17手伝い
仕事した。昼寝もしたけど、働いた。久しぶりに、やればできる自分に感心する。以前は手伝わせて貰えるまでも長かったなーと思い出すと同時に、今回はすぐに頼って貰えて嬉しいのでにこにこです。
「スウ様! 有り難い。ライ様、助けが来ましたよ!!」
手伝おうと仕事場を訪問すると、気が付いたトマスラルさんから熱烈な歓迎を受けました。
「先輩?」
ケリーより、即座に気付く程に仕事が身に入っていないことへの指導が入りましたー。
「あ、うん。ケリー。スウ様を連れて来てくれる大任、ありがとう」
トマスラルさん支離滅裂ですよ。大丈夫じゃなさそうですね。そんな中ライ様が憂い顔で問い掛けてきました。
「スウ。今日は休みだろう?」
仕事下さいな。副所長だし、結婚しているんですから協力体制はばっちりですよ。
「おてちゅだい、きちゃ」
そう答えると破顔一笑。膝にのせてくれました。いや、そうではなく。仕事ですよ。思わず、振り返ろうとすると。
「これは仕事が捗る。スウありがとう」
「にゃにちゅる?」
「スウはこちらを」
やりにくくないのかなーと思いながらも声が上機嫌だったので、与えられた試算をしましたよ。
そう、結婚は継続中でした。びっくりした。意思疎通が出来るようになってすぐに確認されたんです。
「このままでいいだろうか?」
「う?」
「もう一度、結婚の申し込みをすべきであれば、準備をするから言ってくれ」
「うう?」
「! っまさか!! 捨てないでくれ、スウ!!!」
「うーう」
いや、待って、待って。へい。ケリー。
「ライオネル様。スウ様が混乱しておいでです。最初の結婚の申し込みは私の記憶では無かったように思うのですが」
「え? あ、そう、だっただろうか・・・」
「うーわー。ライ様。そこはきちんとしましょうよ」
「トラ、お前が言えることか!」
「先輩、少し口を閉じておいて下さい」
「はい」
確かに。トマスラルさん変わりませんね。けど、少し気になります。今度、ケリーにどうやって結婚を申し込んだか聞いてみましょう。ではなくて私、零歳にして結婚を申し込まれています?それとも、結婚の継続を求められている?あれ?死別で今はお互い独身では?そもそも、こちらの戸籍制度はどうなっているんでしょうか。手続きとか全てやって貰っていたから、何も知らないんだったー!!
そんな風につらつらと考えていると、真剣な表情のライ様から声を掛けられました。
「スウ。私達はこれからも夫婦でいいだろうか?」
「う!!!!!」
はい。よろしくお願いします。きちんと言葉にできるようになったら、こちらからまた申し込みますね。そんなこんなで、結婚生活継続です。金婚式も余裕で目指せそうです。あれ?こちらでもあるのかな。




