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夢の中で目覚めましたが、これは夢?  作者:
第二章 夢から覚めて成長
14/35

14赤ちゃん

 翌日、挨拶もそこそこにぼつりと告げられました。


「・・・若返るのは究極の美容よね」

「おお。あかちゃつかう?」


 怖い。チッタさん、最初から全開です。相変わらずですね。しかも、美しさに磨きがかかっています。でも、それは正解かも。産まれてからは老化するのみですからね。成長も何もかも、そうととれなくは無いですが・・・。

 禁断の赤ちゃん関係の商品に手を伸ばしますか。母乳とか胎盤とか。どうかなー。


「え? 何かあるの?」

「スウ様は赤ちゃん関係の商品と」

「どんなの!?」

「にゅう。ち」

「乳や血ですか?」


 ケリーが首を傾げています。伝わらないかなー。伝われー。


「うち、うみゃ」

「家畜の牛や馬」

「家畜の出産を見学させてもらうわ。でも、初乳は大事だって言うから、それのこと?」


 近づいて来てる!チッタさん、頑張れ。牧場見学はいいと思います。


「ちょだけ、じぇんにゅ」

「初乳だけではなく、乳全般」

「今も、飲んでいるわよね?」

「ちと」

「人のですか」

「ふーん。そうね。牛や山羊のも栄養があるんだから、人もそうよね。なるほど。じゃあ、血もそう?」

「ちゅっちゃん、ち」

「出産の時の血ですか・・・。出ますが、それも食べると?」


 ケリー、流れ的には仕方が無いけどそれは人はやらないなー。


「ないよ」

「内容」

「え? そうじゃないってことじゃなくて?」

「ないよぅ」

「内容の方ですね。血の成分のことでしょうか」

「ちょ!」

「当たりみたいね。出産の時に出る血液は、体を巡っているものとそんなに違うのかしら」

「わきゃーな」

「スウ様もそれはご存知ないそうです」

「ありがとう。調べてみるわ。形になったら持ってくるわ。他に何かあったら、連絡頂戴」

「う」


 チッタさんは考えつつも、凄い速度で自分の施設に戻っていきました。これは暫くお会いしないでしょう。ほぼチッタさんの親族で構成されている保養所の美容施設は、こちらも研究と実験、実践が常に繰り返されています。効果がありそうな成分等が見つかると、全員がのめり込むので接客の方以外見かけなくなります。

 北の美しさはこのようにして日々、磨かれています。

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