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何もかも完璧に生まれた二人は許婚。  作者: レオナルド・ダック
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レナの闇、貴族女子の世界

「じゃあ、軍の機器を使え。」

「それは出来ないよー。」


「部隊の仲間の危機だ、何とか頼む。」

「えー、この手紙レナちゃんのなの?

レナちゃんをいじめるとは相手も中々良い覚悟してるわね。

こんな証拠集めなんかしてないで、子供同士のいざこざでやっちゃえば良いのに〜。」


ローニャはおっとりした口調で結構激しい事を言うなと思った。


「何にしても頼むよ。あとリズベルとサニーには内緒な。」

「出来る限りで頑張ってみるよ。」


リズベルに頼めばリズベルが初等科に乗り込んでやっつけてしまうし、サニーに頼めばあっと言う間に相手の子達がイジメられるだろう。


相手の子達がイジメられるくらい何もないどころか大歓迎なのだが、ローニャの言う通りレナなら自分でやれもするのにやってないのだから、俺達が力で解決しない方がいいだろうと俺は考えた。


次の日、俺は自分の考えの甘さを知る。

授業が終わりレナの教室に行くとレナがびしょ濡れで授業を受けていた。


教師も注意するどころか何も言わない。


俺は教師に向かって攻撃態勢をとったがレナが俺を止めた。

「大丈夫だから…。」


それからどんどんもっと大丈夫じゃない日が続いた。


女子トイレから何やら怒鳴り声が聞こえてくる。


「ワッハッハ、レナは一生独身だ。

精々頑張って、フレズベルクに取り入ってドーヘンタイーナド家に行ける様に頑張るんだな。

ドーヘンタイナ、ドレイナ。

ど変態な奴隷な。

それとも私達の奴隷になるかワハハハハ。」


「アハッ、なにそれマジウケるー。」


「何睨んでるんだよ、ド変態な奴隷の癖に。

私はド変態な奴隷ですって言えよ。」


「「「ド変態、ド変態、ド変態。」」」


「…。」


「はーあ、マジこいつ空気読めねえ。

ちゃんと言えよ奴隷。」

「マジ使えねえなぁ。」

「アハハハハ。」


チャイムが鳴るとたくさんの女子がトイレから出てきて、しばらくすると今度は服を破られたレナがまたびしょ濡れで出てきた。


「おい、レナ!」


「うるさい!大丈夫だって言ってんでしょ。

こうなったのも元々あんたのせいよ。

服の破れた私をエッチな目で見てないでさっさとどっか行きなさいよ。」


俺は何も言えなかった。



放課後の屋上でレナは一人で落ち込んでいた。


私、何であんな事言ったんだろ?


「ねえ、何でだと思う!。」

レナは肌色の何かを蹴り上げた。


レナは一人じゃなかった。

レナが蹴り上げた肌色の何かは人だった。

さっきレナをいじめてた女子の一人だ。


レナはいじめっ子の女子を裸にして縄で縛り、ボコボコにしていた。


「ほら、あんたがさっきトイレで私を叩いた詰まり取り棒よ。あなたこれ大好きなんでしょ?」


レナは屋上にトイレの詰まり取り棒をくっつけて立てた。

裸で縛りあげたいじめっ子の女子を棒をまたがせて立たせる。


「あなたが大好きなトイレ棒をあなたのはじめての彼氏にしてあげるわ、喜びなさい。」


「お願いもうやめて、私は叩いただけでしょ、そこまではやってない。」


「そこまではやってない?

それは私が魔法を使って全員と自爆するって言ったからでしょ。

あなたも魔法で防いだらどうかしら?」


レナはいじめっ子の少女がまだろくに魔法を使えないのを承知で言う。


「やめて、もう許して、許して、許して。」


「私が許してって言った時あなたはどうしたのかしら?もう忘れたの?」


レナは縛られてバランス悪く立つ女子の肩にどんどん体重ををかけていく。


ミシミシミシ、身体の避ける音が聞こえそうな程の痛みがいじめっ子の女子を襲う。


「こんな事してどうなるかわかっているのか!後でみんなで仕返ししてやる。」


「どうなるかなんてわからないわ。

証拠を残さないのがあなた達のやり方でしょ。

私もそれを参考にしてるの。」

レナはどんどんいじめっ子に体重をかけていく。


「いやーーーー、やめてやめてやめて。」


「みんなで仕返しに来るんだっけ?

安心して一人ずつやってるの。

あなたで12人目よ。

知ってた?」


そう言うと、レナは女子の背中に飛びついた。

「ギャャャーーーー、痛い痛い、避ける避ける避ける。」


しばらくしてレナは動かなくなったいじめっ子の女子の縄を解き制服を着させる。


「さあ、次の場所へ移動するわよ。

あなたが心のそこから反省するまで終わらないわ。

安心してあなたも他の子と一緒ですぐに言うわ、「私はド変態な奴隷です。」ってね。」


これが貴族女子の世界。


レナはもう本当に自分がフレズに似合う人間でなくたったと唇を噛んだ。


そんな事など一切知らない俺は、

レナと闘技場に向かって歩いていた。


今日から動魔祭だ。


しばらくレナをあの学校に行かせないで済む。


俺は盛り上がる街の雰囲気にも飲まれ上機嫌だった。


「なあレナ、試合の後に屋台に行ってみよう。お、たこ焼きうまそうじゃね?」

「うるさい。」


「なあレナ、あっちにはフランクフルトがあるぞ。

レナと昔フランクフルト食べさせ合いっこしたよな?」

「うるさい。」


「おっレナ!チョコバナナだ。

レナは昔からチョコバナナ好きだったよな。」

「うるさいって言ってるでしょ。」


レナはフレズが優しくすれば優しくするほど心が痛くなった。


ましてや昔などと言われてしまうと尚更で、昔と違って心が汚れてしまった事を思う。


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