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夢の中で目覚めましたが、これは夢?  作者:
第一章 夢からの目覚め
7/35

7歩く

 幼子の成長というのはとんでもないですね。翌日あっさり立てました。


「スウ様! 素晴らしい」

「えへ」


 ケリーの満面の笑みとお褒めの言葉に、私はご満悦の表情でしょう。会いに来てくれる、全員に立っている所を見せ、さあ次は歩きますよ。

 毎日立ち上り、たまに四足に戻ったりしながらようやく歩けるようになった頃、懐かしい人が訪ねて来てくれました。


「よう!」


 全然変わらないシウキアードさんでした。流石、商人さんは情報が早いですね。


「う」


 片手を上げてご挨拶を返します。まだ、片言なんですよね。


「産まれたって聞いてな」

「う」


 そうなんですよ。びっくりですよね。


「小さいな」

「お」


 そんなことないですよ。ない・・・ですよね?え?もしかしてケリーに産んでもらったのに、前のままとかそんなはずは・・・。涙目でケリーを見上げる。


「りー・・・」

「大きくおなりですよ」


 ケリーは欲しい答えをくれたのですが。


「そうか。産まれたてはこんなもんか」

「・・・いちゃ」


 もうすぐ一歳のはずです。シウキアードさん達が大きいだけ、だと思いたい。


「スウ! どうした?」

「あい。おおう」


 ライ様、私大きくなってますよね。なかなかの成長具合で、将来はケリーよりも大きくなれそうですよね!


「ん? ケリー、どうしたんだ? シウキアード殿?」

「ああ。いや、スウは大きくなったと思ってな」

「う」


 そうでしょう。そうでしょう。上手く誤魔化されたような気がしますが、いいでしょう。

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