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とある貴族の成長記録  作者: 安芸紅葉
第1章 幼年期・修行
10/14

第9ページ スキル

かなり短めです。

ご容赦を。

―・―・―・―・-・-


ベンジャミン・ハイリッヒ・フォン・シュレルン 男 3歳

種族:人族

HP:4000

MP:2500

魔法属性:空間

<スキル>

格闘術、空間魔法、精霊魔法、並列思考、空間感知、魔力制御

<ユニークスキル>

精霊眼(スピリチュナー)

<称号>

「精霊を視る者」、「精霊の友」

<加護>

「精霊王の加護」


―・―・―・―・-・-


これを見たとき、周囲の反対は二つに分かれた。

驚きを露わにする母と大司教、そして、喜びを押し殺そうとして失敗し、変な顔になる父だ。


まずHPとMPの値が異常なのだそうだ。

この世界の一般市民のHPは平均で250。MPは50程であるらしい。

ただ、俺はこの父と母の子として生まれたので、ある程度多いことは予想できていたが、これほどまでに多いとは思わなかった。

これから更に成長していくものなのだそうだ。


ちなみに、お父さんとお母さんの今の数値が俺の今と同じくらいらしい。

それを知って、二人が何かショックを受けているかと思ったけど、二人は純粋に喜んでくれていた。

いい両親だ。


次の問題は魔法属性。

これで俺が魔力はあるのに一般的な魔法を使えない理由がわかった。

適正がなかったのだ。


俺の適正は、空間魔法と精霊魔法だけだった。

精霊魔法に適正がある人族は聞いたことがないと大司教は言っているけど。


空間魔法は希少属性(レアマジック)と呼ばれる属性で、現在確認されているのが10人いるかいないかなんだそうだ。

ただ、この魔法が使えるだけで、魔道具作成や、移動・運搬業など、路頭に迷う心配はいらないと言われた。

公爵家次男が路頭に迷うなんてことはないと思いたい。


空間魔法は独学で覚えるということはほぼ不可能で、魔導書という魔法指南書も一般には出回っていない。

この魔導書は、使いようによっては魔法触媒として活用でき、これがあれば魔法を使うこともできるから、当たり前といえば当たり前の高級品だ。


ただ、現在王都に空間魔法が使える大陸有数の魔法使いがいるという。

ツテはないが、アテはあるのでどうにか教えてもらえるように頼んでみようと父さん。

さすが公爵家である。


次にユニークスキル。

これは、精霊を見ることができるようになるスキルで間違いない。

本来であるならば、エルフが持っているスキルなんだそうだ。

それがどうして俺にあるのか疑問に思っているみなさん。

俺にその答えがわかるわけもなく、俺も一緒になって首をひねった。


---


「我が子供は将来とんでもない大物になりそうだな」


どうしようもなく嬉しい。

という感情を、どうにか隠そうとして失敗し、変な顔で俺を高い高いする父さん。

少し前まで、こんな感じに子ども扱いされるのが恥ずかしかったけど、今では慣れたものだ。


それに今日は、自分のことがわかって嬉しいという気分の高揚もあった。

自然と笑顔になる俺。

それにまた笑顔となりそうで、必死に隠し仏頂面をし始める父さん。

そんな風景を呆れた顔で見る母さん。

蚊帳の外にされ苦笑している大司教と様々だ。


うん。

今日も平和である。

「とある貴族の~」投稿がまちまちになってしまい、更に文量もまちまちで大変申し訳なく思っております。


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