屋で休んでいただき、明日から戦闘訓練になります」
「分かった今日一日助かった」
「とんでもございません」
ノックをし王の部屋に入る
「今日一日お疲れだったな、それとこの者を紹介しよう、明日からお主の教官となるバロム・ライヘンバッハだ」
「勇者殿よろしく頼む」
おいおい物騒な名前のやつきたな警戒しておこう
「こちらこそよろしくお願いします」
軽く挨拶を交わすと王が口を開く
「では明日からの訓練に備え今日は休むといい」
「それでは失礼します」
そう言って部屋を後にした