10交流
なんとシウキアードさんは以前に贈ってくれたスノードームの進化版、今度は雪が降ってオーロラが出るものをお土産に買ってきてくれました。また一日近く見つめて、寝ちゃいました。お土産に釣られた訳では無いですが、やはり交流は大事ですね。うんうんと頷いていると、ケリーが若干深刻そうな顔で朝を告げに来ました。
「おはようございます。スウ様」
「あー」
「今日のご予定ですが、ライオネル様と一日お過ごし頂くことをお勧めします」
「う?」
「拗ねていらっしゃいます」
「おう?」
「スウ様があまりにシウキアード様の全てにお喜びになるので・・・」
「ああう」
そんなつもりは無かったのですが・・・。ケリーが言うってことは結構まずいですよね。はい。今日はライ様と一緒に一日遊びます?遊んで貰います?
早速ライ様がやってきましたよ。
「あー。いー」
「おはよう。スウ」
二人で向かい合わせになり、両手を繋ぎ、見つめ合います。ふふふ。大人な感じでしょう。そうでしょう。で、何をするかというと歩く。ライ様はゆっくり後退です。
「いいぞ。スウ。上手い」
「あい」
もう、おむつも取れたのですっきりしたお尻ですよ。少しよちよちしていますが、なかなかの動きのはず。
「スウ様、素晴らしいです」
「えへー」
賞賛の嵐です。私の性格が変わってきそうですが・・・。大丈夫かな?
「あっ。父上」
いつの間にかルイがやって来ていました。
「お父様、お兄様も」
ロアも来ましたよ。家族全員に手を引いて貰って、贅沢な歩く練習の一日は過ぎていきました。ちなみに、ケリーには毎日付き合って貰っています。子供達は大きくなるのが早かったので、私はあんまりこの「あんよが上手」は一緒に出来なかったんですよね。魔法、凄いな。二人ともライ様に似て、魔法は放出と内包と両方できるそうです。魔法の苦労は推測しかできないので、ライ様に任せっぱなしでした。今回も想像上の生き物たちは実際には見れず仕舞いです。残念。
それにしても、夢から覚めたってどういうことでしょうかね。




