表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何もかも完璧に生まれた二人は許婚。  作者: レオナルド・ダック
4/39

上級生対天才少年

普段なら気にしないのだが今日はダメだ。

スケベとか奥さん気取りとか、今の俺に引っかかるワードが多過ぎる。


これ以上レナを傷つける訳にはいかない。


上級生達は地雷を踏んだ事がわかったのかビクついている。

「おっおい、学校内で貴族の名前を使うのは違反だぞ。」


「安心しろ、貴族の名は使わない。

だが、現役の軍人である事は使わせてもらう。」


「なんだと下級生の癖に生意気な。お前達やっちゃおうぜ。」

上級生達に囲まれる。


俺は上級生達を睨みつける。

そしてついに上級生達は耐えられなくなったのか、俺に魔法を放った。


子供のケンカとはいえ魔法を放った。

俺は遠慮なく上級生達を素手でボコる。


上級生の男子7人全員が動かなくなると次は女子だ。


「いや、わたし達女子だかんね。

女子に暴力とかないっしょ。」

「わかった顔はやめてやるよ、ボディな。」


俺の拳が女子の腹にめり込む。

変に顔を遠慮して腹を殴ったせいで、女子の身体が小刻みに震え出してその場で漏らした。


次の女子の股間を蹴り上げる。

この女子も股間を押さえながら倒れてヒクヒクしながら漏らしている。


最後の女子は怯えていた。

さっきまであんなに威張ってた上級生の女子が怯えているのが、面白くて俺はボディに2発入れてから股間を蹴り上げた。

今度は下だけでなく、上からもゲロを吐いていた。


「レナに手を出す奴は許さない。」



いくら俺が超名門貴族でも相手も貴族。

俺とレナと上級生達とそれぞれの親が学校に集められる。


あちらの方が人数も多くかなりの勢いで攻められたが、こっちも譲れない。


俺はムカついているのだ。


「先にバカにしてきたのもお前ら。

先に魔法を使ったのもお前ら。

俺は魔法も使わずに素手で自分達を守っただけだ。」


「うちの子は怪我してるのよ。」


「それがどうした?

下級生をバカにして、集団で魔法まで使ったんだぞ。それで素手の俺に負けて怪我したとか雑魚過ぎだろうが。」

俺はムカついてさらに煽る。


どっちも引かない超名門貴族対貴族10家族分の言い争いに教師達も困惑している。


このまま内戦でも起こりかねない雰囲気に、レナの家族が口を開いた。


「うちのレナが手を出して居ない以上うちは完全に被害者だから言わせてもらうが…。」


先にバカにした事で1つ。

魔法を使った事で1つ。

過剰防衛で怪我させた事で1つ。

それぞれ悪いだろうと言った。


その結果校内で危険な魔法を許可なく使った男子生徒は校内清掃の罰が、被害者のレナには学校からの配慮として屋上の鍵が渡され、レナの許可なく屋上に入れなくなった。


教師の目の届かない位置での上級生との接触はなくなった。

貴族の女子のイジメは陰湿で、イジメがはじまると学校でも手が出せなくなるからだ。


校内で危険な魔法を放ったのに、校内清掃というのは、一見軽そうだが相手は貴族だ。


一生で一度も箒や雑巾など触らない人間の方が多いのだ。


本人達にはかなりの屈辱にあたるが、停学などの公式に残る記録ではないので、家の名は

傷つかないという事でなんとかまとまった。


校内清掃当日それはそれは迷惑な事で、貴族達の使用人達によって中が見えない様に、学校中が布で覆われたのだった。



何はともあれ、屋上は俺とレナの楽園になった。


あれ以来レナは他の人がいる場所では他人行儀になったが、二人きりの時は甘々になった。


「あ〜ん。ほらお口開けて、あ〜ん。」

レナは上機嫌でタコさんウインナーを、俺に食べさせ様とする。


9才同士の恋愛ってこんなに恥ずかしかったのか!


なんなんだこの破壊力は、前世のどんな大人の恋愛より破壊力があるぞ。


別に俺がロリコンというわけではない。

手を繋いだだけで真っ赤になられると、なんかこっちまで恥ずかしくなるのだ。


タコさんウインナーうまし!。


続いて卵焼きがあ〜んされる。

子供向けの甘い卵焼きうまし!。


俺が食べるとレナはすごく嬉しそうだが、少しだけ悩んでいる様な表情をした。


そうか。

大好きな卵焼きとタコさんウインナーを俺にあげるか自分で食べるか迷ってるらしい。


俺は自分のお弁当箱からタコさんウインナーと卵焼きをレナに渡そうとした。


レナは嬉しそうに、「あ〜んは?」と言った。


ヤバイからそんな顔されるとこっちまで恥ずかしくなるから。


「ほら、あ〜んしな。」

俺はレナに食べさせてあげた。




時は流れ、俺とレナは今度は専門科に呼び出されていた。


この国の学校は初等科6年、高等科6年、専門科6年の3つの過程がある。


全て無料で通えるが、成績によってはお金を積んでも通えなくなる。


はじめてくる専門科の校舎。

専門科の校舎にいる子供の俺達を珍しがって、ジロジロ見てくる先輩達にレナが怯えて手を繋いできた。


「手繋いでるよ、かわいいー。」

やめてくれ、俺には少しだけ前世の記憶があるんだ。

お前達が毎晩毎晩、手じゃない所を繋いでいるのも知っているのだ。


毎週末行く軍の基地にいる人達は、もう少し歳上だし仕事中だからある程度落ち着いた雰囲気があるが、ここは学校だから雰囲気が違うのかレナが怯えて緊張している。


「さあ、あっちだよ行こう。」

俺は出来るだけ落ち着いた雰囲気を出す様に努力した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ