森の中で
どおしてこうなった・・・、今、俺は何処だか分からない森の中にいた。
とりあえず俺は起き上がって考え込んだ。
「えーっと・・」確か・・・・・・・・・・・・・・
その日は、少し寝坊して学校に遅れかけたけど、どうにか授業には間にあって何時もと変わらない日だった。
親友の赤坂慎一郎と小学校からの幼馴染の堺柴乃と他愛もない話をしながら下校して近くの公園によってそこで・・・
!
俺は確か公園に居たはず・・ここは、どこだ・・?
「・・・全く思い出せん。」
兎に角何処か人の居る所に行こう。
自分の学生カバンを拾い上げ服に付いた木の葉を払い落とし取りあえず歩きだした。
「はあぁ・・」迷ったぁー、大体夜まで歩いて森からなんで出られないんだよ・・
ぐうううっ
「腹減ったなぁ・・」
確かカバンの中にポテチがあったはず、「ハァ、どうなるだろ俺・・」近くの木にもたれかかって学校に暇つぶしの為に持ってきた携帯ゲームの電源を入れて遊び始じめる。
ガサッ
! なんだ?野生の動物か?足元にあったカバンを拾い寄せ起き上がった。
草陰から出てきたのは、体長が3メートルは優に超える熊だった。
「は、、?」まてまて、なんで?なんで、こんなのがいるの?ありえないだろ、でかすぎ、でしょ。
グルルルルルッ
熊は、尖った爪を振りかざし襲いかかってきた。
「.....っ!?」
すぐに、飛び退いてかわそうとするも避けきれず左腕に当たった。
ベキッ!!
左腕はあらぬ方へと曲がり、血が流れていた。
アアアアアアアアアアアアアアァッ
痛い、痛い痛い痛い痛い・・・
左腕を抱えながらも走り始めた。一瞬、自分の頭の中に<死>の文字が浮かび上がり心の中で<嫌だ、死にたくない>と思い走る。
・・・少年よ、生きたいか?
?
・・ もう一度、聞こう、少年よ、生きたいか?
生きたい!!
・・ならば、我と契約しろ。契約すれば助けてやろう
契約でもなんでもするから助けてくれ!!
・・・わかった、それでは助けよう
!?
なんだ?紅い光が俺の体を包んで体の中に流れてくる・・
バシッ!
? なんだ?体のまわりを紅い保護膜のようなものが張られている
ガキンッ
熊が先ほどと同じように鋭い爪を振り下ろす、が保護膜のようなものに阻まれる。
グルルルルルルルッ
熊がとても悔しそうに唸る。ざまみろ、それにしてもなんで傷つかないんだ?
左腕も痛みが弱ってきてるし、もしかしてこの保護膜がなにか関係してるのか?
ガウッ
熊も懲りずに爪を振るってくる。効くかよ。
キイィィィィィィィン
熊の爪が輝く。なんだ?まるで爪にエネルギーが集中しているみたいだ。
ドンッ
!?
視点がぶれたかと思えば3メートル近く弾かれた。
は・・・・?
いやいや、可笑しいだろ。いや、まてよあいつに出来るなら俺でもできるはず。
えっと、多分、こう、保護膜みたいなのを拳のあたりに集中させる感じで・・。
ブウウウウウウウウンッ
お!できたぞ、でも、これだと守りが弱くなるからもう少し全体に纏わせッ!?
ブンッ
あっぶねぇ。なんとかかせたけど。
よし!なんとか形になったかな?後は近ずいて、これを決めれば、勝てる!
なんか、さっきから体が軽い気がする。これも、保護膜のおかげ?
「くらえッ」
ドンッ
渾身の一撃を脇腹当たりにお見舞いした。
ブオッ、と風が吹き荒れると、同時に熊が吹き飛んだ。
・・・・。
嘘だろ・・・。おいおい、さすがに、威力・・ありすぎだろ・・。
「はぁ、やっと倒したか」
!?
声のする方を振り向けば、そこには、17歳位の美少女が居た。
初投稿なのでいろいろと間違い等があったかもしれません。
あったら教えてもらえると嬉しいです。マイペース投稿なので投稿ペースはまちまちになると思います。すいません。