表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生悪役令嬢、物語の動きに逆らっていたら運命の番発見!?  作者: 下菊みこと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/50

お礼の品はもらっておく

「エリアーヌ、貴女は本当に私の自慢の娘だわ」


「…?何かありましたか?」


「騎士団長様の息子さんの顔の怪我を治してあげたと聞いたわ。よく頑張ったわね」


お母様に褒められる。別にお小遣いで魔女の万能薬を買っただけで、褒められるようなことはしていないのだけど…。


「そう言っていただけて嬉しいです」


「もしよかったら、その息子さんと婚約する?お母様がお話しておきましょうか?」


突然の話に焦る。それはダメ!


「お、お母様!それは待って!」


「あら、どうして?あそこは侯爵家だし身分に問題はないわ。顔立ちだって整っているし、彼を気に入っているから助けてあげたのではないの?」


「違うわ、お母様!私は彼と友達でいたいの!婚約なんて嫌よ!」


私のあまりの必死さに、お母様は困惑する。


「そ、そんなに友達でいたいの?」


「ええ!そうですわ!」


「…なら、せっかくのご縁ですけれどやめておきましょうか。なかなかの優良物件だと思うのだけれど」


残念そうなお母様に平謝りして、なんとか窮地を切り抜けた。





















その後私は、カジミールともちょくちょく会うようになった。時々、カジミールも連れてオードリックに会いに行ったりもする。


カジミールとオードリックは仲が良い。もちろん私もその輪に入れてくれる。


友達として、この良い男二人とつるむのは楽しい。だって眼福だから。


そんなわけで今日も今日とて三人で遊んでいる。


「そうそう。エリアーヌ嬢に贈り物がありまして」


「え?なんですの?」


「魔女の万能薬のお礼…になるかはわかりませんが、こちらを」


そう言ってカジミールが差し出したのは小さな石のついたネックレス。


「一度だけ、主人の不幸を肩代わりしてくれる魔法のかかった石です。身につけやすいようにネックレス用に加工しました」


「まあ!ありがとうございます、カジミール様」


「おや、先を越されてしまったな」


オードリックが笑って、ポケットからなにかを取り出した。


「俺も、あの時のお礼にこんなものを用意した」


オードリックが私に差し出したのは、カジミールがくれた石と同じものを使ったブレスレット。


「オードリック様もありがとうございます!」


「いや、こちらこそいつもありがとう。こうして二人と友人として過ごせることが、すごく嬉しい」


「私もですわ!」


「僕もです」


うんうん。順調に悪役令嬢の道から遠ざかっている。このまま他三人の攻略対象とも婚約せず、問題を解決して友達になり、ヒロインも助ければ私の今後も安泰だ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ