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誰かに

作者:


 Black Lagoon Roberta's Blood Trail OST - This Moment (Prayer in the Light)


 を 聴きながら


  **



 何の為に文章を書くのか、と考えてきたんだ


 —―それは、誰かを幸せにするためなのだと思う


 ……その誰かは、私自身も入っているから


 ……だから、やめられないんだな


 ……だから、書くことをやめられないんだな


 そう、解った気がしたんだ



 *



 ……誰かを恨むためとか、誰かにヒステリーを向ける為とか


 そんなことの為に本気で文字をつづっていると考えるのなら

 

 君は、そんなことをするのか?


 *


 考えてもみてくれ



 そんなことして、何の得があるんだ


 俺が、私が、誰かに、嫌われるだけだろ?


 ……それでも行うことに何の得があると思う?


 ……それはさ、俺や私の気持ちを慰める為にしてるんだぜ きっとな。


 *


 勝手なことを言うと笑うか?


 笑えばよい 君はそれを笑うだけの権利があるだろうさ


 *


 誰かを幸せにするために書いて居ると開き直れば


 誰かが怒ると思うか?


 偽善だと貶すと思うか?


 *


 それでも良いさ 別にね。


 俺は、私は、自らを慰め、自らを幸せにするために書いていて、その副産物として別の誰かをも幸せにしたいとも、別の誰かを慰めたいとも 企んでいる不届きものだ


 *


 それを君とやり取りしている間に気づけたから


 俺は、私は、君に感謝している


 有難う。


 


 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 拝読させていただきました。 何の為に文章を書くのか、と考えてきたんだという出だしに引き込まれました。 また、最後が温かい言葉で結ばれているところも、良かったです。
[一言] お、激しいのきましたね( ̄▽ ̄) いつか、活動報告で、過去作品を公開されてたとき、 その作品たちと比較して、 「今はやわらかい作風なんですね」的なコメントをしたのを覚えています。 その…
[一言] 短くそして良い詩でした。
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