『挿絵あり』ゴブリンとオークに遭遇する
これからよろしくお願いします。
貴族の女社会を表現した話で一部過激な表現がございますご注意下さい。
俺の名はフレズベルク・ドーヘンタイーナド。
現在9才。
超名門ドーヘンタイーナド家の長男だ。
俺の父の兄、つまり俺の叔父は国王だ。
叔父には男の子が一人だけなので、俺は王位継承権第3位の王子という事になる。
継承権1位でないのは残念だと思われるかもしれないが、実はすごくおいしい。
それは従兄弟の継承権1位ラインズを見ていれば、一目瞭然だった。
ラインズはわずか7才なのに全く自由がない。
たまに俺が遊びに行く事が唯一の息抜きらしい。
一方、俺は10才で結婚相手こそ決められてしまうらしいが、それ以外は何不自由ない。
地位も名誉も財産もある。
それに実は俺には才能まであった。
剣士A、攻撃魔法A、回復補助魔法Aである。
この世界では貴族は生まれた瞬間に才能を検査される。
それに合わせて教育が施されていくのだ。
つまり、俺は剣士でも、魔術士でも、回復魔導士でも、何にでもなれるという事だ。
さらに俺は超天才で、すでに軍に所属し小隊長を務めている。
もちろん家が名門である事も関係しているがこれは実力だ。
それも当たり前でここだけの話し、俺は前世での努力が神に認められて、今回の人生が与えられたのだ。
俺はわずか3才で魔法に目覚め、5才で軍に所属し、7才で小隊長になった。
顔もカッコよく当然モテモテで、7才の時に女子に呼び出されキスもされている。
本当に何不自由ない完璧人間なのだ。
今日は土曜日、街の外の湖まで行き魔物狩りをする日だ。
メンバーは小隊の5人。
天才魔術剣士のレナ、魔術剣士のリズベル、魔導剣士のサニー、魔術魔導士のローニャ、と俺だ。
これは申し訳ない気持ちでいっぱいだが、家の都合で与えられた超オーバースペックの貴族部隊だ。みんな凄すぎて職業が良くわからなくなっている。それにハーレム状態のおまけ付きだ。
俺は出発前に小隊長としての務めを果たす。
「えーまずは、魔術剣士のリズベル。
前線右側担当だ。
武器は槍と攻撃魔法。
顔は美人で身長も高く巨乳でスタイルも良い。
性格は真面目で熱血漢だ。
熱くなって敵を深追いしない様に頼むぞ。
ちなみに彼女の家は貴族だ。
本人も部隊のみんなも怪我に注意する様に。」
「イエス、フレズ!。」
「次に魔導剣士のサニー。
前衛左側担当だ。
武器は二本の短剣と回復補助魔法。
顔は美人で細身、足が長いのが特徴のモデル体型だ。
性格は明るく元気。
仲間が怪我しても落ち着いて行動する様に。
ちなみに彼女の家は貴族だ、以下省略。」
「イエス、フレズ!。」
「次に魔術魔導士ローニャ。
部隊中央担当だ。
武器は杖と弓と攻撃魔法と回復補助魔法。
顔は美人で、胸は少し大きめ、そのせいか太ってはいないがポッチャリに見える。
性格は優しくてのんびりしている。
警戒魔法を使って索敵もれの無い様に。
ちなみに彼女の家は貴族だ、以下省略。」
「イエス、フレズ!。」
「次に天才魔術剣士のレナ。
前線中央担当だ。
武器は剣と攻撃魔法。
顔は残念ながら美人で、体型は平均的9才児だ。当然胸もまだ残念だ。
性格はもちろん残念。
俺には劣るが、天才で5才で魔法に目覚め、7才で軍に所属している。
天才だからって所詮は俺以下だ。
あまり調子に乗らない様に。
ちなみに残念ながら彼女の家は超名門貴族だ。少しくらいなら怪我した方がいいくらいだ。以上。」
「ちょっとフレズ。
いつもいつもふざけんじゃないわよ。
残念って何よ、残念って。だいたいフレズは…。」
俺はいつも通りレナの言葉を遮って注意する。
「いつもいつもの積み重ねと油断ない点呼が大切だ。」
更にレナは続ける。
「仲間の胸の大きさは関係ないでしょ。」
「はじめての仲間が居る場合もあるかも知れないから使う武器や容姿の確認は重要だ。
返事はどうしたレナ?」
俺は満足し返事を促す。
「うぅ…、イエス、フレズ。」
「では次、荷物点検に移る。
みんな各武器、道具、水着は持ったな。」
「イエス、フレズ!」
「ローニャ、お弁当は大丈夫か?」
「もちろん。隊長の好きなから揚げも入ってますよ、イエス、フレズ。」
「よし、今日の我々の任務は偉大なる国王の名の下に市民の農業用水となる命綱。湖の周りのモンスターを遊撃する。
油断しない様に頼む。」
「イエス、フレズ。」
「かいもーん、開門。」
掛け声と共に城門が開き、俺達は白馬で歩き出す。
「フレズベルク様よ。今日も素敵だわ。」
「おおっ、天才と名高いフレズベルク様とレナ様じゃありがたや、ありがたや。」
「名門美人貴族小隊様だ、相変わらず綺麗だ。小隊長様は男一人で羨ましいぜ。」
俺達は喝采を浴びて街を抜ける。
ここら辺は土地も豊かで貴族平民関係なくみんな裕福だ。
国王も国民に優しく国民の人気も高い。
土地が豊か過ぎるからモンスターも寄ってくるがあまり人を襲ってこない。
モンスター達も野生の植物や動物を食べて満足しているからだ。
本来なら悪意を持って人を襲うモンスター達も満腹なら人を襲ってこない。
その証拠にさっきから動物系のモンスターに遭遇しているが、一度も戦闘になっていない。
この街周辺では、モンスターも動物も大差ないくらい大人しいのだ。
俺達は目的の湖までたどり着いた。
「やっぱり居るか。」
俺達は隠れながら湖を確認する。
オークとゴブリンの群れだ。
挿絵頂きました。
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