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転生悪役令嬢、物語の動きに逆らっていたら運命の番発見!?  作者: 下菊みこと


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運命の番、自分の趣味に合わせて改造計画

さて、攻略対象やヒロインを味方につけた。


運命の番も見つかった。


ならば次にやるべきことは、自分の趣味に合わせて運命の番をプロデュースすることではなかろうか!?


というのも、アナトールは茶髪に茶色の瞳の貧相な人族の男の子。


身なりが整っておらず、顔もやつれている。髪がボサボサで、痩せこけている。元気もないし、声にも覇気がない。


「ということで、私が責任を持ってアナトールをプロデュースしますわ!」


「なにがということ、なのでしょうかお嬢様…」


「さあ、エミールの両親を呼んできてくださいまし!部屋の家具の候補となるもの、新しい衣服、その辺りを持ってくるようお願いしてくださいな!」


「まずは衣食住からの確保優先ですからね」


「ええ、ええ!私の趣味をごり押しさせていただきますわ!絶対絶対、アナトールはすごく素敵になりますわ!」


私の勢いに引き気味の侍女は無視。代わりにアナトールの方をチラリと伺う。


「あの、アナトール。今更ですが、私勝手に決めてしまいましたけれど大丈夫ですの?他の商人がいいとかありまして?」


「いや、俺はエリアーヌの好きなようにして欲しい。それが一番良いと思う」


「まあ!とっても嬉しいですわ。けれどね、アナトール」


私はアナトールを見つめる。


「もし、私の決めたことでも嫌なことがあったらその場で言ってくれなくては嫌ですわよ?私、貴方を世界一幸せにしたいんですの。それが私の幸せですわ」


「…エリアーヌ」


「私は心から、アナトールを愛していますの。わかってくださるでしょう?」


私がそう言えば、アナトールは頷いてくれた。


「うん。エリアーヌがそう言うなら、嫌な時はその場でちゃんと言う。…でも、エリアーヌが決めることで俺が嫌なことなんてそうそう無いと思うけど」


アナトールがすごく可愛いことを言ってくれるので、思わずアナトールを抱きしめる。


「アナトール、大好きですわ!」


「俺もエリアーヌが好き」


好き、と言う言葉をアナトールから言われて感動する。


例えそれが、雛鳥が初めて見たものを親だと誤認するような、そんな感情だとしても。


いつか、本当に好きだと思ってもらえるように。


今はまず、その幼い好きを大切にすることから始めよう。

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