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夢の中で目覚めましたが、これは夢?  作者:
第二章 夢から覚めて成長
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12新しい顔

「あいうえおか・・・わゐうゑを!」


 ふふふ。発語できるようになりました。大人です。子供ですから仕方がない部分はあったんですが、頭の中の言葉を表現できないのはもどかしい気持ちがありました。自分じゃなければ可愛くて好きなんですけど。


「ケリー」

「スウ様。今日は研究所へ初出勤ですね」

「あい」


 スウ、二歳。働き始めます。お金貯まりそうでしょう?へへへ。笑いが止まりませんね。そんなに守銭奴なつもりは無かったんですが、シウキアードさんの影響でしょうかね。すぐ側に控えてくれていたケリーと出掛ける準備は万端ですよ。


「スウ。行こうか」

「あい。ライさみゃ」


 一歳を迎える頃に自我がしっかりしたので、結婚生活?も続行となりました。きゃ。もう、ライ様と一緒に暮らしています。というよりも、ケリーとトマスラルさんと一緒にライ様のお屋敷に戻りました。ケリーとトマスラルさんは結婚後、妊娠が分かると二人とも通いの勤め人となったようで、別に家を構えたそうです。その家もお隣とまではいかないですが近かったのですが、ライ様が騒ぎまして・・・。ケリーとトマスラルさんだけ、ずるいと。唖然としました。まだ皆、見せていない顔がありますね。

 ルイとロアは働いていますが、結婚はまだなので家で会えます。


 北の研究所で出迎えてくれたリート君は、出だしの挨拶に困っていました。任せて!私、大人ですから。


「おひさちびゅりです、リートきゅん」

「あ、はい。・・・お元気そうで」

「スウ、副所長室はそのままにしてあるからそちらを使うと良い」

「ありがちょござます」


 ふ。多少の誤差はありますが、発音できてますよね?ね?戸惑うリート君に片手を上げて挨拶し、上司感を出しつつ、副所長室に入ります。ライ様はそのままにして定期的に掃除して下さっていたようです。有り難い。


「ちょうは、いみゃのちょうひんを・・・」


 ううう。駄目だ・・・。沢山言葉を放つと、どんどん崩壊していく・・・。何だか目の前が潤んで来ましたよ。ケリーに助けを求めるために視線を向けます。


「今日は、スウ様がお休み間の商品の説明をお願いいたします」


 ケリー!!ありがとう。それ、それが言いたかったの!私が話をしなくてもいいから助かるね。


「はい。準備しています。まずは主力商品から、美容系はまた日を改めてチッタが説明に来ます」

「う」

「ありがとうございます」


 かなり偉そうですが、頷きだけでお礼に代えさせて頂きます。それにしてもリート君、表情取り繕うの上手くなったね。成長を感じるよ。

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