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何もかも完璧に生まれた二人は許婚。  作者: レオナルド・ダック
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3つの勝利とレナの拷問

「そろそろ本気を出して全ての力を使うが、覚悟はいいか奴隷商?」


「本気を出す?

何を言い出すかと思えばそんなデタラメで私を誑かすつもりですかな。」


「一応警告してやったぞ、後で後悔するなよ。」


隊の他のメンバーの顔を知らないブルーノが言う。

「フレズ隊長そんな力があるなら早く使って下さい。」


「ああ、勝ちは確定した。

安心して守りに徹しておけ。」


レナは俺と同じ考えの様で不敵に笑う。

「フレズ隊長私も暴れていいかしら。」


「いいぞ、存分にやってしまえ。」


ズババババババババッ!

俺とレナは残存魔力を気にせず使い魔術を連射する。


「何かと思えばくだらん。

魔術連射など長くは続かぬ、天才と言われてもしょせんガキ二人よ。」


はーっはっはっはー!

ズババババババババババババッ!

ふっふっふ!

ズババババババババババババッ!

俺達は気持ち良く撃ちまくった。


奴隷商は魔術結界を必死に維持して俺達の魔力切れを待っている。


「そこまでです。」

奴隷商の背後から左右の首筋に槍と短剣が突き付けられると同時に他のメンバーも魔術によって拘束される。


「だから言っただろフレズ小隊の全ての戦力を使うってな。」


「私を殺せますか?

これでも本国では名の通った商人ですぞ。」


「大丈夫だ証拠もちゃんと撮ってある。

後ろのローニャが魔力で映像を保存してるよ。」

ローニャが不敵に笑って目で奴隷商に挨拶する。


「それにお前は殺さないぞ。

殺された方が幸せな事もあるって奴隷商のお前なら良く理解しているだろ?」


「な…、何を。」


「幸いこっちにはその道のプロ中のプロが居るからなあ!」

そう言いながら俺はレナを見た。


「そんな言い方しないでもいいでしょ。

もうなかった事になったんだから。」


そう言いながらレナは慣れた様子で奴隷商を川へ引きずっていく。


「とりあえずレナとサニーはこいつらを監視と拷問しといてくれ。

ブルーノ疲れてる所悪いが実戦経験のチャンスだ。

俺とリズベルとローニャとブルーノで、残りの奴らを片付けにじゃなかった、荷台を回収に行くぞ。」


奴隷商の部隊に比べれば、貴族の使い走りや盗賊団など雑魚も当然だ。

俺達は荷台を放棄した場所に戻った。


キンキンキンキンキン。


俺の荷台の周りで、俺達を狙っていた奴らが争っていた。


「この荷台の荷物は俺達盗賊団の物だ!」

「俺達だってこのまま雇い主の元へ帰れるか!この荷台の荷物は戦利品として回収させて貰う。」


俺は「いや俺達の物だから…。」と心の中で呟きリズベルとブルーノを左右に展開させる。


ローニャがある程度証拠の映像を記録した所で、俺とローニャが魔術で仕掛ける。


ズババババババババッ!


ヒューッドン!ズババババババババババババッ!


俺の魔術よりローニャの魔術の方が爆発が多い。

俺の魔術は単発の爆発を連射しているが、ローニャは一発の大きな爆発から花火の様に小さな爆発へと連鎖している。


「それいいな。どうやってやるんだ?」


「最初の大きな爆発の力で小さな魔術を辺りにばら撒いて連続で爆発させています。

最初の爆発と一緒に後から爆発させる分の魔術を爆発させない様に気をつけてください。」


「なるほど、魔力消費も減らせるしこれはいいものだな。」


「ええ、フレズ隊長もお上手ですね。

とてもきれいでしょ。」


俺とローニャが昼間の花火鑑賞をしている間にどんどん敵が倒れていく。


「フレズ隊長、残念ですがそろそろやめにしないと皆さん死んでしまいますわ。」


俺とローニャが花火ごっこをやめると左右からリズベルとブルーノが敵を拘束…、敵を救助?していく。


俺達が瀕死の貴族の使い走りと盗賊団を捕まえ荷台を回収してレナ達の方へ戻ると、もっと瀕死に近い奴隷商が居た。


川に縛られたまま入れられた奴隷商にレナは電撃魔術を放っていた。


それは電撃魔術で気絶すると川で溺れて目が醒める仕組みになっていた。


電撃魔術で筋肉を強制的に動かされるので、溺れて死ぬ事すら許されていない。


「もっもう全部喋った、早く殺してくれ頼む、頼む。」


「いやよ、なんで貴族の私が奴隷商のあんたなんかを殺さなきゃいけないの?

汚れてしまうわ。」

完全にレナの目が死んでいてあっちの世界へいってしまっている。


奴隷商の悲痛な叫びが響き渡り、盗賊団や雇われ兵士達も震え上がっている。


見張りをしていたサニーが俺達に気付く。

「お帰りなさいませフレズ隊長。」


「レナはずっとああなのか?」


「いえ、今迄の拷問に比べれば今は軽い方です。」


……。


レナは奴隷商の商売のルートや獣人差別禁止のこの国で奴隷商に協力する貴族の名前など全て聞き出していた。


それだけではない奴隷商の中でも限られた者だけしか知らない奴隷術の秘密まで聞き出していた。


奴隷術は奴隷商人達全ての命そのもの。

世界中の国が奴隷達に秘密を話させようとお金を積んだり、捕らえて拷問したりしていたが、聞き出す事は出来なかったはずだった。


俺とローニャはレナが聞き出した奴隷術についてのメモを分析する。


「なるほど、奴隷にかけた魔術を奴隷にかけた魔導の力で奴隷の生命を使って維持していますね。

これでは奴隷が生きている限り魔術解除出来ませんし、奴隷が死んだ後解剖しても奴隷術の秘密は探れませんわ。」


「ふむふむ。

しかも俺やローニャみたいな魔術と魔導両方とも使える人間にしか使えないな。」


「あっこれ自分にもかけられますね。」


「なるほど、だから拷問しても生きている限り奴隷商人達は喋らなかったのか。

となるとレナは奴隷商を生かしたまま殺したと言う事になるな、恐ろしい拷問技術だ。」


奴隷術に夢中になっている俺とローニャをリズベルが止める。

「フレズ隊長、そろそろレナを止めないと奴隷商がまた生きたまま死んでしまいます。」


「レナもういいぞ、ありがとう。」


「♩わっわっ私は汚れた女♫

♩ふっふっフレズにふさわしくない♫」


「おっおい、レナ大丈夫か?しっかりしろ!」


「はっ!フレズ隊長お帰りなさい。」

俺は気軽にレナに拷問を命じた事を後悔する。


「レナ、キスしていいか?」


レナの顔が赤くなる。

「こっこんな所で何聞いてるのよフレズ!」


「じゃあ聞かない。」

俺は強引にレナに口づけをした。


「ふっうぅっふうんっっ。」

レナは甘い吐息をもらす。


「なんでフレズはいつもいきなりなの。」

「いやだったか?」

「ううん、いやじゃない。」


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