表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パソコンが異世界と繋がったから両世界で商売してみる  作者: フェフオウフコポォ
日本での問題編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

101/166

100話 日本サイド宗教団体編 エピローグ 【挿絵あり】

やっと新規追加イラスト2枚目やで……




 オバちゃんへの嫌がらせに端を発した宗教団体の問題は、俺による乗っ取りと幹部達の病院送りで幕を下ろした。


 その後の宗教団体は、宗教法人という特殊な環境故に色々な制約があっただろうと思われたが、伊藤さんの活躍により法的にも完全に乗っ取る事に成功し、俺の物と化した。


 あまりの手際に、伊藤さんに


「神崎とかの実印とかも必要だったんじゃない?

 そういうのって……色々大丈夫だったの?」


 と、聞くと


挿絵(By みてみん)


「まったく問題ありません。」


 と、怖気の立ちそうな笑みを浮かべてくれた。


 尚、鶴来、堂下、神崎は精神病院に長期監禁コースらしい。

 これも伊藤さんが透明感の無い笑顔を全開にしながら「頑張りました」と、嬉々と報告してくれた事だ。


 ……もしかすると伊藤さんは怒らせると超怖いかもしれない。


 この宗教法人『新世界の風』は、サリーさんが『新教祖イチの指導の下』という名目で、ガンガン剛腕をふるい、前教祖が慣例としていた性的な事とか、後、性的な事とか、道に外れてそうな性的な事とか、ちょっと羨ましい感じの性的な事の一切を排除しはじめた。


 これはアデリー&サリーによる俺監視体制の活動の一環でもある。

 このサリーさんの行動の際に伊藤さんが


「宜しいのですか? ……何でしたら、私が個人的にイチ様の寝食のお世話をさせて頂きますが?」


 と何度か提案してきてくれたけど


「宜しいのです。

 結香子……伊藤さんも、もっと自分を大切にするのです。」


 と、血涙を流しながら笑顔で潔く排除を推奨した。

 きっと……いつの日かチャンスは巡ってくるさ。 ……きっと。明けない夜はないんだ!


 そしてより健全な団体と成るべくサリーさんや伊藤さんと相談しながら、いくつかのルールを決めた。

 取決めしたルールは


 ・勧誘の禁止

 ・宣伝の禁止

 ・身上を食いつぶすような過度のお布施の禁止

 (あくまでも剰余金を使う事)

 ・奇跡に関する事は一切口外無用、秘密厳守


 などだ。もちろん破ったとて出入り禁止程度の措置しかとることは出来ないし、サリーさんも『取決めをしても人の口に戸は立てられないから、どうせ勝手に増えてしまう』と諦め半分に言っていた。

 実際に信者数はじわじわと増えていた。


 宗教法人の収入については、信者には会費としてお布施を貰う形にしているが、これは年払いもし易い少額に変更し会費収入はガクンと減った。

 だがその穴埋めは『回復によるお布施』で賄っている。


 俺が回復魔法をかけるという行為は回数が多いと『有難みが薄れる』という伊藤さんの提言もあり、これまでサリーさんに卸して鶴来に高額で販売していた回復の巻物を、俺がそのまま宗教法人に流す形に変更。


 アニからは一週間毎に15本仕入れていたので、一週間毎に10~15人を選定し、有難い奇跡として伊藤さんが施し、その治す程度や相手に応じて其々に相応しい金額でのお布施を貰う形を取っている。

 詳しくは対象者の収入によるパーセンテージで算出するので、実際の金額はかなり違う。でも負担する方の痛みは一緒だ。

 ただ、中には緊急性の高そうな人が居たりもしたので、その時は俺が回復魔法をかけに出向いたりもする。


 こんなことをしていると、いつの間にか微妙に病院のような施設へと変貌してきていたので、宗教法人らしくカウンセリングやお悩み相談。EDの治療としてオークレバーの提供なんかも始めた。

 そしたらさらにじわじわ信者が増えた。特に男のね。


 こうして信者数が増えると、治療などの少人数だけが受けれられる物ではなく、もっと手の届きやすい商品……じゃなかった『授け物』があった方が金回りが良いので、ニアワールドの服屋から服を仕入れて、自然派のオーガニック100%的な衣料として販売……じゃなかった、授けたりもした。


 別にニアワールドの服を買い占めて在庫を切らし、代わりに白ブラウスとか、白ティーシャツとか白パンツとかを安価に流すなんてことはしていないよ?

 美女達の白服スケスケでウハウハやー! とか思ってないよ。


 後、俺の独断でもっと日本で売れる物があったらいいなと思って、ホールデンに相談もしてみた。

 勝手に魔力を集めて3日に1回くらいの一定周期で光る液体を開発。その液で布を染めて、勝手に光りだす神秘的なお守りを作って販売しようとして、後は縫製だけって段階まで行った時にサリーさんにバレて鉄拳制裁くらってお蔵入りした。


 冷静に考えれば、魔力で勝手に発光するような布なんか、今の日本ではオーバーテクノロジーかロストテクノロジーのどっちかになってヤバイ事に気が付いたのでちゃんとサリーさんにごめんなさいした。


 でもせっかくなので、お守りは作った。


 ちなみにお守りの中にはニアワールドの言葉で『家内安全』とか『安産祈願』とか『学業成就』って書いてもらったのを印刷した紙を入れてお守りにした。


 お守りが、まー売れる売れる。

 あ。授ける授ける。


 どうみても利益率80%余裕で超えてます。ありがたやーありがたやー。

 流石のお守り。お守りの効果は俺には多大です。ひゃっはー!


 そんなこんなで馬鹿高かった会費を削減したのにも関わらず、巻物の購入費不要、授け物たくさんで、むしろ収支は大きくプラス。

 日本でもお金に困る様な事はなさそうに思える程に儲かっている。


 お金の余裕ができたので、これまでは会社の経理を通してニアワールドで販売する物資の仕入れをしていたけれど、宗教法人を通して仕入れる形に変更した。


 大量の酒や食料品なんかの理由づけも簡単になった。

 『施し』ですってね。もうガンガン使っちゃう。経費で。


 それに伴い中村君にも少し給料上げるから宗教法人に移籍してくれない? と話したら。


「マジっすか? なんか宗教とかコエーんスけど……でもま、センパイが教祖なら、まいっか。センパイマジパネーシ。」


 と、結構軽く承諾して移ってくれた。


 そして中村君のハニートラップでできた彼女についても、しこりが残っても何なので、教祖権限発揮して信者の彼女さんを呼び出して直々に「付き合うならきちんと好き同士で付き合わないとダメよ?」と説教をして、しっかり別れて頂いた。


 別に「世界一可愛いんスよ。うへへへ。」とウザかったからじゃない。


 でも……その後なんだかんだで付き合い始めたらしい。

 まぁ少しアレだけど、いい子だものね中村君。ちっ……


 元の会社の方はと言うと、加藤さんに解決したことと業務が減る事を伝えると

 「そうですか。分かりました。」

 と、相変わらず淡々と受け答えしていて特に目立った変化はない。


 相変わらずだなぁと思いながらも、迷惑をかけたお詫びに『ドキっ! 水浴び大会全員集合!(完全版)』と銘打った、オーファン達の未公開シーンを含む水浴び動画集を隠密を使ってそっと鞄に忍ばせておいた。きっと喜んで頂けるだろう。

 ……なんせ向こうには水着なんてないから。えふんえふん


 サリーさんについては、25歳の若返りは流石に同一人物と取られる事が無く、諦めてもらい

「あ? 美容整形とエステだよ!」

 で押し通してもらった。


 これまで商談をしてきた人達や知人は、会って話をして会話の齟齬の無さからサリーさんと認めざるをえなかったらしく「どこの病院っ!?」「どこのエステっ!?」「どこの化粧品っ!!」と騒ぎだし、その結果『50歳に見えない魔女』として有名になってしまい、化粧品会社やエステから広告塔になってくれと滅茶苦茶要望が来て困っているらしい。


 正直悪かったと思う……けど、なんだかんだいって若い体を喜んでいるから最近はあまり悪いと思ってない。


 日本の方はこんな感じ。


 ニアワールドでは相変わらずの日々を過ごしている。

 変わった事は、俺自身が魔法を多少なりと使えるようになってきたので、アニに少し魔法について習い始め、魔法の応用が出来るようになってきたこと。


 ただ『あれっ? レッスンって……もしかしなくても、コレの事になるんじゃね?』と、ちょっとだけ思ってしまい、もっと違う大人なレッスンを想像したかったので頭に浮かんだけれど、すぐに揉み消しておいた。

 尚、アニとの魔法の力量差は戦車と蟻くらい違う、俺の全力はアニの準備運動程度です。こええ。


 その他にもエイミーにお願いして少し戦えるような力を身に着けようと相手をしてもらっている。

 これはアデリーとサリーに対抗する為なんかじゃないよ。

 全然違うよ。単純に自衛の為の特訓だよ。本当だよ。本当なんだよ。

 そんなことアデリが知ったらこわこわここここ


 この特訓で分かったことで、俺はエイミーをただのダメ馬メイドだと思ってたけど……この子強い。


 エイミーは木刀とか槍を使うのが好きらしく、俺は折角なので覚えたスキルの鞭を使っている。

 エイミーの攻撃は上半身がスレンダーな女の子だから、普通に振ったの受けても「イテェっ!」で済むんだけど、本気の時はケンタウロスだから馬の瞬発力が加わるのよ。


 女の子+1馬力+木刀 = 死


 ですわ。


 動かずに振ってもらったら『ヒュッ!』って音が聞こえるんだけど、本気で振ってもらうと『っボ ヒュ!』って音に変わるの。ヤダ怖い。


 おかげで時々無意識に『エイミーさん』って呼ぶようになりました。

 まぁ、それでも乗るんですけどね。揉むんですけどね。


 アイーシャとアデリーは、アイーシャが俺が実験的に持ち込む道具が面白いからか、料理を凄くするようになったくらいの変化で、相変わらず良き恋人と良き愛人として良い関係を続けている。

 


 そして、ゴードンにした借金。

 これは、あっという間に無くなった。


 というのも、カジノが大きく利を上げ始めたのだ。




次編


『ニアワールド カジノ騒乱編』


『ウサミミビッチ』ことアンジェナが吠える。

「賭け事は廃止すべきですっ!」


 そんな生意気言ってると……ウサミミハムハムしちゃうぞ!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ